水漏れ修理!タンク割れも?
福山市内のK様から "LINE" で問合せ頂きました。
「結構な年数経過の太陽熱ソーラー(温水器)からの水漏れですが、修理は出来ますか? 無理ですか?」
との内容です。
LINE友達に登録して頂き、写真を添付して下さったので、現場へ赴く事無く対応出来ました。
そのLINEでのやり取りは下記リンクから↓↓↓
水漏れの原因は?
水漏れの原因で一番多いのは、太陽熱ソーラーへ給水して貯湯タンク内が満水になったら、ストップ(給水を止める)させる、"ボールタップ" などの消耗品の劣化です。
消耗品には、ボールタップ以外に、この度の記事で取り上げた、パネルと貯湯タンクを繋ぐ、"ジャバラゴムホース" 。
熱く沸いたお湯を優先的に給湯する、"フロート給湯ユニット" などがあります。
この度は、ジャバラゴムホースと、ジョイント金具の緩みでした。
ボールタップ交換の記事はコチラ↓↓
「1990年前後に設置したかなぁ?」とK様。
こちらのK様宅は、長府製作所の太陽熱ソーラー(温水器)です。
30数年経過ですが、まだまだ現役で活躍しています。
太陽熱のタンクの素材は、"高密度ポリエチレン製'' です。プラスチック素材のようなものです。
かなり年数が経過し劣化も進んでいるので、ヒビが入ったり、割れやすく脆くなっています。
従って、慎重な対応が必要です。
水漏れの原因は?
水漏れの原因は?
温められた湯が貯湯タンクに上がる "通り道" の(パネルとタンクを繋ぐ)、ゴム製の "ジャバラホース" の劣化でした。
交換すべき部品は?コレ↓↓
ジャバラホース交換終了!
4本セットで、ジャバラホース交換をしました。
抜いた「水」を再び、貯湯タンクへ給水します。
更に、タンク割れが!
このくらい(30〜40年前)の年数が経つと、太陽熱ソーラーの劣化もあって、触っただけでも、タンクにヒビが入ったり、割れるリスクは高いと言えます。
既に、「ヒビ割れ」ています。(↑写真)
なので、これ以上のタンク割れが進まない様に配慮しなければなりません。
空にしたタンクに給水!
ジャバラホースを交換したら、太陽熱ソーラーに給水をする訳ですが、
満水になったら、ボールタップと言う、ストッパーが、ちゃんと作動するか?
また、その圧力で、更にタンク割れが進まないか?確認します。
既にタンク割れがあるので、とても恐いです。
本当にドキドキでしたね。
満水にしたら、ジョイント金具から水漏れ中!
太陽熱ソーラーの本体と配管を繋ぐ、ジョイント金具がゆるんで、少しずつ水漏れしているようです。
配管は、保温材を巻いてある中へと漏れるので、なかなか漏水には、気付き難いと思いますね。
更に、ジョイントの "ネジ" は、時間とともに、次第にゆるむ事はあっても、自然に "固く締まる" と言う事はありえません。
なので、タンクが割れが拡大するリスクが高く、漏水したまま、放置は出来ないので締め直しを余儀なくされました。
とても恐いですが!
タンク割れに至らない様、タンクに圧や力が伝わらないように、慎重に、慎重に締め直しました。
息を止めて、慎重に!ほんまに、ビビったー。
止まったー!
なんとか、水漏れは、止まりました。
本当に、「ヤッター!」ってな感じで嬉しかったですね。
ヒビ割れしていたタンクには、緊急避難的に "シリコン" で "厚く" "コーキング" をし、固めて終了しました。
綱渡りの修理でしたね!
この度はなんとか修理対応できましたが、多くの場合、タンク割れを、拡大してしまうリスクは「大」です。奇跡的だと思います。
それと、
タマタマなんですが、
●タンクが満水になったらストップさせるボールタップの止水位置が、タンクの亀裂箇所よりも下部だった事。
●締め直したジョイント金具のネジ山が正常に操作出来、しっかりと締め直せた事。
●タンクのヒビ割れたところが崩れる前にコーキングで固められた事。
などが上手く重なり、結果対応出来ました。
本当に、運良く、高いハードルの問題点、全てがクリア出来た、レアなケースだと思います。
この度と同じような症状であったとし
ても、修理可能か??と言われた場合、現実には難しいと言わざるを得ません。
なので、本当に良かったです。
「新しく交換する時は、頼むで!」
K様、「流石、専門店じゃ。」とお喜び下さいました。
更に、K様のお母様、曰く、
「(修理した太陽熱ソーラーは)長く使えるとは思って無いし、
そろそろ寿命が来ている事は、解っているので、新しくする際は、頼むね。」と仰って下さいました。
こちらこそ宜しくお願いします。
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森近です。