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いまさらきけないカーボンニュートラル
2020年10月の臨時国会で「2050年カーボンニュートラル宣言」を当時の首相がおこなって以来、メディアなどで「 #カーボンニュートラル 」という言葉を見聞きする機会が増えています。
しかし、「カーボンニュートラル」って、そもそもどういうことなのでしょう?
CO2排出量を減らすことだろうなとはなんとなく想像がつくものの、きちんと説明できる方はそれほど多くないのではないでしょうか。
「カーボンニュートラル」を調べてみると
「カーボンニュートラル」をwikiで調べると以下のように書かれています。
何かを生産したり、一連の人為的活動を行った際に、排出される二酸化炭素と吸収される二酸化炭素が同じ量である、という概念。
なんだかシンプルでありながら具体例がすぐおもいつかない内容です。
なぜエコキャンドルが「13気候変動に具体的な対策を」とかかわるのか
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さて問題です。
エコキャンドルが「13気候変動に具体的な対策を」となぜかかわるのか
わかるひといますか?
生徒
「二酸化炭素の削減に貢献しているからです」
いきなり答えが出てしまいました。
さすがよく勉強していますね
では、
エコキャンドルは燃焼するとCO2を発生するとおもいますか
アンケート取りたいと思います。
CO2は燃やせば発生すると思う人、手をあげてください。
CO2排出量はゼロであると思う人、手をあげてください。
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これ両方とも正解です‼️
燃やせばCO2は発生します
発生しますが、そのCO2排出量はゼロとして計算します。
なんでそうなるのか
エコキャンドルの原料が、廃食油を再利用したものだからです。
廃食油は何からできていると思いますか。
食用サラダ油をつかったものです。
サラダ油は何からできていると思いますか。
「 #植物 」からできています。
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このような #植物由来 の燃料が燃焼されて排出された #CO2 は #温室効果ガス 排出量として計上しないということにしています。
では何でそのようにしているのか
( ˙꒳˙ )?( ˙꒳˙ )?( ˙꒳˙ )?( ˙꒳˙ )?
皆さん #カーボンニュートラル って言葉を聞いたことありますか。
エコキャンドルと「カーボンニュートラル」
植物がCO2を吸う、吸収するのはわかりますか
(。・ω・)(。-ω-)(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
その植物が加工されて燃えるとCO2を出す、排出するのはわかりますか
(。・ω・)(。-ω-)(。・ω・)(。-ω-)ウンウン
植物は地表上にあるCO2を吸って、それを出しているに過ぎない。
この場合、地表上にあるCO2は増えてますか、それとも一定ですか
生徒「一定!」
このような二酸化炭素が排出量と吸収量が同量であり、増えも減りもしない、ゼロになっている状態を #カーボンニュートラル といいます。
植物由来のものを焼却してでる二酸化炭素は、植物により大気中から吸収された二酸化炭素が再び大気中に排出されたにすぎません。大気中の二酸化炭素は増えるわけではなくカーボンニュートラルであると捉えられ、排出量は増えないものとして計算することにしています。
植物由来の原材料であるエコキャンドルのCO2排出量はゼロとして計算されることになるのです。
化石燃料由来から植物由来で地球温暖化対策
では地表上のCO2排出量を増加させているのは何でしょう
石油、石炭、天然ガスといった化石燃料です。
化石燃料の場合は、もともと現在の大気中にはなかったCO2を地中から取り出して放出し続けることになります。使えば使うほど大気中のCO2濃度が高まることになるということになります。
100均のキャンドルの原材料にはパラフィンと書かれています。これは石油から精製したものです。
100均のキャンドルはCO2排出量を増加させています。
ですから、大気中の二酸化炭素を増やしてしまう化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)のかわりに、植物由来の燃料を使えば、出さずにすんだ二酸化炭素の分が、温暖化対策になる、と考えられています。
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植物由来は排出量として計上しない
「 #京都議定書 」においては、植物由来の燃料が燃焼されて排出された CO2 を温室効果ガス排出量として計上しないことにしています。
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https://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/data/guideline.pdf
ですから、大気中の二酸化炭素を増やしてしまう化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)のかわりに、植物由来の燃料を使えば、出さずにすんだ二酸化炭素の分が、温暖化対策になる、と考えられています。
平成29年3月に環境省が出した「 #温室効果ガス総排出量算定方法ガイドラインVer.1.0」において【3.4.1.4 一般廃棄物の焼却に伴う二酸化炭素の排出量(第 1 号ニ)】で以下のように記載があります。
参考- 13 食物くず(生ごみ)や紙くず等のバイオマス起源の廃棄物の焼却に伴う二酸化炭素の排出については、植物により大気中から吸収された二酸化炭素が再び大気中に排出されるものであるため、排出量には含めないこととされています。
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一般的に環境科学でいうカーボンニュートラルとは“炭素が中立”つまり二酸化炭素の排出量と吸収量が同量であり、ゼロになっていることをいいます。
「燃焼するときにCO2を排出するが、植物の成長過程で光合成によりCO2を吸収しているので、実質的にはCO2の排出量はプラスマイナスゼロになる状態」
つまりカーボンニュートラルとは、
温室効果ガスの排出量を完全にゼロをするというわけではなく、排出した分の二酸化炭素を植物に吸収してもらったり、回収技術などをつかって大気中から除去することで排出分を相殺し「実質ゼロ」にするということです。
植物は、空気中にあるCO2を吸収して炭素を固定化し、また放出するという過程を繰り返しており、燃焼してエネルギーとして使っても、これを繰り返し使う限りでは空気中にあるCO2が一方的に増大することはない、ということです。
これに対して、化石燃料の場合は、もともと現在の大気中にはなかったCO2を地中から取り出して放出し続けることになるから、使えば使うほど大気中のCO2濃度が高まることになるということになります。
カーボンニュートラルは、厳密には、植物由来燃料・原料の燃焼・分解に伴って排出される二酸化炭素の量を基準(排出量)にし、元となる植物が成長過程で吸収した二酸化炭素の量(吸収量)がそれと同じ量となることを指します。
脱炭素で地球温暖化対策ができるのかについては懐疑的な意見もあります。
念のため。
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