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あなたはどのように計画しますか?〜成長につながる問いかけコーチング#96

あなたはどのように計画を立てますか?そもそも計画を立てていますか?
あえて計画は立てずに過ごしている人もいるでしょう。反対に、計画はとにかく大事、計画が全てだととらえている人もいるでしょう。これはどちらが良いとか悪いとかではありません。どちらが成功するか、どちらが幸せかということでもありませんが、今日は計画についてお話ししていきます。

私もよくプランニング(計画)の指導をしたりしますが、特にスポーツの世界ではプランニングにはめちゃくちゃこだわります。ゲームプラン、トレーニングプラン、コンディショニングプランなど、計画を立てることはとても重要です。試合に対する全てのプロセスが試合までの準備という位置付けですが、その準備のひとつがプランニングです。

私がスポーツコーチングの現場でプランニングを指導する際、よくA4の紙一枚を渡して「ここに一週間のトレーニングプランを書き出してください」というワークをします。それに対してコーチの方々がどんな計画を立てているのかを観察するのですが、それぞれに特徴が出て非常に面白いです。その人の性格やチームのカルチャーによっても違いが現れます。

計画の立て方について、時間軸で大きく分けるとバックワードプランニングフォワードプランニングという二つのやり方があります。

バックワードプランニングとは、期限の決まっているゴールから逆算しプランを立てていく方法です。例えばラグビーはだいたい週末のどちらかに試合があるのですが、例えば土曜日が試合だとすると、前日の金曜日にはここまで仕上げて、前々日の木曜日にはここまで仕上げる、そのためにはオフの日をこの日に入れて〜と試合のある日から逆算してプランニングしていきます。

フォワードプランニングとは現在から未来に向かってプランニングしていく方法です。月曜日にはこの練習をして、その上で火曜日にはこんな練習を取り入れる。そのように積み重ねてプランニングしていきます。

スポーツの話を例にとってみましたが、ビジネスに置き換えても、一週間後の大きなプレゼンに向けてのプランニング、製品を作る上で納期をいつに設定するかのプランニングなど、逆算型のバックワードプランニングが適切なのか進捗型のフォワードプランニングが適切なのか考えることもあるでしょう。

もちろんどちらかに優劣があるわけではありません。どちらにも場面に応じてメリット・デメリットありますが、大切なのは行ったり来たりすることだと思います。人によってはプランニングの仕方に得意不得意があって、バックワードじゃないとできないという人もいるかと思いますが、何度も行ったり来たりすることで見えてくるものがあります。私自身もプランニングする際は両面から行ったり来たりして考えるようにしていますし、指導する際にもポイントとしてお伝えしています。

実際どちらかが得意なのかというと、おそらく私が得意なパターンは逆算方式です。見えているゴールに対してワクワクしながら、逆算してプランニングすることでよりリアル感が増してくるように感じます。逆に限界が見えて来ることもありますが(笑)

何事もそうですが、行ったり来たりして広い視野を持つこと、また、最高の状態と最悪の状態をプランニングすることはとても大切です。何が起こってもうまくいくように徹底的にプランニングしましょう。

あなたはどんなプランニングをしていますか?色々なバリエーションがあると思いますが、自分にあったパターンを見つけてみてください。そして、ぜひ一日、一週間、一ヶ月など色々な単位での計画もしてみましょう。

※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。



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