2hours-妄想コンペ#2「Renta!を救いたい」
前回はレナウンさんを私たちなりに救ってみたのですが、いかがでしたでしょうか?
今回からしれっとタイトルを変えているのですが、実はこの取り組み、週に1時間×2回の2時間という短時間の中で、ギュッと思考を固めているんです。(もしかするともっと短時間でもいいかも?)短時間で思考するからこそ、この思考の繰り返しがとっても訓練になります!
それでは、今回の2hours-妄想コンペのお題は
本日のお題:株式会社パピレス 電子書籍レンタルサイト「Renta!」
お題はまたしても販促コンペから頂戴しました。
色々な漫画アプリやサイトがありますが、皆さんはRenta!を使ったことがありますか?
詳細はこちら :販促コンペ https://hansoku.co/theme/128
全体設計
課題
課題は、課金をしてもらうためには、コンテンツの内容を見て続きを読みたいと思ってもらわないといけないこと。漫画アプリやサイトが多く存在する中でサービス内容といったハードの部分で差別化するのは正直もう難しくなってきています。(ジャンプなどの大きなブランドがあればまた別ですが、ほとんどのサイトやアプリはユーザーにとって大して差がないのです。)
ターゲット/インサイト
ターゲットは、普段から漫画はデジタルでも読むが、基本的には課金しない人(まさに私自身です。笑)
試し読みは読むんだけど、課金するほど続きが気にならない。友達や同僚にお勧めされたら、「読んでみるか」と課金する。といったような、コンテンツの面白さだけでなく+αのプッシュがあって初めて課金する人にフォーカスを当て、”レンタル”という課金よりハードルが低いものだからこそできるパーセプションチェンジを行えないかという発想です。
デジタルで漫画を読むことに馴染みがない人をターゲットにすることも考えたのですが、そもそもこういった人は試し読みすら読まないので、コンテンツの面白さを理解してもらうにはハードルが高いと感じます。
パーセプションチェンジ
ターゲットのところでも少しお話ししましたが、大半の人が”漫画の試し読みは読むけど課金まではしない”という考えがあると思います。でもこの人たちも続きは気になっているんですよね。ただ、そこに紙の漫画を買うようにお金を払うほど信用していないというか、
「ジャンプのようなA級漫画ではなく、ネットでしか見ないB級漫画にお金を出して失敗したくない」
というインサイトはあるのかなと捉えました。
でも、ここで生きてくるのが、”レンタル”という仕組み。
「100円とかで一冊読めるなら失敗してもいいか」って。
例えるなら、本当に気になる映画は映画館に行きますが、ちょっと気になるなぁくらいの映画ならレンタルする気持ちと同じですね。
その気持ち違いを使って提案にしてみることにしました。
施策イメージ
コアアイデア
コンセプトを基に、どうやったら試し読み以上に気になってもらえるようなものを提供できるのかを考え、出てきた意見が、
「髪に芋けんぴついてたよ。ってやつとか流行ったけど、前後のストーリー気にならない?」(覚えてる方いますかね?)
あんま有名じゃない漫画だからこそこういうシーンってあると思うんですよね。こういうのを見て、「いや、どんな展開やねん」って思わずツッコんででしまうと思うんですが、このツッコミを”気になる”に変えられたらなと。
そこで出てきたのが、”bokete”を使う。
こんなやつです
この仕組みを使うことで、面白い内容の漫画はさらに面白くなるし、普通の漫画も面白くすることができる。しかも1シーンのみで。
また、現在Renta!を利用している人にお題を考えてもらうことで、どの漫画が面白いかのレコメンドにもなる。というアイデアに。
コミュニケーション接点
やはり漫画で大切なのは、レコメンド。
そしてこのboketeの仕組みに必要なのは、人から人につなげられるかどうかということ。
上記の2点を踏まえてこのネタのようなものが受け入れやすいTwitterを選びました。
キャンペーンコピー
大喜利のつづきは、Renta!
上記の接点においてのキャンペーンコピー。「マンガ読むなら、Renta!」という現状のコピーは多くの人の耳に馴染んでいると考えられるので、寄せることで、違和感なくRenta!というサービス名が頭に残るように。そんなコピーです。
今回で2回目の妄想コンペ、いかがでしたでしょうか?
この手の業界はなかなか差別化しづらく、難しかったため、見落としている点などもあるとおもいますので、よろしければ皆さんのご意見もお待ちしております!
チームハバネロ🔥