中年の「物忘れ」に関する解決策
前回は「中年の「物忘れ」に関する考察」という記事を投稿しました。
その場ではそれに対する対処法の話をしませんでした。話が長くなってしまうからです。
今回はあらためて私が只今試行中の「中年の『物忘れ』対策術」についてお話ししたいと思います。
それは…
「座禅」と「ふりかえり」。
「座禅」というと修行のようなイメージだったり、おまじないのような胡散臭いもの、なかには「苦行」と捉えて拒否感を示す人もいますが、私はものすごく効率的で実践的なエクササイズだと思っています。
「座禅」をおこなうことの基本的な考え方は…
「ココロ」を調えるためにまず「姿勢」と「呼吸」を調え、「カラダ」を調える。
「呼吸」を調えたうえで座る中で最終的におこなうことは「呼吸」に集中すること。
そのまえに足を組んで肩の力を抜きリラックスした状態で背筋を伸ばし、「呼吸」に集中できる「姿勢」を作り、調えます。
姿勢を調えるというと「背筋を伸ばす」「胸を開く」という動作が基本となりますが、姿勢の悪い一般人にとっては「背筋を伸ばす」体勢を維持するのはなかなか大変。「これじゃリラックスできないよ…」
一体、何のために「背筋を伸ばす」「胸を開く」か…それは「呼吸」をしやすくするためです。
「呼吸」をしやすくするとカラダの中に大量の新鮮な酸素を常に取り込むことができるようになります。これで「カラダ」を調えるのです。
私としては「背筋を伸ばして胸を開く」というイメージより「左右の肩甲骨を背中の中心に寄せて胸を開く」と肩の力が抜け呼吸がしやすくなることが体感できるような気がします。
そうしたら「呼吸」に集中し座禅を組みはじめます。
座禅中は「煩悩を消し去れ」とか「『無』になれ」と気持ちを追い込まずに、
「考えない」ということを考えない
そんな思いで、気軽な気持ちでとにかく自分のゆっくりした呼吸だけに意識を向けてください。
しばらくそうしていると、何も考えていない、意識していないはずなのにアタマの中に次から次へと色んな考えが湧いてきます。
その時にどんな想いが湧いてきたかを自分のアタマの中でしっかりと確認してください。これが「ふりかえり」です。
そのときの注意ですが、その想いが湧いてきたという「事実」だけを感じてください。決して「反応」しないでください。
たとえば、座禅中に前日に会社の上司に嫌みを言われたことを思い出したとします。
言われたシチュエーションや言葉を思い出したらそれでおしまい。「切なかった」「ムカついた」「アタマにきた」という「反応」を思い出したり、あらためてココロで「反応」しないでください。客観的、第三者的に「事実」のみを確認してください。
想いの「事実」が感じられたら、その想いの❎マークをクリックしてその想いのファイルをしっかりと閉じてください。そして再び「呼吸」に集中します。
これをひたすら自分の中で繰り返します。
ようするに無意識のうちにアタマの中で開きっぱなしになっていたファイルやアプリをひとつずつ閉じていってあげることで、自分のメモリーの容量を空けてあげるのです。
毎日習慣的にやれれば最高ですが、そんな気持ちの余裕も時間もないと思います。
「なんか気持ちがフワフワしている」「地に足がついていない」「最近ちょっと忘れっぽいなぁ」と感じたときにやってみればいいのではないでしょうか。
ただし、一回の座禅は必ず10分以上しましょう。3~5分程度では無意識の意識を顕在化させるには短すぎます。
私は「座禅」を日々の生活の中に取り入れるにあたり、私は「雲道」という座禅アプリを使っています。
ただ、「座禅」を今まで体験したことがないという方は音声だけでは分かりづらいと思います。
下記のYouTubeチャンネルでは、信州あづみ野池田町のお寺「長福寺」の住職さんが毎週月・水・土曜日の午後9:00からライブ配信で座禅会をやられています。
興味のある方は覗いてみてください。
✔️シンゲン【竹村信彦】チャンネル
https://youtube.com/channel/UCbW_IChkTGbValCG32EVo1g?si=24Hvd-vNk2cEHzQh