技術向上委員会~苦手に立ち向かうの巻き~
慣れないことをしてみる。
液タブを使い始めてから1年ほど経った。
イラストレーターとしての仕事を始めてからは1年半くらいだろうか…
人間を描くのが苦手なハクは、なかなか挑戦してこなかった『人』。
いつもキャラクター化した人間は描いてきたが↓
こんな感じ。
人を真面目に描こうとしたことは中学生以降無い。
高校を卒業してからファッション専門学校に行っていたので、衣装を乗せるための人体は描いていたが『顔』を描くということをハクはしてこなかった。
他のクラスメイトは皆『顔』を描くのが得意だったが、ハクは苦手意識が邪魔をして顔を描くこともなく、ましてや表情を描くことは一切無かった。
コロナの影響でリモートワークがいつも以上に増えたので、これを機に苦手なことに挑戦してみようと思った。
人を描くのは途中までは楽しいのだ。
描くこと自体は好きだからどんどんペンが進む。
ただ、途中から『この子…楽しそうに見えない』と思えたのだ。
口元が笑っていなくても、上手な人の描く『人』は必ず『表情』がある。
ハクが今回描いた女の子は『心が無い』ように見える。
心を閉ざし、どこか悲しげな女の子を描いて欲しいという注文をもらったなら大正解なのだと思うが(このクオリティの絵では仕事は来ない)、ハクは別に表情のない女の子を描きたかったわけではない。
人間は難しい。
なぜか…表情があるからだ。
喜怒哀楽の表情は本当に美しいと思う。
これが出来るのは人間だけの特権だ。
描くことが好きなのに、これを描かないのはもったいない。
絵のジャンルにも苦手はある。
ただ、この苦手は克服したいと思った。
人に近い人を描くためには、喜怒哀楽をその一つの絵の中に表現しないといけない。
人の顔を描くことに苦手意識があるなら、苦手と思わなくなるくらい描き続ければ良いのだなと単純に思い立った今日。
現時点での出来を載せておく。
絵に上手い下手は無いと思っている。
ハクは他者の描く絵に対して上手い下手で判断したことはない。
その絵に惹き付けられるかどうかだ。
見る人間がどう感じるかによって、絵の見え方はそれぞれ違う。
上手いか下手の判断は描いた本人が考えて改善していけば良い。
ハクにとってこの少女の絵は『人』を描く第一歩だ。
少しずついろんな女の子を描いていこう。
大人の女性も、幼い女の子も、高校生くらいの多感な時期の女の子も…自分の納得いく絵のスタイルが確立するのはいつになるのか先の未来は分からない。
経過観察のために時々女の子の絵をnoteに載せようと思う。
ハクのイラストレーターとは全く関係ないが、人間を描くという苦手意識を克服するための成長を是非見届けて欲しい。笑
本日ここに
『技術向上委員会~苦手に立ち向かうの巻~』を立ち上げることにする!
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
ではまた。
HAKU