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あなたのセントラルクエスチョンとは?〜成長につながる問いかけコーチング#63

あなたのセントラルクエスチョンは何でしょうか?
「セントラルクエスチョン」と言われても一体何のことだかわからないかもしれません。セントラルクエスチョンとは言葉の通り、中心となる問い。あなたの自己を確立する、人生のテーマとなるような問いです。

セントラルクエスチョン、この言葉はもともと映画や本、ドラマなどのストーリーを作るときに使われる言葉です。そのストーリーで最後まで問いかけるものはなんなのか。例えば恋愛物語なら「この二人は本当に結ばれるのか?」とか、ヒーロー物語なら「正義の味方は本当に鬼を退治できるのか?」など、シンプルに、主人公がこの後何の問いを解決するために動いていくのかというのがセントラルクエスチョンです。

では、あなたの人生のセントラルクエスチョンは何でしょうか?世界中の敵をやっつけていくのか、世界中の仲間と一緒にチームを作っていくのか、世界にたった一人の運命の人を見つけるのか。一人ひとり違って当たり前、みなさんにとってのセントラルクエスチョンがあるはずです。この問いをどこに立てるのかによって、日々の行動も変わってくるはずです。

もちろん、ほとんどの人は今まで考えたことのないことだと思うので、自分のセントラルクエスチョンは?と問われても、すぐには答えられないかもしれません。これも昨日お話しした内なる価値観と非常に似ています。

内なる価値観を発見するには、あなたの尊敬する人を考えることで紐解いていきましょうと話しましたが、セントラルクエスチョンについては、あなたの好きなドラマや映画を思い浮かべることで、見えてくるかもしれません。

私はあまり映画を観ないんですが、以前海外出張の長いフライトの中で観たひとつの映画があります。『ホース・ソルジャー』という映画です。
この映画のテーマは「武器は魂と馬だけ、隊長は戦闘経験なし」というもの。9.11の後、5万人の敵相手にわずか12人の戦士で臨み、実際に成果を収めて帰国するという実話を基にした物語です。彼らはアメリカの特殊部隊班で、命の危機に晒されながらも極秘で任務を遂行。素晴らしい成功を収め、本来であれば国の英雄になるべきであるが極秘任務のために、今ではひっそりと暮らしているというストーリーでした。

戦闘経験もなく、武器は馬だけ。極秘であるがゆえに帰ってきても名誉を与えられるわけでもない。それでも、自分たちの使命感を感じて5万人の敵に対してたったの12人で挑み、決断を繰り返しながら勝利し帰ってくる。
私がこの映画に惹かれたのは、こんな逆境の中でもあきらめずに最善を尽くすこと、仲間を信じ、繋がりを大事にすること、地位や名誉関係なく使命感で動くこと。そんなところに惹かれたのだと思います。

この映画を通して私のセントラルクエスチョンを考えてみると、勇気や覚悟、責任感・使命感、信じる力というようなことが私のセントラルクエスチョンの答えになるのだと思いました。

さて、あなたのセントラルクエスチョンは何でしょうか?ぜひこの問いの答えを考えてみてください。

※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。


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