一読総合法③ 題名読み
題名読みに関しては、一読総合法に限らず最初の物語文や説明文との出会いに際してやられている先生も多いと思います。おおむね、それと変わりありませんが、一読総合法では、文章を読んでいないので、題名から何が読み取れるか、本文を読んでいては出ないことが多々あります。
物語の題名には、3つのパターンがある。
①セリフ
②主人公の名前
③キーアイテム
もし、4月最初であればこの3点をしっかり抑えるべきだと思います。
特に高学年であれば、いろいろなアニメやお話を知っているのでとても盛り上がります。
①セリフ
ニャーゴ、名前をみてちょうだい、だいじょうぶ だいじょうぶ、サラダで元気、走れ、君の名は、などなど
②主人公の名前
スイミー、おとうとネズミ チロ、サザエさん、
※ドラえもんなどの例外もあります。
③キーアイテム
大きなかぶ、お手紙、モチモチの木、海の命、ワンピース、かさこじぞう、ミリーのすてきなぼうし、すいせんのラッパ、注文の多い料理店、ハイキュー、スラムダンク、七つの大罪、ドラゴンボール、鬼滅の刃などなど
こんなことを子どもたちから引き出しながら、
では、それがタイトルになるってことは作者が意図を持って、そのタイトルにしていることがわかるというところまで考えたい。
具体的には、
「おおきなかぶ」
ただのカブじゃダメなの?
ちょっと大きなカブは?
普通のカブは?
などなど、(かぶが何かを子どもたちに話してからが前提である。)
これも、一読であればどれぐらいのカブが実際にお話の中に描かれているかは想像するしかない。
そこで本文を見ると、自分の予想してたものより大きいものが描かれていることに衝撃をうけるだろう。
セリフでも同じことが言える。
「ニャーゴ」これは、なんの鳴き声だろう。・・・
などなど、タイトルから物語の本文に何が描かれているのかを予想する。
ただの当てっこだという人がいるかもしれない。でも、本を読んだり映画を見たりする際、必ず頭のどこかで予想をしていると思う。それとは、違った展開になるのか、同じになるのか、それもまた読書をすることの楽しみではないだろうか。
題名読みをすることの大切さは動機づけであるとともに、題名になった理由、つまりは主題まで迫れると面白いと考える。
今日は、ここまで!!
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