マウントを取る人の対処法とは?〜成長につながる問いかけコーチング#90
マウントを取る人、みなさんの周りにもいませんか?
今日はこういった人への対処法を考えていきたいと思います。
あなたは周りにいるマウントを取る人をどのように対処していますか?もちろん、そんな人は周りにいない方が幸せですし、自分自身もしないように気をつけなければなりません。
しかし、やはり色々な人と仕事をしたり接したりしていると、多かれ少なかれマウントを取りに来る人は一定数います。自分が優位に立っていることを表してきたり、行為を上から被せてくるなど、マウントの取り方もさまざまです。不思議なことに、あの人はやらないだろうと思うような人でも、ある特定の人に対してや特定の場面においてのみ、やってしまうことがあります。
私自身で言うと、マウントを取られやすいキャラなのか、昔からよくそういう場面に遭遇します。これまでの経験から言うと、頑張って取り返そうと同じ土俵に立って競走し始めると、ほぼ不幸な結果に終わります。
だいたいマウントを取るような人は、周囲に認められたいという承認欲求が強かったり、相手を陥れたり自分が優勢であることで自分の不安を解消するというタイプの人が多いです。もしくは、飛び抜けて自信がある人、自分以外を自分よりも位の低い人と一括りに考えているような人にとっては、それは自然な行為なのかもしれません。
しかし、多分この感情は誰しもにあり、ゼロになることはないでしょう。もしかすると、こうして語っている私にもどこかでマウントを取りたい気持ちがあるかもしれません。
このように誰にでもこういう感情はあるんだと思うと、もしそういった人と遭遇したときにも「今日はたまたまマウントを取りたい気持ちが強いんだな」「もしかしたら本当は自信がないのかもしれない。だったら自信をつけさせてあげよう」と考えると良いかもしれません。
本当は自信がなくて不安だったり、自慢したい、すごいと思われたい。自分を肯定してくれる環境が足りていないのかもしれない。こう考えると、競い合うのではなく、相手をちょっと承認してあげるような、そんな行為をオススメします。
戦い出すとキリがありません。私も過去を振り返ると「売られた喧嘩を買う」ように競ってしまったことがあるかもしれません。しかし今冷静に考えると、相手がなぜそういう感情を持ちマウントを取ってしまうのか、その背景を考えたり、自分自身は同じようなことをしたことがないか、反面教師にして考えてみると、相手にもちょっとした愛情を持って接することができます。
「いやいや、仕事ではそんな悠長なことを言っていられない。マウントを取られたら取り返しに行かないと出し抜かれてしまう」と思うかもしれません。しかし裏を返せば、だからこそ広い視野と長期視点を持って対処できると良いと思います。
繰り返しますが、これは誰にでもある承認欲求からくる行為です。あなた自身も肝に銘じておきましょう。そして、もしもマウントを取る人に遭遇した場合「この人はなんでマウントを取ってしまうんだろう」と、少し見方を変えて接してみてはいかがでしょうか。
※ 本記事は、中竹竜二Voicyチャンネル『成長につながる問いかけコーチング』より、内容を再編集し、記事化したものです。
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