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提案「因島造船トミカ」カレーライス

私たちが合宿の中でまとめた提案を紹介します。

私達はチームカレーライスです🍛
合宿初日でカレーライスを晩御飯に作ったことと議論が滞ったときに酒井さんからアイディアが鍋の中に適当にぶち込まれたカレーみたいになってるねと言われたことからこのチーム名を命名しました。

チームカレーライスが提案する地域活性化企画のプロジェクトテーマは「学びを通じて因島造船を盛り上げる」ことです。

私達は因島に実際にフィールドワーク合宿に来る前までは因島に対して、サイクリングやポルノグラフィティ、八朔などのイメージが強くあり、ここから因島は観光業が盛んであると考えていました。
実際に因島に来てからもポルノグラフィティのファンの方や海外からも多くの観光客の方が因島に訪れている様子を見ました。

しかし因島の経済を支える主要産業は造船業です。
きつい、危険、汚いといった就きたくない仕事の代表的な特徴、3Kが揃っていること、そして過去と比べれば因島の造船業は廃れてしまったというネガティブなイメージがあることがヒアリングからわかりました。
また酒井さんにヒアリングをした中で、現在因島の中では、自分の子どもを造船業には就かせたくないと考える保護者が少なからずいることも知りました。
しかしながらよく考えてみると、現在は観光に重きを置いている因島を作り上げたのは、盛り上げたのは、そんな造船業ではなかったでしょうか?

私達は合宿の中で因島の造船工場の中を特別に見学させていただきました。
率直な感想として、「造船業すごい…!✨」と思いました。
大きな船のパーツを1つずつ人の手で作り、それをくみ上げて1つの大きな船を作るということに驚きと同時に感銘を受けました。(=ブロック建造法
それと同時にこんなにも素晴らしい造船業が造船業としてだけの役割で完結している現状にもったいなさを感じました。造船業にはさらによりよい輝き方があると考えました。

そこで私達が地域活性化企画を考えるうえで理想として掲げたのは、「因島造船業のイメージアップ」です!
これを通じて期待される効果として、
 ・造船業で働いている人の誇りが向上すること
 ・因島住民が造船に対して今よりももっとリスペクトを感じるようになること。
 ・新しい観光資源として造船業が輝くこと。
 ・経済的なうるおいを因島にもたらすことが出来ること。
が挙げられます。

では今回なぜ私達が造船業のイメージアップにフォーカスを当てたのかを説明しますね。
まず最初に造船業に対して少なからずネガティブなイメージが持たれている現状があることを確認しました。
私達はこの風潮により、次世代を担う若者たちが造船業には就かない・就きにくい現状があると考えました。
これは結果として造船業に人材不足をもたらし、生産性が下がることに繋がります。
そして因島を盛り上げてきた造船業という1つの大切な地場産業が衰退し、地域経済が廃ることに繋がると考えたのです。

また”因島”の数字を見つけることは出来ませんでしたが、日本国内での造船業における就労者数は国土交通省によると2018年を機に減少していることがわかります。

イメージアップのために私たちが提案する商品は
「因島造船トミカ」です。

有名なおもちゃ会社のタカラトミーと、「ローカル」の因島がコラボしたら面白くないですか?

商品名は因島造船トミカ
トミカには見えないこのバラバラトミカ。
しかし、この「バラバラ」にはきちんと意味があるんです。


因島造船トミカの特徴

造船トミカの特徴を紹介します。
工場見学に行った時、因島造船では、別の場所で作った大きなバラバラの部品を一箇所に集めることで大きな船を作っていました。
これは、「ブロック建造法」と呼ばれ因島造船が世界に誇る技術です。
そんな「ブロック建造法」を実際に因島造船トミカでは、再現することができるのです。

二つ目の特徴は実際に水に浮かべることができること。バラスト水と呼ばれる船底の水の量を調節することで、船が浮く原理を学ぶことができます。

三つ目の特徴は、部品一つづつ実際の製造会社の社名を印刻すること。
工場見学をしたときに、それぞれの部品をそれぞれ異なる会社が作っていることにも驚きました。この社名を刻印するのは、部品部品を作ってくれている会社へのリスペクトを込めていると同時に、働いている人が手に取りたくなることを目的としています。

四つ目、トミカの箱の中にはこの造船の仕組みや因島造船の歴史のパンフレットが同封されています。


「因島造船トミカ」を売り出すことによる効果について説明していきます。タカラトミーという大企業と因島というネームバリューを持った島がコラボすることにより、話題性が生まれます!
話題性が生まれることにより、因島は造船業が盛んであるということを世の中に知らせることができます。
これは、コラボすることに意味があり、売れなくても効果があります!!


売れた先の造船業への効果

私たちはターゲットとして、小学生、モノづくり好き、工学部生を想定しています。彼らが、「因島造船トミカ」を組み立てて造船について知ってくれたら、それをきっかけに因島に来てくれたり、SNSでまた別の購買を促進してくれるかもしれません。
また、今現在4年生大学卒の学生は、造船業への就職率が低いという現状があるのですが、「因島造船トミカ」をきっかけに造船に興味を持つ人が増えたら、造船業も彼らの就職の選択肢になるとも考えます。

みなさん、ここまで読んで、本当にタカラトミーという大企業とコラボが可能なのか疑問に思いませんか?
「トミカ 恐竜運搬車ティラノサウルス・レックス(ロボット)」というトミカが福井県とコラボして販売された事例があります。
また私たちは、因島は造船が盛んということをアピールしたいです。
トミカの影響力はものすごく、社会的インパクトを与えることができ、因島とコラボすることで、盛大にアピールできます。

また、タカラトミーさんにもメリットがなければ、実現はかないませんよね

タカラトミーさんは、CSR活動にも注力しており、「因島の造船業の活性化」に参加することは、企業イメージアップに繋がり、学生や投資家にもアピールできると考えます。
また、全国的にもネームバリューのある尾道とのコラボは、地域貢献活動を効果的に宣伝することができ、タカラトミーさんにも十分にメリットがあると考えます。

ここで私たちの理想をもう一度確認します。
因島造船のイメージアップです。
そのつかみとして、「因島造船トミカ」を販売します。その効果は、因島は造船が盛んということを知らせるとともに、造船業に興味のある方々を増やし、就職の一つの選択肢にすることです。それが雇用の増加につながり、新しい効率化の案や、新しいビジネスに繋がり、生産性が高まり、企業の利益が増幅し、社員の給料が上がります。それにより、因島のスーパーなどでお金を使う量が増え、地域経済の活性化や成長につながり、今回のテーマである、地域活性化につながります。

一言でまとめます。
「因島造船トミカ」を販売することをきっかけとして、因島造船業のイメージアップを図り、地域の活性化につなげていきます!

読んでいただきありがとうございました。






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