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一読総合法② 国語で学級作り・子どもたちに見られる変化

私が学級作りをする際、一番大事にしているのは授業です。
友だちと仲良くしなさい。休み時間はみんなで仲良くしなさい。
そんなことではないのです。

8時半から15時半まで学校にいて、その大半(270分)は授業です。
つまり、良き学習集団を作る上で授業を抜きにしては語れないと思います。

それに適しているのが、国語の学習です。
読む・聞く(インプット)
書く・話す(アウトプット)

まずは、

子どもたちの国語的な変化

意欲関心

「国語の授業が楽しい」と言いに来てくれる子が増えた。
先が読めないので、次の国語の授業を楽しみにしている。

読む

国語の読解の点数が大きく上がった。
(ただし、これは朝学習で取り組んでいることがあるので、その力が大きいかもしれません。)

書く

ひとり読みをする際に、文章に書き込みをしていきます。そういった書き込みが、初めのときに比べると、格段に増えます。書き込み記号については、今後の記事にて紹介します。
文を読むときに言葉に注目して読めるようになった。(「発見したものに、あわてて駆け寄った」という文章から、あわててということは、滅多に発見されないものという意味だと、この前の学習で書いてる子がいました。)

話す

話し合いの時間になると、教師は基本的に板書。子どもたちが、前置き発言(〇〇さんの意見に、答えます、質問します、賛成/反対です、などなど)を使って、言葉を紡ぎながら進めれるようになる。1時間で全員が話し合いに参加できるようになった。

聞く

子どもたちは、発言者の方を向きます。発言者は立ってみんなに向かって話をします。ここに至極当然な、話している人の方を見る。ことの大切さが子どもたちに身に付きます。

次に

子どもたちの集団的変化

 クラスで、話し合いを繰り返すうちに、友だちがどんな考えを持っているのか、自分と違う考えを持っていたときに気づき、また自分の考えを伝え、認められた時の嬉しさ。そんなものを1年間国語の授業でしていると、他の授業でも、授業じゃなくても集団として深まります。
そして、いわゆるスクールカーストみたいな〇〇は強いから意見が言えない・・・みたいなこともなくなるんですね。

何より、子どもたちの気づきや考えがどんどん出てくるので、教師も参加し、話し合うこともあります。
同じ文章についてみんなで話し合い、語り合う良さができるのが国語の楽しいところだなぁと思います。

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