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じぶん軸ととのえ講座【第一回】

10/12(火)、いよいよ2021年度『じぶんはたらき方講座』の本編が始まりました。「じぶん軸ととのえ講座」は定員を大幅に超える応募があったため、急遽午前・午後の二部制での開催となりました。

今年で3年目となる当講座。これまでに48人の卒業生を輩出しています。卒業生による紹介や、チラシの配布に協力いただいているお店や施設のおかげもあり、少しずつ、この講座の投げかけるメッセージが地域に根付いてきてる感覚があります。

今年は全編オンラインでの開催。まだまだ油断できないコロナ禍への懸念という面もありながら、地域の子育て中女性に向けた「テレワーク推進事業」としての面をも持つ、この講座。リアルイベントとして開催していた1年目からの変遷をみると、この講座自体も成長を遂げています。

「じぶん軸ととのえ講座」の講師は、去年に引き続き扇本英樹(おうぎもとひでき)さん。ライターや編集などの経験を経て、現在はプロコーチとして活躍中。対話をもとに、相手の能力や魅力を引き出すスキルをたくさん持っている方です。

「じぶん軸をととのえる」にピンときた!

このコースは、すでに起業している方、就職している方、今は働いていない方、ブランクがある方、さまざまな方が参加しています。

参加動機のシェアをする中で、「じぶん軸をととのえる」という言葉にピンときた!という声が多く聞かれました。また、卒業生に勧められたという方、去年・おととしも気になっていたけど、今年やっとタイミングが合い参加できた!という方、リピーターの参加者からは、もう一度棚卸ししたい、もう一歩進みたい、という声も。

ワークに入るにあたり、扇本さんからは「普段は家族や職場など外の声を聞くことが多いが、ここでは自分の内側に耳を澄まして下さい。“自分がどうなのか”を大切に。答えを教える場ではないので、一緒に考えましょう!」という声がけがありました。

過去から今までを振り返るライフラインシート

1つ目のワークは「ライフラインシート」。生まれてから今までを振り返りながら、特に「感情が揺さぶられた出来事」を時間軸に沿って書いていきます。

個人ワークで表に落とし込み、グループワークで自分の言葉にしてシェアすると、我がことながら「わたしってこういう人間だったんだ」というのが浮かび上がってきます。

たとえば「出産」ひとつとっても、その捉え方は人によってさまざま。そこに自分が手放したくない「価値観」が見えてくることも。じっくりと過去を振り返る時間になりました。

また、昨年に引き続き参加した受講者は「去年と全然違うことを感じている!」と驚いていました。余談ですが、運営のteam OHAYASHI自身も、毎年このワークに取り組んでいますが、不思議なことに毎回違うことを書き出し、感じているんです。過去の捉え方って、未来に進むにつれて変化するということなのかな、と解釈しています。

そして、扇本さんから問いがひとつ。

「あなたの人生が一冊の本(物語)だったら、今は何章目でしょうか?」

全員が直感で出てきた答えをシェアしました。

「ライフラインシートで見ていたのは過去。このワークでは、この先の人生の広がりに思いを馳せてみる。その上でライフラインシートを見てみると違う気づきがあるかも」(扇本さん)

目には見えにくい「マインド・価値観」を言葉にする

2つ目のワークは、" 仕事"や"キャリア"においてじぶん自身が大切にしている「価値観」や「動機」を言語化するワークを行いました。自分は何がうれしくて、なにを大切にしていて、何にこだわりたいのか。ライフラインシートからの流れで、自分の原動力になっていることなどを挙げていきました。

普段、あえて言葉にしないことと向き合うので、気づきがあるのはもちろん。このワークで出てきた言葉は、今後、迷った時に立ち戻る拠り所にもなってくれます。ふと振り返ってみた時、自分を元気づける言葉たちです。

最後に感想をシェア。

「ライフラインシートで楽しいことを思い出せた!これから膨らんでいくのが楽しみ」
「ライフラインはすらすらかけて、普段から過去のこと気にしながら生きてるんだな、と思った」
「自分の転機に気付くことができた」

受講生のみなさんの表情が、講座が始まる前に比べて明るく、柔らかくなったことが、画面越しでもわかります。それぞれに気づきがあったようです。

じっくり過去に向き合った初回の「じぶん軸ととのえ講座」。次回は、「未来」や「理想」について考えていきます。

さて、次回からは、受講生がレポートを綴っていきます。
リアルな声をお楽しみに!

▼エムラヤスコさんのグラフィックレコーディングです。

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まちの広告や team OHAYASHI(チームオハヤシ)です。すてきなデザインやことばで、まつりばやしのように、この街で活動するあらゆるひとたちを盛り立てていきたいと思っています。