かしわ記念 2022
皆さんこんにちは、武田優駿です。
かなり久しぶりのnote予想となりますが、Twitterからアンケートが7割noteを希望される方で占められました!という訳で今回限定となりますが、noteの方に交流レースJPN1であるかしわ記念を書かせて頂きますので、宜しくお願いします。
まずこのかしわ記念の傾向ですが、ここ10年間で地方勢で勝ったのが昨年のカジノフォンテンのみ。あとは全て中央勢が勝って来たと言うレースになります。中でもゴールドドリームとコパノリッキーは2年連続でこのレースを勝ち上がっており、コース適正含めた力量が問われるレースになると思います。
船橋1,600mは中央競馬の1,600戦と比較してみて明確に差があるのは4角競馬であると言うこと。特に中央開催のマイルレースは全てが1ターン、ここが大きく違う点。今回4つのコーナーを回るため当然左回りコースへの実績も必要ですが、それ以上に求められるのは『中段より前で競馬出来ること』と感じます。とは言え今回も有力馬は皆前で競馬して好走して来た馬が殆どであり、これを逆に言うならば『前に付けられなかった場合。その時点で終わり』となるのがこのかしわ記念。
基本このかしわ記念のステップレース、中央勢は殆どがフェブラリーSからの参戦。もちろん中には他の地方交流戦からの参戦もあるのだが、フェブラリーSを使って来た一流馬と比べると絶対能力という意味での比較が重要になる。
絶対能力と言う視点で見るならばやはり中央勢の能力値はかなり高く、特にスピード面では地方勢を大きく上回る絶対能力を持ち合わせています。
ただ地方勢にとって幸いにも今回の船橋の馬場がいつも以上に『時計の掛かる馬場』になる事。3月に入れ替えた新砂の影響やここ数日の晴天でレース当日は良馬場まで回復する可能性が高い事。
今回の船橋の馬場。
レース当日はおそらく良馬場で全体的には力の要る時計の掛かる馬場になるでしょう。しかし3月の砂の入れ替え後の船橋を見る限り、余程のハイペースにならない限り後方組が届くような事は無い形。
全体のレースラップを見ても過去のレースラップと比較すると『このハイペースでも後からでは届かないのか』と思う物がほとんど。それだけ新砂の重さと深さが有り、後方組はラスト良い脚が使えず。結果前々での決着になるのが今の船橋と思います。
重く深い砂で時計のかかる馬場。
追い込みはほぼ効かない馬場である事。
道中は5.6番手以内に付けないと勝ち負けの中に身を置くことは難しい馬場、これを頭に入れた形でないと予想は組み上がらないと思っています。
また馬場と同様、もう一つ重要視しなければならない事がある。それは絶対能力の高さを保有する中央勢各馬の状態です。
上記した通り有力中央競馬は皆前走がフェブラリーSという事。マイル路線と言う意味ではJBC→フェブラリーとピークをその時期に合わせた馬が多く、今回はどの馬も皆『一息入れた後』と言う事になります。
この中央勢有力馬の取り扱い。
フェブラリーSを頂点として仕上げて来た馬が多かったのは間違い無い。では今回のかしわ記念へ向けて有力中央勢のデキを見極めるのに何を重視しなければならなのか。
『ここへ向けての調教過程』
これはかなり千差万別。
つまり大きな目標を終えた中、どんな過程で今回を迎えているのかです。いくら絶対能力を保有する馬とは言えピークの後に一息入った中からの始動戦。常識的に考えればまずここを叩いてからと言う馬が多いと言う事。そういった意味で今回の有力中央勢の調教過程、ここの熱の入れ方は千差万別となる訳で、各馬のかしわ記念へ向けた中間の調教状態が全てと言えると思います。
まとめると、
①新砂の時計の掛かる船橋は後方組ではまず届かない
②中間の乗り込み量としてここを叩きとするか勝負とするか
この2つこそが大きな要素となるはず。
かしわ記念2022。
武田の本命◎は3テイエムサスウダンです。
フェブラリーSからの参戦となりますが、今回かしわ記念へ向けての中間の調整がズバ抜けている事。
フェブラリーSの後は放牧に出される事なく在厩仕上げで、栗東坂路での時計の出し始めが何と3/13から。そうつまりフェブラリー後に身体を緩めた形跡は全く無いのです。
そして驚くのが中間の本数。60秒を切る時計を出し始めたのが3/23からで、その後も緩める事なく岩田康成騎手がつきっきりの調教をつけて来た形。
フェブラリーSの大舞台の直後から緩める事なく稽古を積んできたのはテイエムサスウダンのみであり、ここへ向けての執念は他の陣営とは大きく違います。
絶対能力と中間の内容、そして深い砂への適正も持ち合わせ先行力もあるテイエムサウスダン。勝ちに来たと言って良いと思います。
他の中央勢、時計内容や本数を見る限りは『ココメイチ!』とまでの気配を持った馬は居ません。
ソリストサンダーは遠征後の初戦、坂路58秒台1本とCWでの追い切り一本、今回はかなりキツイローテーションと中間内容と感じます。
ショウナンナデシコはマリーンカップでこの馬場をこなしての勝利。新砂の入れ替え後の馬場適正を証明済み。しかし問題はこのローテーション。
南関牝馬重賞含め連を外すとこ無くここまで来ていますし有力馬の一頭である事は間違い無い。
今回2番人気になる可能性が高いですが初の牡馬一戦級と競馬してどうかです。ただし馬場適正と言い先行能力と言い文句のつけようの無い状態にある事のは間違い無く、買わないわけには行かない一頭。
その他外枠を引いたインディ、今回は大外なのである程度スタート遅れても盛り返せる枠。
昨年のかしわ記念であの位置から3着したようにもっと前で競馬出来て居たらと声も多かったですね。
今回坂路で乗られて来て最終調整はCWの2本。栗東での時計出し始めが4/8からでソコソコの仕上がり状態。あとは時々ある出遅れ癖とテンに行けない部分がどう出るかですね。
その他地方勢、やはり筆頭のカジノフォンテン。
昨年の覇者で有り時計の掛かるこの馬場も向いていると感じます。グランドマイラーズを叩かれかしわ記念と言うローテーションは昨年同様。身体は前走時にほぼ出来上がっており予定通りのローテーションでここに臨んできた形。後は昨年ここを迎えるまでの破竹の勢いが無い点が気になるが、ここ目標なのは間違いない一頭ですが、昨年のデキと比較するなら一本及ばぬ感じ。
その他有力の中央勢、サンライズノヴァやエアスピネルに関してはいかにもフェブラリーSを使ってからここに至るまでの中間内容は緩いのが現状。そしてまた枠的な問題や脚質的に後方になる可能性が否めないためオッズ妙味を加味したとしても馬券候補からは外したいと感じます。
【かしわ記念 2022】
◎3 テイエムサスウダン
▲1 ショウナンナデシコ
△6 カジノフォンテン
馬券はズバリテイエムサスウダンの単勝勝負。
そして馬単3→1.6の2点。
久しぶりのnote予想、なんか懐かしいですね。
それでは皆様に御武運を
フォースよ我に。