学級懇談会は初任者ほどチャンス
最初の懇談会でぶちかませ!って話
最初の懇談会での話はすごく大事になってくる。特に異動したてと初任者は前年度の情報がないため、ここでの印象が一年を左右すると言ってもいい。
ここでぶちかましておくと一気に楽になる。
特に初任者にはそう思う
はっきり言うが、初任者は保護者からみたら心配な存在だ。周りの先生と比べられて外れだーと思われてることもある。もっと初任者には優しくして欲しいし、最初から担任をもたせるのはどうなんだってことも思う。だけどそんなことを言っていても現実は変わらない。
じゃあどうしたらよいのか。今日はその話をしようと思う。
結論から言うと。逆にその保護者の不安を利用しちゃおうよって話。そのためには最初にぶちかます。
まず、見た目の印象が大事。
これは有名な話だが人の印象は3秒で決まると言われている。私はベーシックにスーツで清潔感ある見た目をオススメする。服装は冒険する必要はないのです。ここは無難でいい。スーツに対してえ?となる人はいない。髪型や髭などにも私は気を配る。とにかくびしっとした雰囲気を演出する。なよなよへなへな頼りない感じだけは避けたいところである。
そして
【堂々と喋ること】
酷なことを言うようだけど、これはもう絶対条件。めちゃくちゃ大事!!!見た目とここでほぼ勝負は決まると言ってもいい。あなたが自身なさげに手元のカンペを見ながら目線が落ちていてたどたどしくおどおど話してるのをみて「まーフレッシュね。この子は私が支えてあげないと。おほほ」とはならない!そうなってくれるのは激レアの保護者なんです。大事な我が子を預ける不安感を煽るだけ。
一度この先生は不安だなという印象を保護者にあたえてしまうとかなりきつい。なぜかというとあなたは必ずミスをこの先にするからだ。あなただけでなく、私を含めてどの教員も必ず一度はミスをする。その時に「やっぱりこの先生はだめだ」とされる。これがきつい。
私のおすすめは、いまから話すことをある程度決めて話す練習をすること。
できたら撮影してみたらわかりやすいだろう。何度も何度も同じ内容を毎日喋っているとそれだけで自信がついていく。堂々と喋れるようになる。顔をあげて話す余裕ができる。とにかく繰り返すことが大事。音読と一緒。
実のところを言うと、話の中身はたいしたことを言えてなくて良い。なぜならほとんどの保護者は話の中身まで聞いちゃいないからだ。はやく終わらないかなって思ってる人も多い笑。だからただ堂々と笑顔で話をしとけば良い。お、初任者だと思って不安だったけど頼りになるかもと思わせればいい。
不安に思っていた分安心できた時の高低差は他の教員より大きいのである。
後は自分を初任者だからと言って決して卑下しないこと。これも大事。
「周りの先生に比べたら全然ですが頑張ります」謙虚なつもりかもだが、いらないいらないこんな話。弱みをわざわざだす必要はない。
それは職員室での立ち振る舞い。教室ではいらない。
それなら、例えばだが
「私は経験はないですが、休み時間に子どもと遊びながら共に成長していきたいと思ってます。」
と話す。別に遊びでなくてもいい。自分の強みを話す。セールスポイントを押す。こちらの方が数倍いい。
最初の、ここの出会いさえ乗り切れば保護者は安心する。
今の保護者は忙しさが理由で家庭力の低下により、頼りになる教員を求めている。
優しい先生、面白い先生、厳しい先生、色んなタイプがいてもちろんよいが、自分は頼りになるということをアピールしよう。初任者は頼りになるからは申し訳ないがかけ離れてる。しかし、だからこそハードルは低い。先ほども言ったが高低差を利用するのだ。
初任者なのに堂々としてるわね。
これは強いよ。めっちゃ強い。期待値からの振り幅ならベテランにも勝てるかもしれないほど。この印象を最初に与えとくことが本当に大事。勝負所だ。
それにはしつこいが話し方が超大事。
自信もって、余裕持って、周りを見渡して、目を見て話せれば、あなたを初任者だから外れだなんて目でみなくなる。
YouTubeでジョブズのiPhoneの新作発表の動画を見てほしい。イメージあんな感じ。
何を話せば良いかわからないあなたに私が初任者の時にした自己紹介を台本にして簡単にのせておく。
「保護者の皆様はじめまして。2年3組の担任をさせていただくことになったアイムフリーと申します。1年間よろしくお願いいたします。少しお時間をいただきまして、簡単な自己紹介をさせてください。私の趣味はサッカーで小学校の時からずっとやっています。今も休みの日にはクラブチームの練習に参加して全国大会を目指して頑張っています。私は今年の4月から教員になりました。そしていま、とてもわくわくしています。私のこれからの長い教員人生の中でも初任者としての一年は特別な一年になると思うからです。その一年をこのクラスの子ども達と過ごせることにとてもわくわくしています。私は確かに他の先生に比べたら経験は少ないですが、その分若さを活かして子ども達と休み時間に遊んだりして共に成長していきたいと思っています。あたたかい目で見守っていただけるとありがたいです。これで自己紹介を終わります。それでは手元の、、、」
こんな感じ。とにかく一人一人の目を見てゆっくり、全体に話すこと、はきはきと話すことを意識しました。
そしておすすめは子ども達の写真を見せること。笑顔の写真、真剣な表情など。全員が写っていることだけに注意して。どんな話より効果は抜群。安心につながりますよ。
もし自分に分からない質問をされたら『わかりません』とは言わないで。『一度預からせていただき、後ほどお電話させていただいてもいいですか?』とお返事しましょう。堂々とね。
初任者は期待されていない。ならそこを利用すれば良い。
つまりはピンチではなく、チャンスだ!
※ちなみに時間は全部使い切ろうと思わないでいい。5分ほどはやめに終わると保護者も喜んでくれます笑
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