【実戦の英文法】「カンマ+ing」でも、分詞構文とは限らない

(ポイント)

・ingが分詞構文であるかどうかに、カンマは関係ない
・英語のルールに「カンマ+ing→分詞構文」というものはない
・本来なら、基本中の基本であるべきこと
・河合塾の全統記述で出題されるくらいだから

(河合塾の全統記述模試)

 Any potential human population could feast their eyes on its bright rusty-red surface and dramatic geographical features, including a canyon that, on Earth, would stretch across the width of the United States.

(2022年度第2回第二問の7行目)

(実戦)

・includingを「V'」とおく
  →後ろのa canyonは「O'」となる

・すると、次の発想は、「S'は何か?」
  →「featuresのはず」

・以上から、このincludingは、現在分詞の形容詞的用法と分かる

(まとめ)

・たとえ「カンマ+ing」であっても、分詞構文とは限らない

・そもそも、英語にそんなルールは存在しない

・正しいルールを学習しないから、胡散臭いルールもどきに頼ることになる

・そうすると、覚えることばかり増え、頭が混乱していく

・受験生には、まずは品詞のルールを押さえることをお勧めしたい

・そうすれば、覚えなければならないことも、自然と見えてくるだろう

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