![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35544519/rectangle_large_type_2_eb6f2f6dd0cdc624c5039a3331828fd6.png?width=1200)
日本語学校の専任講師は辛い・・辞めたくなる日もあるけれど頑張ろう!
私は現在某日本語学校で日本語を教える講師として働いています。年齢は28歳です。現在の年収は約240万円です。
教職の立場は、専任講師です。最初は非常勤講師として働いていましたが、今は専任講師として働いています。
非常勤として1年、専任講師として3年目になります。主な仕事内容は、外国人留学生相手に日本語を教えることです。
他には、日本のルールやマナー指導、専門学校や大学進学のための進路指導を行っています。現在は週5日間のうち2日間のみ授業をしています。
コロナ禍で今年の4月に来日する予定だった学生が来ず、クラス数が減ったため、授業数も減りました。
また、今は授業が少ないので、学生の住む寮の掃除なども行っています。
日本語教師の専任をやっていて本当につらかったこと
仕事でつらかったエピソードは、教師不足で1日中授業をしていたときです。
日本語学校では専任講師と非常勤講師で授業を行っています。
専任教師は時間数、コマ数の契約は決まっておらず、非常勤教師は逆に時間数、コマ数が決まっています。
学生が増えると、非常勤講師を募集するのですが、毎回ほしい人数がそろうとは限りません。
講師の勤務時間は学校によって異なりますが、だいたい1日4時間を担当します。
そして午前と午後のどちらかを担当します。
専任講師は、授業がもちろんですが、それとは別に事務作業などがあり、1日学校で勤務します。
専任講師が授業に入るにはだいたい週3日~4日なのですが、一時期は週5日間毎日教えていたときがあります。
しかも、午前中に4時間教えて、そのままお昼休憩もなしに午後4時間教えたこともあります。
その時は本当につらく、精神的にも病んでしまいました。人不足になるとどうしても専任講師がその穴を埋めなければならないので、本当にきついです。
またもう一つ辛かったエピソードを上げるとしたら、持ち帰りの仕事が多いことです。
学校では主に授業をしたり、学生の対応をしたりして1日が過ぎます。しかし教師の仕事である授業をするには教案を作らなければなりません。
その教案を作ることも立派な仕事なのですが、学校ではする時間がなく、常に家でするようになってしまっています。
なので、週末も常にパソコンに向かって教案を作成しています。もちろんこれは給料に反映されません。
日本語教師を辞めたいと思った瞬間
今まで仕事を辞めたいと思ったことは実は何度もあります。よくそう思ってしまうのは、①授業がうまくいかなかったとき②仕事量が多すぎてきついとき③学生に対して愛情が持てないとき、などが多いです。
✅ 授業がうまくいかなかったとき。
授業をするためには授業の流れや教える文型、ポイントなどをまとめた教案を作らなければなりません。
これは一度作れば使いまわしができるのですが、ほとんどの教案が見直しが必要でそのときに合わせて内容も変えたほうがいいことが多いので、作り直すことがほとんどです。
1時間の教案を準備するのに3時間はかかってしまいます。
そうして一生懸命に準備した授業が大失敗してしまうと、本当に心が折れて辞めてしまいたくなります。
✅ 仕事の量が多すぎて、辞めたくなることも多々ある。
特に残業をして、うちに着くのが8時や9時になり、しかもその後に持ち帰りの仕事などがある場合はいつも、辞めたい気持ちになります。
仕事量に対して給料が見合っていないのが大きい原因だと思います。
✅ 学生に対して愛情が持てなくなったときも
ほとんどの学生は目的はないものの一生懸命に勉強して働いて日本で生きていこうとしています。
しかし時々ですが、本当に悪い目的で日本に来ている学生も見かけます。そんな学生はもちろん日本語の勉強に対してもやる気がなく、ただビザをもらうために授業に参加しています。
このような場合は教える側も何のために頑張ればいいのか分からずに、使命感が失われ辞めてしまいたくなります。
コロナで日本語学校は大変!本気で将来を考えよう!!
今後日本語教師として生き残るために、私は学校で働くのではなく、どこでも、誰にでも教えることができるスキルが大切だと思います。
現在日本語教師として働く方法は3つあります。
一つ目は日本語学校で働くこと。二つ目はオンラインで日本語を教えること。三つ目はどこにも属さずにフリーランスとして働くこと。
私は現在日本語学校の職員として日本語を教えています。
しかし、今回のコロナの影響でたくさんの日本語学校が倒産、または倒産の危機にあります。
また倒産していなくても、学生数が減り、クラス数の減った学校は教師の足切りをします。
当然、経験が少ない教師や能力が低い教師が真っ先に足切りの対象になります。
企業に所属していると安定した仕事を得ることができますが、今回の件で、今後は安心できないと感じました。
またオンラインで教えることも今後は増えていくと思います。
全国を商圏としたオンラインでの問題は競争が激しいです。
オンラインで成功するためには、自分の売りを持つことが大切です。自分だけの武器を準備しておかなければなりません。
この狭い業界でやって行くためには本当に覚悟が必要です。
気持ちを強く持って頑張ってください。