Twitterでバズった「県庁職員の友人との残業代についての会話」
昨日、Twitterで何気なくつぶやいた内容が、
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と、盛大にバズり散らかしておりまして、
謎にビクビクしています、pa‐paです。
呟いた内容がこちら⬇️
たくさんの方に読まれて有難いと思うとともに、
「こんだけ多くの人が、現状に思うところがあるんだなあ・・・」
と改めて実感するきっかけになりました。
当然ですが、これは実話です。
僕は九州に住んでいるのですが、高校・大学時代の友人に、地元で県庁マンとしてバリバリ働いてる友人がいるんです。
そいつはB’zの稲葉さん似のイケメンスポーツマンで、高校時代からの付き合いの奴なんですが、2年前の正月、久々に実家に帰省したので一緒に飲みに行きました。その時の話です。
僕「県庁はどうよ?将来の県知事さん?」
友「県知事とかならんって!県知事って、県庁でめっちゃ怖いんだぞ」
僕「えぇ!?そうなん!?意外ー!」
友「お前も学校はどうよ?校長先生?」
僕「やめてくれぇ。ぺーぺーですのでぇ。」
なんて会話の中で、自然と話は給料のことに。
僕「県庁ってやっぱ給料いいの?」
友「公務員だけん、あんまり学校の先生と変わらんでしょ。」
僕「そうかー。世知辛いよなあ。」
友「あ、でも先月めっちゃ忙しかったけん、残業が80時間越えたよ。」
僕「俺も毎月80時間くらいは残業しよるしー笑」
友「うっそぉ。でもマジで大変だった!手当も10万越えたもん。」
僕「・・・・へっ?」
友「だから、残業代けっこう貰えたけん、今月はまあまあリッチよ?」
僕「あ・・・・。へぁ。」
友「でも、10万もらっても80時間残業はきついわあー!」
僕「・・・・(にっこり)。」
うらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましい
はい。平静を装ってはいましたが、
心の中ではうらやましいという気持ちでいっぱいでした。
だって、教員って基本80時間くらい残業してるでしょ!?
だったら、毎月10万もらえるってことじゃないですか!
そしたら、毎月iPad買えるんですよ!?
1年間で12台もiPadが手に入る!凄くないですか!?(いらない)
他にも、2か月に1回Macbook air買えるんですよ!?
1年間で6台もMacbook airが手に入る!凄くないですか!?(いらない)
・・・まあ、何に使うのかは自由ですが。
でも、毎月10万円の収入があったら、生活が変わると思いませんか?
うちには3人の子どもがいます。まだ小学校にも上がっていないチビすけたちですが、それでもめっちゃお金がかかります。将来のためにも、家族の幸せのためにも、お金を貯めておきたいのです。
SDG’sとやらが世間を賑わせていますね。
持続可能な社会を創ろう!ということのようですが。
この教師という働き方にも、やはりこの「持続可能性」についての
考え方が必要だと思うのです。
この仕事が持続可能なものになるためには、大きく2つのことが必要です。
①給料の変化
⓶勤務時間の変化
①は言わずもがなですね。
さっきの話もそうですが、やはり正規の残業代が支払われないと
「頑張った人からつぶれていく」
という世紀末状態がいつまでも続きます。
高校の世界史で学んだ社会主義と似てるような気もするのですが、頑張っても頑張らなくても与えられるものが一緒なら、そりゃあ人間楽をしたくなるってもんです。
それが公務員って働き方だろ!?と言われればそれまでなのですが、教師という仕事の魅力を取り戻すには、やりがいだけでなく、頑張ったら頑張った分だけ見返りがあることは、これから大切になってくるんじゃないかなあと思います。一部のスーパーでグレートな先生方は、これを「パラレルキャリア」という形で成し遂げているようですが、教師という仕事自体が変わらなければ、一部の者だけしか生き延びることができません。そんな「北斗の拳」状態の業種になるのは勘弁なのです。
ただ、じゃあイチ教員に過ぎない僕たちに「給料の変化」なんて大層なことができるのかと言われれば、それは正直無理でしょう。
一部のスーパーエリート先生なら、文科省に入って現状の問題に華麗にライダーキックをかましてくれるのかもしれませんが、末端ショッカーでしかない我々は、昼休みに子どもたちを追いかけながらイーイー言うくらいのことしかできないのです。
じゃあどうするかといえば、それが⓶「勤務時間の変化」です。
全体の大きなシステムは変えられないのだから、せめて自分や同僚、学校の働き方(特に勤務時間)を改善できるように動きましょうよって話です。
難しいことはないです。目指すは「定時退勤」です。
僕自身も2年前までは、友に話したように、デフォルトが残業80時間100時間でした。だからエラそうなことは全く言えないのですが、
「もういい!とにかく俺は帰る!!絶対帰るからな!!!」
と決意していれば、意外と定時ダッシュできる日ってあるんです。
これを鈍らせるのが、同僚への申し訳なさや不安です。
でも、大丈夫です。絶対何とかなりますから。
というか、周りは僕たちの退勤時間なんてそんなに興味ありません。
申し訳なさやうしろめたさ、明日への不安なんていうウイルスは
17時半にグッとビールでも飲んでアルコール消毒しましょう。
苦しい立場の先生同士が手を取り合って、
皆で17時ダッシュができるようになる。
そんな日を、僕は夢見ています。
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