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さぁいよいよ4月 新たなスタート!
「どうせやるんやったら楽しいことしたい。」私の先輩教員がよく言っていました。教員の仕事は昨今ニュースでも取り上げられるほどの業務負担が半端なく多い。周りの教員を見ても、疲弊しています。
そんな中、明るく常にエンターテイメント性を求めて学年を盛り上げてくれる先生がいます。
「他の先生にクイズ出してもらいながら学校を回っていくオリエンテーリングみたいなの面白くない?」
「暑いし水かけ祭りしようや。」
「自宅待機中に体育の動画をスクールウォーズみたいに撮ろう。」
などなど。
こういった考えをしている人は、そうでない人と何が違うのでしょう。
「なんでそんなおもしろいことがすぐ出てくるんですか。」と聞いてみました。
「いや、なんか楽しいことないかなぁって考えてんねん。」
返ってきたのはこれだけでした。呑みに連れていってもらうと決まって同じ質問をするのですが、返ってくるのはいつもこの言葉でした。
要するに、行動基準が「楽しいか、楽しくないか。」を基準にしているのかなと思いました。ですが、その人はそれに留まることなくプラスαで肉付けしてくるのも得意でした。「水かけ祭りは」タイで実際に行われているお祭りで、そこから世界の祭りについて調べてみようと学習に繋げたり、クイズもただのクイズではなく、教科書から出題したりするといったようなものでした。また、私が授業でこんなことをしてみようかなと思いますと言った時には、「おもしろいな。でもそれにこんなんしてみたら。」と私の提案にも肉付けしてくれ、一人で考えるより一層ブラッシュアップしてくれることもありました。
本当にワンピースのルフィーみたいな人です。いつも楽しいことを追い求め、自由な人です。私もいよいよ7年目。誰かに憧れられるような、「なりたい」と言ってもらえるような人になれればと思います。