服たためますか?
これは”できる”かどうかを聞いてるのではありません。”する”かどうかについてです。今回のタイトルにある質問は、このまえ、温泉に行ったときに感じたことです。
「当たり前の基準」
最近、敏感になっているワードです。というのも、先日、内定先の事前研修があり、そこで「当たり前の基準」というキーワードに出会いました。
今回は温泉でのエピソードとともに、「当たり前の基準」について考えていきたいと思います。
1.研修での気づき
「当たり前の基準」がなぜ大事と考えたか、それはシンプルに、仕事の質に関わってくると感じたからです。
「当たり前の基準」は知らず知らずのうちに、各個人が持っているものです。研修で、テレアポがメインでしたが、その時の自分の当たり前は
”電話をかけること”
でした。初歩の初歩の基準ですよね。ひたすら電話をかけ続けていました。ですが、もう少し、基準を上げて考えてみます。
”次につながるような電話をかける”
ことが当たり前であるとして作業をすると、例えば、アポが取れなくても、担当者の名前を聞いておくなど、次につながるような行動をとれたはずです。
このように、「当たり前の基準」を上げることは、仕事の質を高めるのに必要だと気づきました。
2.温泉でのエピソード
そこで、冒頭にもあった温泉での出来事なのです。
温泉に入るとき、服をたたむのは当たり前ですか?僕は当たり前だと考えます。ですが、同じタイミングで入っていた別のお客さんは、たためていませんでした。「服をたたむ」たったこれだけの行動でも、「当たり前の基準」を高くすることで、より良い行動につながるという実体験でした。
3.「当たり前の基準」思考のすゝめ
この考え方を持ち始めて、変わったことがあります。
妥協がすごく減りました。例えば、最近、引っ越しをしたのですが、旧居の掃除や、ごみの分別がありました。こういうのって、ちょっとめんどくさいなって思う時ありませんか?でもその時に、こう考えるのです。「この角まできれいにするのって当たり前よな」「このごみちゃんと分別するのって当たり前よな」と。すると妥協するのが恥ずかしくなります。これくらいでいいかという考えもなくなります。
さらにもう一つ、気づいたことがあります。
この当たり前の基準をどこに設定するかを、チームや組織で共有しておけば、コミュニケーションコストは大幅に下がるのです。
スポーツの場面を例にして考えてみます。
10時に練習が始まるとします。10時までにしておかないといけないこと(当たり前)を、チームで共有しておくことで、何も言わずにその行動をとることができるようになります。それがやがてチームの当たり前になり、わざわざ確認のためのコミュニケーションをとる必要がなくなります。
このように、「当たり前の基準」を自分で高めていき、それをチームで共有することで、行動の質は大幅に上がります。皆さんも「当たり前の基準」大事にしてみませんか?
4.ありがとうございました
今回は以上になります。研修を終えて、その後引っ越しがありバタバタしていましたが、だんだんと落ち着いてきました。
入社までの残り2週間ほどを無駄にせず、「当たり前の基準」を上げ続ける努力をしたいなと思います。
読んでいただきありがとうございました。