2024年冬のパリを旅する。持ち物リストと注意ポイント
冬のパリ旅行の持ち物リストとお客様に促したい注意ポイントをまとめてみました。
パリで自由行動が多くあるツアーにご参加の方が対象です。
ツアーは7〜10日間をイメージしています。
基本は「旅行会社主催の添乗員つきグループツアー」をベースにしております。
真冬のパリを旅する持ち物リスト
今年(2024年)は例年に比べると暖冬かな?という予報が続いています。
ちなみにパリは北緯48度、日本で言えば北海道の稚内よりも北にあります。
そう言われるととても寒いところへ行くと思いますが、今年のパリは天気予報では東京と大きく変わらないような感じ。
グループツアーではフリータイムも時間が限られているので、下着などは洗濯せずに過ごす前提でリストを考えてみましょう。
下着→泊数分
私はあえて「普通」のヒートテックを選んでます。極暖といったチョイスもありますが、暖房の効いた室内では汗をかいて逆に風邪をひきそうなので。靴下
足元はかなり冷えますのでウール素材のものなどがお勧め。雨が降ったりすると石畳は昼間でもとてもとても寒いのです。
私はトレッキング用のウール靴下を愛用していますが、ちょっとお高めでもかなり役立っていて、自然素材なので体にも優しく本当に温かいので冬場のツアーには必ず使っています。何年も使っているのでコスパは良いかな?
トップス(薄手のセーターやカーディガン)2〜3枚
重ね着が前提です。
屋外は寒くても、美術館やお店、レストランの中は暖房が効いているので分厚いセーターだと暑くて…ボトムス2〜3枚
基本的にパンツが暖かいし歩きやすいです。スカートがお好きな方は、厚手のタイツなども準備されることをお勧めします。コート下に着られる薄手のダウン
その日の天気によってはグッと気温が低くなったりするのでコートの下に着込める薄手のダウンは必須!
私はモンベルのスペリオダウンを愛用しています。ユニクロも良いのですが、スペリオは薄手なのに驚くほど暖かいのでインナーダウンとして使うだけじゃなくアウターとして着たりできるし、もちろん小さく畳むことができるので移動中の機内やバスの中でも活躍します。襟がついていないのもポイント。
お近くにモンベルの店舗がある方は一度試着してみると値段相応の良さがわかると思います。
使い捨てカイロ
言うまでもなく、冬のパリには欠かせないアイテム。
私は直貼りできるもので熱くなりすぎないものを使っています。
腰とお腹のサンドイッチ貼りが定番です。
充電池にもなるハンドウォーマー(カイロ)
コロナ前までは使い捨てカイロの貼らないものを持ち歩いていたのですが、今シーズンに新たにハンドウォーマーを予備のモバイルバッテリーとして購入してみました。思ったよりも軽く、熱くなったらスイッチをオフにできることも使い捨てカイロにはない便利さで役立っています。
私が購入したのはフランフランのものです。
ストールやマフラー
ストールは2枚ほど色味の違うものを持っていってます。
防寒としても欠かせませんが、せっかくパリに行くのだし、少しはオシャレっぽい演出を…と言う意識で。お洋服だと派手なものはちょっと似合わないな〜と思っていても、ストールならば冒険もできます。
移動中は膝掛けとして使える大判のものも好きです。帽子や手袋
防寒のために帽子や手袋は「無くしても悔しく無いもの」を持つようにしています。旅先でバタバタしているとうっかり無くしてしまいがちなので。
そして、できればスマホ対応のものがあると便利です。
最近は百均でもスマホ対応の使いやすい手袋を見かけるので是非。ブーツ、底が厚めのスニーカー
冬のパリでヒールの靴はお勧めできません(夏でも…)。
パリでは皆さん1万歩以上歩かれることが多いので、本当に足が疲れます。しかも寒い。
暖かくて、たくさん歩いても疲れない靴を選んでください。
私は雪が降っても大丈夫な防水タイプのショートブーツにレッグウォーマーや少し厚手の底のスニーカーを履くことが多いです。
ランクの高いレストランでディナーに行く予定のある方はフォーマルなヒールの靴を準備されることをお勧めします。(もちろんホテルからレストランまではタクシーで移動が前提ですが)折り畳み傘
冬のパリは天気が崩れることも多いです。
やはり軽い折り畳み傘は必須アイテム。
一押しなのがやはりアウトドアメーカー、モンベルの軽量折り畳み傘。
驚くほど軽いのに丈夫です。これも何年も使っているけれど壊れないので結果コスパは悪くないと思っています。(いいかげん色が褪せてきたので買い替え検討中)
意外だけど、あると便利な「冬パリ」持ち物は?
