Day 27:誰かに言われた大切な言葉/書く習慣1ヶ月チャレンジ
お題を見た瞬間に浮かんできた言葉。
「にこにこしてないと。」
これは、15年くらい前に母から送られてきたメールに書かれていたもの。
その前日、私は失恋をしました。
当時の私は職場の別の課の人に片思いをしていて、同じ課の先輩たちに食事会をセッティングしてもらうなどの協力もしてもらいながら、その人と少しずつ仲良くなっているところでした。
しかし、ある日、私がいた課の先輩から、「昨日、あの人から結婚式の招待を受けたんだ…」と知らされました。先輩たちも、その人に恋人がいたことすら知らなかったので、突然の報告に大層驚いていました。
仕事を終えて家に帰ると、自室で突っ伏して泣きました。
散々泣いて泣き疲れた頃、「失恋して自殺する人がいるらしいけど、今の私なら悲しすぎて自然と死んでしまいそうだな」と静かに思いました。
夕飯ができたよと母に呼ばれて居間に行くと、母から「顔が真っ白!どうした!?」と驚かれました。
これが私の人生初の「顔面蒼白」。
涙はとっくに引いていたけれど、一緒に血の気も引いていたようです。
失恋したと短く伝えると、食欲はなくてもとりあえずご飯を食べなさいと言われたように記憶しています。
翌日、昨日のショックを引きずったまま職場に向かっていたところ、母から冒頭のメールが届きました。
「にこにこしてないと。」
ただそれだけ。
「にこにこしてないと、カッコ悪いよ」
「にこにこしてないと、失恋したってバレちゃうよ」
「にこにこしてないと、新しい恋に出会えないよ」
「にこにこしてないと」の後ろにどんなメッセージが込められていたのかはわかりませんが、「そうだ、にこにこしてないとな」と思って心を強く持つことができ、顔を上げる勇気を確実にもらいました。
今、改めて思い出してみて、この「にこにこしてないと。」は失恋を励ますためだけの言葉ではなく、常に大切にしたい言葉だなと思いました。
人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるそうです。
そして、笑うことは、例え作り笑いでもストレスを軽減する効果があるらしいです。
だから、何はともあれ、「にこにこしてないと。」なのです。
マスクの下で、こっそり自分のためだけに口角をあげて「にこにこ」していきましょう(*′ω`*)
※明日は所要のため、更新をお休みします。
よって、Day28はDay29とともに土曜日に掲載します。