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無痛分娩後コードブルーかかった話

無事出産し母子ともに元気!前回の記事↓

こぼれ話ですが

私が出産する前分娩室で陣痛に耐えていた時
ドクターが隣の分娩室でお産をとっていました。
その時に
"CODE PINK, code pink."
とアナウンスがかかったと同時に、足音がバタバタと聞こえて(他のドクター達が分娩室に向かったんでしょうか)、その後おそらく付き添っていたパートナーが分娩室から出てきて過呼吸になっているような物音が聞こえてきました。

コードピンク
子どもが心停止などの緊急事態となった時にかかる病院コードだそうです。
知りませんでした。
(これはカナダでの話なので、他の国でも共通のコードなのかは分かりません。)

コードピンクを聞いてから自分の番になり何とか無事出産した訳なんですが、出産直後は麻酔がまだ効いていて余裕をかましていたので、コードピンクの意味やその時に生まれた赤ちゃんは無事だったという話を聞くことができ安心しました。

自分も出産を終えて24時間以上寝てなかったのでぼーっとしていると、看護師さんが来て
「トイレに行ってみよう」
と声をかけられました。
そういえば半日以上トイレに行っていなかったでしょうか。麻酔で膀胱がいっぱいの感覚なんて全くありませんでした。

産後3時間ほど経って麻酔もきれてくる頃ということで、看護師さん補助のもと立って分娩室にあるトイレまで歩いてみることに。
支えてもらいながらゆっくりと立ち上がって、看護師さんに
「大丈夫?足踏みできる?」
と言われ
お〜なんだかまだ足に力が入らないけど、いけるかも?と右、左と足ぶみをした、、、
次の瞬間

目の前にドクターとその他スタッフ10人くらいの顔が見えて

なんだ?????

と状況が全く分かりませんでした。

そういえばさっき歩こうと思ってたはずなのに、気づいたら仰向けになって床に寝ている。

なんだ?????

映画のシーンが切り替わるように、自分の足元を見ていた映像からドクター達に顔を覗かれている映像に一瞬で切り替わりました。(私の認識では)


右、左と足踏みした直後に意識を失ったらしいです。

後から夫は「コードブルーかかって、俺もドクター呼びに行ったよ。」と当直のスタッフみたいでした。(やっぱり医療従事者の素質有)

コードブルー
かかったの?

ほーー

お産をとってくれたドクターや麻酔医師など色々と確認して問題ないとのこと。
血圧などはその後も頻繁にチェックされました。
まだ麻酔が切れかかっていた段階だったので結局トイレに行けず、膀胱を押して管を通して出してもらいました。(病院によっては産後ももっと長い時間管を通したままで尿を排泄するらしいです)

とにかくぼーっとしていましたが、
「膀胱がいっぱいだったことも影響して、さらに麻酔がきれかかっていたタイミングもあって体の中で変化に対応できずに倒れてしまった。」
みたいなことを言っていたと思います。

麻酔により痛みとか、トイレに行きたいといった感覚が無くなるというのもこわいな〜
痛くて動けなければ倒れることも無かったのかな〜
痛みを感じないというのもリスクなんだな〜
とタラレバですが
そんなepidural(硬膜外麻酔)の良い面と少しこわい面を考えた体験でした。


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