【レース回顧】 巴賞 ラジオNIKKEI賞 CBC賞

夏競馬開催で最初の週が終わりました。
みなさんこんにちは、武田優駿です。
ホームである東京コースから福島コースへと変わり、レースの流れも大きく変化してきました。しかし自分の馬券と言えば・・・まだまだ東京コースの流れが頭に残っていて、どうしても切り替えがうまくできていないと実感しております。。。分かってはいてもラスト2Fも直線があるレース展望は抜け切れず。また雨で重・不良の馬場も有り時計のかかる馬場にも泣かされたかなと思っています。時計理論屋には辛い展開ばかりでした。

(巴賞)
レースラップが「12.0 - 11.0 - 11.9 - 12.3 - 11.9 - 11.9 - 12.2 - 12.0 - 12.2」で勝ち時計1:47.4。武田の良く言うテン2.3.4Fのテン3Fは「35.2」、上りが4F 48.3 - 3F 36.4。ズバリ時計のかかる力の必要な馬場となりました。
特に目につくのは2F目だけでこの馬場にしては早かったものの、3F目以降はあまり時計の変化のないペース、つまり息の入る所が無いままに「洋芝で稍重のパワーの必要な展開」となりました。勝ったスズカデヴィアスが59kgを背負い勝ち切れた馬場。東京コースのスピード競馬とは大きな違いだなと改めて実感。
自分の狙い馬マイスタイルは好位につけ絶好の展開かと思いましたが、力のいる馬場ではキレませんね。3角付近では徐々に手ごたえが怪しく、直線ではもうお釣り無しでした。条件戦で函館の稍重を2勝していたので馬場は大丈夫かと思っていたものの、共に逃げての2勝。このメンバーでは楽に行けなかったのは前記の2F目が「11.0」だった事。サトノフェイバーとファストアプローチがガンガンやりあったのが全てでした。この2頭共にシンガリとブービーで、あのペースを考えるとマイスタイルはあの位置取りしかありませんでしね。

(ラジオNIKKEI賞)
レースラップが12.6 - 11.1 - 12.2 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 12.4 - 11.9 - 12.2、勝ちタイム 1:49.8で上がり4F 48.8 - 3F 36.5。不良馬場で行われたこのレースも巴賞と似た感じ。ただ違うのは向う上面でペースがやや落ちた事。結果4F.5Fと12.6 - 12.5になったことが逃げたダディーズマインドが4着に粘れた要因か。それを考えるほどに勝ったブレイキングドーンは強かった。あの展開を地味なロングスパートからの自身上がり35.9。推定だが上がり4Fは47秒台なのはブレイキングドーンと後方一気のゴータイミングの2頭のみ。
自分の推奨馬ブレイブメジャーは好位2.3番手の競馬。こちらも巴賞マイスタイルと同様にこれ以上ない位置取り。だがこちらもダイワメジャー産駒でこういう馬場には向かなかったね。開幕週なので荒れてなければ重・不良も大丈夫と見込んでいたが、最後力のいる形に持ち込まれたら立つすべ無しだった。自身4角3番手で直線を向いたが、勝馬から0.7差の7着。上がり37.0では太刀打ちできなかった。この馬にはこの馬場も厳しかったが距離も1800はギリギリな感。今後はマイル路線中心で行くような気がする。

(CBC賞)
レースラップ12.4 - 11.0 - 11.5 - 11.2 - 11.3 - 12.4。勝ちタイム 1:09.8、4F 46.4 - 3F 34.9。こちらも不良馬場で行われた。左回り巧者で道悪もOK、自在性の高いセイウンコウセイがハナでレースは誰しもが考える予定通りの展開。勝馬は1番人気に支持されたレッドアンシェル、やはり前走彦根Sでの快走はここでも支持を集めたが、このメンバーで道悪はどうなのだろうとも。しかしアレスバローズの追及をかわしての勝利は今後の短距離界に大きなスター候補を見出した感じ。
今回のCBC賞、他場同様道悪競馬となったが距離やメンバー構成からして良馬場でもさほど変わらない結果だった気がする。ハナを行くのがセイウンコウセイで仮にこれが2番手としてもコウセイのペース中心でレースは運ばれるからだ。こういった馬が中心に展開される短距離レースは不良馬場でも荒れにくい。これは今後どの短距離レースでも同じだろう。


今週はラジオNIKKEI賞のブレイブメジャー単勝10万勝負に敗れた。
ここまで馬場が水分を含むとなると時計理論での予想は難しいね。
良馬場での高速決着に時計理論は本当に強いが、重・不良となると展開を含めて何に重きを置き予想するかが重要になる。
また時計がかかる馬場になればなるほど「時計が足りない馬でも足りる計算」が成り立つ。軸馬の選定はこれからも変わりないスタンスでやるが、やはり相手候補には遊び心が重要。日曜中京12Rは3連単が1・2・4着。少し手広ければ取れていたってのを何度味わってきたか。今週も、そしてこれからも、3連単は遊び心が無いと取れない。


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武田優駿
サラリーマン馬券師の武田優駿。 ラップ分析を基本としてハイレベルのレースで好走した馬を皆さんに伝える事を宿命と考えています。人気薄馬の激走を見抜く事に全身全霊で挑戦しています。