「エッ? 瓦に穴を開ての配管ルート?」
ブーム以降、故障ソーラーの多くが放置、残ったまま!約3000件強!
使わず「放置」されている太陽熱ソーラーの撤去のご依頼が、今、激増しています。
かつての「ソーラーブーム」から、25年〜35年経過。耐用年数が過ぎ、修理せず、そのまま放置されたままのお宅が、当社の調査では、福山中心の備後地区で、およそ3000件以上の残骸が残ったままです。
※データが取れていない箇所がまだまだ多く残っているので、実際には、5000件程度あるかも知れないとのイメージを持っています。
太陽熱ソーラーの専門店、Team朝日エコです。
なんと、瓦に「穴」?
福山市新市町のK様宅。
1988年に取り付けられていた太陽熱ソーラーの残骸の撤去を依頼された際、驚くべき施工状況に出くわしました。
薪の釜焚きの煙突跡のように見えるセメントで埋めた部分。
驚いたのですが、その上の瓦には2箇所の「穴」が開けられており、ここ給水配管と給湯配管が通され敷設されていました。
割れた瓦の跡?
また、おそらく穴を開ける過程で瓦が割れたと想定され、その部分はコーキングで簡易補修をされていました。
驚きましたね。これでは、雨漏りを誘発してしまいます。
K様にお尋ねしたら、
「そんな事、聞いていない。説明無かったから、知らなかった。」と困惑の表情。
劣化促進工事だと言わざるを得ない
屋根の下の部分からはヒビ割れが見え、雨水が侵入しているからこそ現れる兆候である緑青や苔の跡も確認できました。このような状況は、早かれ遅かれ、モルタルの更なる劣化や雨漏りを引き起こす大きなリスクとなります。
K様、「雨漏りだけは、しないようにお願いね。」と、とても心配されていらっしゃいました。
瓦に開けられた2つの穴は、将来的なトラブルを防ぐために、しっかりと処理を施しました。
ソーラー専用カランの処理は?
残骸を取外し撤去した後、風呂場に太陽熱ソーラー専用のカランの不要な止水をしました。
このカランは、水道の供給、給湯、太陽熱ソーラーへの給水と給湯が一括で可能となるものなので、太陽熱ソーラーで使っていた配管のみ止水をしました。
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