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年明けオーディション

先日 12月17日(日) に年明けオーディションが行われた。全28バンドエントリー(うち自分のバンドは5バンド)、合格は6。結果は1バンド、同率1位合格を果たした。自分の5バンドのうち 唯一ボーカルでエントリーしたFujii Kazeのコピーバンドで 1位を獲得した。

ベーシストのエースの“禁断の移籍”、ボーカルのエースの“有給休暇”のなか、新入部員も積極的にエントリーし、最終的に28バンドによる争いとなった。今回のオーディションより新幹部による運営となったが、トラブルなども重なり、約8時間半にも及ぶ長丁場。自分の5バンドの出順が見事に分散し、なんとなく間延びした雰囲気と教室内の空気の悪さにコンディションを崩した。頭痛薬も効かず、そのまま結果発表を迎えたので、1位で自分のバンドが呼ばれた時は どっとなにかがのしかかったような感じで あまり声が出なかった。恐らく 安心した、という感情が1番だったと思われるが、ふつうにコンディションがダメだったのでよくわからない。大切な仲間、同期たち全員の結果が良かったわけではないし、迂闊には(手放しには)喜べない雰囲気を感じつつも、純粋な安堵の心持ちだったと思う。

学祭音源審査後ほどの重い雰囲気はなく、同期のみんなでラーメン決め打ちできたし(自分は最近ラーメンを食べすぎているので申し訳程度の油そばで失礼します)、そのあとスーパーに行ってみんなで買ったアイスは 愛す… という感じだった(しょーもないけどまじでこれ)。生きているという感じをひしひしと感じた。コンディションを戻すべく油そばは(逆に)大盛りにした。結局とにかく外が寒すぎてよくわからなくなった。特段酒も進まなかったが、その場にいるだけで 明らかに 自分は必要だった。珍しくそう思えた。先述の通り、みんながみんな良い結果を得られたわけではないし、自分も1つしか受かっていないから 無責任には感情を表現できないけれど、いい1日だったなという純粋な感情を抱いた。そのまま よいお年を としてくれ。年明けオーディションなので ふつうに年明けるべき。

2バンド同率1位で 自分のバンドが先に呼ばれたので、あとに呼ばれたバンドのほうが(雰囲気も相まって)1位という感じになったが、自分がトップであるのは恐れ多さが勝ってしまうタイプなので 正直ちょうどよかった。トリももう1つのバンドに託そうと思っている。これは漢気でありながら、自分のライブの方向性や、もう1つのバンドに対するリスペクトでもある。そのもう1つのバンドは 米津玄師 のコピーバンドなのだが、こうしてソロアーティストのコピーバンド2つがトップになるというのも 個人的にはなんだか感慨深かったりする。今までの軽音だったら到底有り得なかったことなんじゃないかな。

同期のギタリスト絶対的エース が2バンド合格であることが物語っているように、多くの後輩が頭角を現し 台頭してきていることは 部活としてとてもいい兆候であると思う。だからこそ負けられないし 負けたくない。まさに実力拮抗。結果としても突出していたバンドはなく、票もかなり割れたようだ。そのわずかな差を決める部分で 自分は勝負できたと思っている。だからこそ嬉しかったし 安心した。自分は、今回わりとその わずかな差 の基準を明確にして審査したため、メンバーのバランスなどはあまり考慮せず純粋に票を入れたが、結局のところ 好みだったり その人の感性だったり 純粋な“ライブで見たい!”という思いだったりが、勝負を決するのだと思う。実力が拮抗していたのだから、その点は仕方ないと思うし 決して間違っていないと思っている。エントリーするバンドの色も 審査の仕方も 多様化してきていることが 票が割れた結果として表れているのだろう。

ボーカル1バンド、エレアコ1バンド、そしてキーボード3バンド。多くのバンドでコーラスも担当し、いまの自分ができることをすべて表現したようなオーディションになった。合格したボーカルバンドを除いた4バンドは、いずれもボーカルが同じ たいせつな同期だったので、いい結果が得られず悔しいし申し訳ない。それでも、結果発表後も同期の中で明るい雰囲気をつくってくれ、同期として決して欠かすことのできない存在であることを改めて実感した。ENFPだから、では形容しきれない、人情味あふれる人となりに感服。だからこそ、合格した身に恥じぬよう、精一杯音楽で表現したい。

合格したバンドのルーツやこれまで、そしてこれからのこと についてはまた別の記事に残そうと思う。

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