The 3D Art of Buttons: Sesame Part.7
ギギです。前々回に続き、目的のポーズがとれるように目指していきます。
それまでの記事はこちらから
リグの構築
ウェイトマップ
モデルの調整へ・・・
さて、前回の最後の画像とラフスケッチを比べてみましょう。
1. 体の布感じがほしい(?)
2. 手が短い
などの違いがありますね。1はイメージを近づけるために必要かもしれませんが、2がそもそも違いすぎて、目的のポーズがとることができてません。
ここを調整して、再度ポーズをとらせてみましょう。
再調整前との比較
左が変更前で、右が調整後のやつです。
大体、腕の長さを倍ぐらいにして、再びポーズをとらせてみます(筆者のソフトウェアの技量的な都合で制作環境がLightwaveからModoに移っています)。
ポーズの仮組み!
どうでしょう!両手で釣り竿を握れるようになりました!比べてみても随分とイメージ画像に近くなったのではないでしょうか。
歪みの調整
さて、ここから更に調整していきます!
一見よさそう、もうこれでプリントしてみたいなと思う状況までいったと思いましたが、ぐるぐる回してみると…
このようにゆがんだ部分などがでてきます。
前回紹介したウェイトマップの修正などで、ある程度は改善できるのですが、今回はせっかくなので、手動で修正することにします。
使用するツールは、スカルプトツールというもので、頂点をまとめて移動などをさせて、粘土細工のような感覚で、ゆがみのあるところ直していきます。下の画像の例だと赤村氏黄色の円形の範囲をグイグイと動かしたり、へこましたりして、形を整えていきます。
そして、形を整えたものがこちらになります!
どうですか?だいぶ不自然なゆがみなどがなくなったと思いますし、体も布感がでましたね!
改めて、目的の角度から見てみましょう!
これらならプリントしても違和感がなさそうです!
というわけで、いったんモデルのポーズが完成したとして、プリントの方に挑戦していきたいと思います!
次回もお楽しみに!
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