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100kmウォーク振り返り
やったー!
Team KDY誰も欠けることなく無事100km歩き切りました!
タイムは25時間14分
本当に嬉しいです。
そして、本当に疲れました。まさにEXTREME!
今回は25時間にもわたる長時間のウォークをTeamKDY代表の角谷目線で振り返っていきます。
100kmの道中の心境の変化をお楽しみください。
立役者
振り返りの前に一緒に歩いた踏破の立役者となるTeam KDYメンバーを紹介します。
1人目は「タフマン」こと朝田さんです。
このTeamの事務担当であり、ウォーク中は伴走サポート・撮影・発信・お笑い・メンタルサポート担当として重い機材を担ぎながらも多くの役割を1人で担い、癒しの声でTeamのことを後方から支えてくれました。
2人目は「鉄人」こと秋葉さんです。
僕と同じロービジョンでありパラトライアスロン選手。かつてはロービジョンフットサル選手として共に世界と闘ったメンバーです。とても熱いメンタルの持ち主です。この挑戦にも一つ返事で「やろう!」と言ってくれたまさに鉄人チャレンジャーです。
この「タフマン」・「鉄人」・「黄色が似合うお調子者」の3人で100kmに挑みました。
緊張と不安
スタート前日は夜までTeam KDYの事務作業をやったり、気持ちを落ち着けようとYoutubeを見たりと結局1時ごろまで寝れませんでした。
スタート前夜からなぜか緊張していました。
頭では「試合とか競争じゃないから緊張しなくてもいい」と言い聞かせていたのですが、この挑戦にかける気持ちの表れか、頭では分かっていても、気持ちが落ち着きませんでした。
なので、スタート前は緊張をごまかすためにいっぱい喋り、ストレッチをし体を動かし続けていました。
楽しさ
天気は快晴
気温は少し涼しいくらいで適温
風も程よくウォーキング日和でした。
これだけでも、気持ちいい気がしませんか?
スタートして5kmくらいまではこの気持ちの良さで話が弾みました。
ふと気づくと、1kmの想定ペースより相当遅いことに気付きました。
みんな:「あっ、やば」
角谷:「さー、少しペース上げますよ!」
の一声で、ギアが切り替わりすたすたとスピードアップ
そのおかげか、ペースは良くなり前にいる人をごぼう抜き!
16km地点では家族の応援に力をもらい、その後は海を横目に「気持ちいいね」っていう余裕も
そんな様子でなんとか第1CP(22km)到達
お目当てのカレーパンを食べ幸せでした!
そこからは、ずーっと海沿い
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天候も変わることなく大磯→茅ヶ崎→江ノ島
![](https://assets.st-note.com/img/1668697330093-bOCRkhlSnx.jpg?width=1200)
そして夕日
![](https://assets.st-note.com/img/1668698175022-KIB2WOekTE.jpg?width=1200)
もちろん足は疲れていましたが
「あー気持ちいい」の連続でした。
そんなこんなで第2CP(34km)到達
僕も、せっかくの瞬間だから第2CP(34km)では江ノ島と夕日を写真に納めたくなりカメラを握る手に力が入ってました。
ここからは日が沈み、ナイトウォークの始まり
「ここからが100kmウォークの醍醐味や!」
とか冗談も言いながら夜の街を進みました。
この時点でだいたい40km地点
特に代わり映えのない夜の道ですが、ここから深夜も夜の街を歩くと思うとなぜかワクワク感もあり楽しい気持ちになっていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1668698950417-COhTa8CcJh.jpg?width=1200)
焦り
50km手前くらいから気づきはじめました…
「なんかスピードが上がらない」ということに
しかも、足がきつい
このペースで大丈夫か?
でも、どうにかなるか?
休みの時間を調整すれば時間の貯金を残せるか?
僕の中で焦りが生まれ始めていました。
と、思いながらようやく第3CP(54km)到達
ここではAshiraseの千野さんがデバイスのセットアップと応援に駆け付けてくれました。
ここから「あしらせ」を装着、千野さんと話ができ、心も穏やかになりましたが、ついにCPを出るのが想定時間を過ぎていました。
この頃、僕はさらに「やばい、やばい」と焦りが強くなっていました。
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そして…
残り40kmで制限時間12時間を切った頃には、もちろん安全が第一と考えてはいたものの、「ラストスパートでどうにかなるもんじゃないから、ここでペースを落とす訳にはいかない。」の一心で、時間のことしか考えられていませんでした。
この頃から口数も減り黙々と進む時間が増えてきました。
反省
元々楽しみにしていた横浜みなとみらいの観覧車の記念撮影も焦りからスルー、第4CP(68km)では「休憩を短めにしないとやばい。ラーメンはやめよう。」と、休憩時間を短めにする判断をしましたが、メンバーと相談しラーメンは食べることになりました。
この時は、TeamKDY代表として時間内にゴールしないといけないとより強く思い、焦り過ぎていたと反省しました。
名所が沢山あったのに記念撮影も出来ませんでした…
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![](https://assets.st-note.com/img/1669130740020-kAZqmyvJSX.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1669130795853-b277DWueTK.jpg?width=1200)
第4CP(68km)にも千野さんが駆け付け応援してくれました。
別れ際
千野さん:「第6CP(86km)で会いましょう!」
この言葉で再びエンジンに火がつきました!
信じる
第4CP(68km)以降、寒さ、疲労、眠気から第5CP(79km)までにコンディションが不安定となるメンバーも…
この辺りから、Teamで相談し時間は考えず歩けるペースで歩くこととなりました。
Teamの回復を信じる区間でした。
絶対にゴールをしたい!
でも、コンデションを維持することが大切
休みたいけど、ラストスパートでどうにかなる距離でもない
どうしよう?
とにかく、Teamを信じるしかない!
僕はこの辺りで、100kmウォークの難しさを感じていました。
進め!
Teamを信じ一歩一歩
ようやく第6CP(86km)到達
と同時に、千野さんとの約束を果たせました。
もうあとは行くしかない!
第5CP(79km)から第6CP(86km)の7kmは3時間かかりました。
残り14km。あと6時間
いよいよ追い込まれました。
ここからがTeamKDY「タフマン」・「鉄人」・「黄色が似合うお調子者」の意地の見せ所。
![](https://assets.st-note.com/img/1669130458911-QAY8bfH3Tf.jpg?width=1200)
目標ペースは決まったので、ペースを見つつ
角谷:「行ける。行ける。ゴールできたら嬉しいっすね!」
とにかく前に進むことだけを考えていました。
足は重く、だるく、痛く、硬く
気持ちで前に!
ゴール! その時の気持ちは・・・
ついに、ゴール間近!
元々踏破するとどれほどの達成感が味わえるのか楽しみでした。
11/13(日) 10:14
スタートから25時間14分
ゴールしました!
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感想は
「ホッとした。」です!
個人的には達成感以上に「ホッとした」というのは意外な感じでした。
それも道中色々あったからかなと思っています。
何はともあれTeam誰も欠けることなく歩き切れて本当に良かったです!
そしてフィニッシャー賞も無事獲得できました!
感謝
サポート・支援・応援していただいた皆さんに感謝しています。
ありがとうございました。