絶対に、というわけでは無いですが持っていると良いかも…というものもリストにしておきます。
緑茶パウダーやほうじ茶ティーバッグ
普段からコーヒー派なのですが、冬の寒い時期、ホテルに戻った時に暖かい日本茶が飲みたくなるのでスーツケースに入れています。お湯はホテルのレストランやバーで注文するともらうことができます。(ホテルにもよりますが、、、)インスタント味噌汁
これは冬に限らず海外に持っていくことが多いのですが、冬場は特に忘れずスーツケースに入れています。寒い夜は何故か欲しくなる。日本人ですから。
ちなみにカップ味噌汁がベターです。と言うのもツアーで使うホテルにはマグカップが無いことが多いので、カップ入りじゃないと入れ物に本気で困ります。お気をつけください!湯沸かしポット
ヨーロッパのホテルには湯沸かしポットがないのが通常なので、真夜中に温かいお茶が飲みたいと思ったりした時に便利です。
買うほどではないけど、今回の旅で使いたいという方はレンタルという方法もあります。10日ほどで1000円くらいですから、試してみるのも良いかもしれません。スーツケースや旅行アイテムを貸し出ししているレンタル会社さんのリンクを貼っておきますね。
加湿グッズ
そもそもヨーロッパは日本に比べると乾燥していますので、冬のホテルの室内などは乾燥していて喉が痛くなったりします。
感染症も怖いですし、せめてホテルでお休みになっている時くらいは加湿できるようにグッズを持参されると良いかもしれません。
私は百均の加湿グッズなどを持参しています。
Amazonで見つけた充電タイプの加湿器、気になっているのでリンク貼っておきます。
冬だからこそ、気をつけたいポイント
夏の旅では気をつける必要がなくて、冬だから気をつけて欲しいことと言ったらまずは「日没が早い」ということです。
1〜2月だと17時過ぎには日が沈んでしまいます。
やはり暗くなれば気温もグッと下がりますので出歩くのが厳しくなりますし、暗いと犯罪に遭遇しやすくなります。
街歩き、特に女性だけの場合は日没時間に気をつけてフリータイムのプランを考えてくださいね。
冬はコートや防寒アイテムなど外歩きの時にいろんなものを身につけたりしていて、カフェやレストランでの忘れ物も多発しやすくなります。
手袋はポケットに入れる、マフラーはバッグにしまうなどして紛失しないように気をつけてください。
それでも無くしてしまった場合は、潔くフランスメイドの手袋やマフラーを買い直してください!
また街歩きの時に乾燥が厳しく感じることも多いです。
リップクリームやハンドクリーム、目薬など保湿できるものを持参されることをお勧めします。
街中で自販機を見つけることはほぼありません。小さめのボトルにお水を入れて持ち歩くこともオススメです。
冬だからこそ、楽しめること
旅行シーズンというと夏がトップシーズンになりますが、冬じゃなければ楽しめない旅もあります。
同じ街でも季節が違うと景色や雰囲気、味覚やショッピングも違ってきます。
パリは特に冬だからこそ楽しめるシーンが多いように感じます。
例えば夏のオンシーズンの時にものすごく混雑するような美術館や観光スポットは冬場になると人が減って観光しやすく感じます。
夏だと長蛇の列になるようなお店でも、冬はそこまで並ばななくても入れたりという利点は大きいと思います。
街ですれ違うマダムやムッシューも冬の服装が印象的だったりします。
帽子やストールなどのアイテムの使い方が素敵でついつい見惚れてしまうのは私だけではないはず。
必ず皆様にお伝えしておきたいのは、冬だからこそのグルメをパリで楽しんでいただきたいということ。(グルメとはいえ、私のご案内できるものはB級ばかりですが)
冬のパリで私が楽しむグルメは
ショコラショー(ホットチョコレート、ココア)
オニオングラタンスープ
焼き栗
クレープ
ラクレットチーズ
そして、冬だからこそのコレ。
エシレバターやボルディエのバターをお土産として持ち帰れる!
夏だと溶けてしまって持ち帰るのを躊躇しがちなバターやチーズですが、冬でしたら前日に買って窓辺に置いておけば溶けずに持ち帰ることもできます。
日本円が安くて苦しい現在でも、フランス産のバターなどはまだまだお安くフランスで買って帰ることができると思います。
日本ではなかなか高価で手を出しにくいフランスのバターやチーズを是非冬のこの時期に買って帰ってみてくださいね。
今回は冬、1〜2月のパリ旅行の持ち物や注意点などをまとめてみました。
皆様の参考になれば何よりです。
他にも海外ツアーに参加される方に役立つトピックをまとめていく予定です。
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