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じぶんはたらき方講座2021説明会を開催しました

オンライン説明会には約30名のママが参加

9月21日(火)オンライン(Zoom)で開催された「じぶんはたらき方講座2021」の説明会。開催地の佐久市のみならず、御代田町や軽井沢町、小諸市、佐久穂町、大町市と広い地域から、定員を上回る数の申し込みがありました。

環境や条件が変わるたび、縦横無尽に形を変える「女性のはたらき方」。出産、育児、移住に加え、このコロナ禍。母である私たちは、いつも不意に訪れ何かと隣り合わせ。すでに「普通の」はたらき方の形は担保されず、あってないようなもの。

男女共同参画がうたわれる時代背景に加えて、コロナによる時勢がきっかけとなり、はたらき方の再確認・イノベーション意識が芽生えたママが、この佐久地域にも多いのではないでしょうか。今回の説明会への関心の高さが、物語ります。

説明会がオンライン開催となるのは今回が初めて。当初はワークテラス佐久でのリアル開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染警戒レベルを鑑み、オンラインに変更となりました。

当講座は、佐久市にとってテレワーク推進のプロジェクトでもあります。「この説明会がZoomデビューです!」という参加者もいましたが、事前に個別フォローを行うことで、当日は滞りなく希望者全員がオンライン上で集まることができました。

この経験が、「テレワーク」の世界と可能性を広げる一歩になったという方もいたのではないかと思います。

今年は2つのコースをそろえました

「じぶん軸ととのえ講座」は、当講座が初年度から大切にしてきた「じぶん軸」を扱います。じっくりと自分と向き合って、自分の理解を深めること、さまざまな働き方に触れて、視野を広げること。その2つの視点を持ちながら、じぶん軸をととのえていく講座です。
講師は扇本英樹さん。コーチングのプロフェッショナルで、相手を尊重し、さまざまな質問を通して相手から「引き出す」コミュニケーションを得意としています。

「基礎から『学び』『実践』する、チームづくりとリーダーシップ講座」は、すでに事業・コミュニティ・サークルなどを始めている方に向けた講座。自分が担っているリーダーという立場ついての知識や考え方、メンバーとのコミュニケーション、メンバーを活かし合うチームづくりなどを実践的に学びます。
講師は馬締俊祐さん。アフリカの貧困地域から日本の大企業まで、女性の力を引き出す教育研修を様々なフィールドで手掛けてきたプロフェッショナルです。

げんきがでるカードワークショップ初開催

当講座は、単なる座学ではありません。ワークショップを中心に進む形式であることから、毎年説明会では「対話」の体験を兼ねて、ワークショップを行っています。

今年は「げんきがでるカード」を使ったワークショップを行いました。「じぶんはたらき方講座」完全オリジナルのカードです。運営メンバーのteam OHAYASHIが、特定非営利活動法人ミラツクの研究員として、げんきがでるカードの元になった「ハハリョク」(母になった女性がポジティブに自分の持つ力を捉える)というカードを制作した南部彩子さんにサポートをいただき、佐久地域の7人の母へのインタビューをもとに開発しました。

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この講座は、「自分らしい」はたらき方を見つける場。
世の中的な正解や、他の誰かのためではなく、自分を真ん中に置いて、自分の価値観を認識する。そのきっかけとして、普段は見つめることのない、けれどかけがえのない自分らしさを見つけに行くワークショップが「げんきがでるカード」。通称「げんでるカード」です。

71枚のカードには、さまざまな感情や体験を通して、自分が大切にしようと思ったことが書かれています。自分にとって、何が心地よくてうれしいのか。

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この中から気になった3枚を選び、2人1組のペアでお互いにインタビューとフィードバックを行います。質問の一つが「カードの内容や考え方を大切にできたとき、どんな良いことがありそうですか?」

自分が大切にしたいものに気づけたとき、それを心から大切にできたとき、きっと元気になると思います。だからこのカードは「げんきがでるカード」なんです。

このワークショップの感想では「楽しかった」という声をたくさんいただきましたが、他にもこんな感想が。

「まさに元気が出ないときに見たいカード」
「話してみるとすらすらと自分の思いが言葉になって出てきて、相手の方とももっと話したくなる不思議な感覚になれるワークでした」
「今自分が大切にしたいものを自然と選んでいて、驚きました。」
「フィードバックで、自分の中で表面化していなかった思いに気づかされました。」
「自分とは違うカードを選んだ相手のことを考えるインタビューの時間に気づきがあった」

講座本編では、その価値化をより深掘ったり、「こうありたい」の姿をもっと明確にしていきます。受講を決めた方々には、ぜひ、2か月の講座を楽しんでいただければうれしいです。

今年もグラレコあります!

講座の内容をリアルタイムでイラストとコメントを用いてまとめていく「グラフィックレコーディング」。
今年もグラフィックデザイナーの江村康子さんに描いていただきます。歴代の受講生からも評判のグラレコ。この日も、終了後すぐにアップしていただきました。今にも動き出しそうなイラストが可愛らしく、とにかくわかりやすい!ぜひご覧ください。


▶今年度の講座についての記事はこちらにまとめております。


まちの広告や team OHAYASHI(チームオハヤシ)です。すてきなデザインやことばで、まつりばやしのように、この街で活動するあらゆるひとたちを盛り立てていきたいと思っています。