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都立青山高校推薦入試【小論文】<文系・理系別対策>プロ講師が教える「文系問題の特徴と攻略法」と「合格に必要な本当の力」時間がない受験生必見!

<注意>都立青山高校の推薦入試の小論文は「小論文」ではありません!

「ただ単に過去問を解くだけでは合格は難しい」

都立青山高校を目指す受験生の皆さん、推薦入試の小論文対策に頭を悩ませていませんか?実は、青山高校の「小論文」試験には、多くの受験生が気づいていない重要なポイントがあるのです。それは、従来の小論文とは大きく異なり、実質的には「資料問題」だという事実です

▶ 青山高校の文系問題=第1問を実際に見てみましょう

次の問題は令和6年度の推薦入試問題小論文の第1問です。

図1:解答で用いる資料
図2:計算方式などの説明

問1 先生が出題した課題の解答となる各政党の当選者を特定し,解答用紙の政党別候補者名を〇で囲みなさい。

出典:令和6年小論文

着目すべきポイントとしては、上記のように与えられた資料に対して、[注]という形式で計算方法が提示されます。単なる補足ではなく、正確に読み取ることができなければ、問題を解くことができません。

これが「文系」というジャンルにまとめられていますが、一般的な「文系の小論文」とはかなりイメージが異なると思います。直近5年の第1問を分析してみると、

都立青山高校の小論文試験における「問題1」の出題テーマと形式を、以下の表にまとめました。

<直近5年の「文系」と分類される問題の分析>
R6 (2024)「政党と選挙」選挙結果と政党別名簿の情報
 ・計算問題と記述式の問題(字数制限あり)
R5 (2023)「社会問題(県別の人口推移など)」
 ・複数の資料(グラフ、表、文章など)
 ・マス目付きの解答欄(字数制限あり)
R4 (2022)「世界史の教科書に関する問題」
 ・2つの資料(同じテーマに関する2つの説明)
 ・世界地図と記述式の解答欄
R3 (2021)「働き方改革と女性の労働力率」
 ・複数の資料(年齢別のグラフなど)
 ・記述式の解答欄
R2 (2020)「貿易と経済」
資料1:1960年と2016年の日本の貿易に関する円グラフ
資料2:関税と貿易協定に関する文章
資料3:貿易額の伸び率と国内総生産の伸び率の関係を示したグラフ

結論:第1問は「資料問題」である

青山高校の小論文試験は、名前こそ「小論文」ですが、実際には資料を読み解き、分析し、解答を導き出す「資料問題」としての性質が強いのです。これは、従来の小論文とは大きく異なります。

都立青山高校の「小論文」試験における「問題1」の内容と質を詳細に分析し、以下のように整理しました。

① 資料読解力の重視

a) 多様な資料形式への対応

  • グラフ(円グラフ、折れ線グラフ、棒グラフなど)

  • 表(統計データ、比較表など)

  • 文章資料(説明文、新聞記事など)

  • 地図(世界地図、地域地図など)

b) 資料間の関連付け

  • 複数の資料から得られた情報を総合的に理解し、関連付ける

  • 資料同士の共通点、相違点、因果関係などを分析する

c) 情報の抽出と解釈

  • 資料から必要な情報を的確に抽出する能力

  • 抽出した情報を正確に解釈し、問題の文脈に沿って活用する力

② 社会の仕組みを考える力

a) テーマの多様性

  • 貿易と経済、労働問題、歴史認識、選挙制度など、幅広い社会科学的テーマが出題される

  • 現代社会の課題や時事問題に関連したテーマも含まれる

b) 多角的な視点

  • 一つの事象を複数の側面から分析する能力が求められる

  • 例:良い面と悪い面の両方を考察する

c) 因果関係の理解

  • 社会現象の原因と結果を論理的に説明する力が必要

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試験の特徴から分かる有効な対策

  1. 多様な資料に日常的に触れる習慣をつける(新聞、統計資料、論文など)

  2. 資料の読解と分析の訓練を重ねる(過去問や類似問題の演習)

  3. 社会科の基礎知識を確実に身につけ、時事問題にも関心を持つ

  4. 論理的な文章構成と簡潔な表現方法を習得する

  5. 制限時間内で効率的に解答する練習を行う

  6. 自分の考えを論理的に説明する機会を増やす(ディスカッション、エッセイ作成など)

この分析を踏まえ、受験生は「小論文」という名称に惑わされず、資料問題としての特性を理解した上で、総合的な学力を養成する対策を立てることが重要です。

なぜ、この試験が資料問題なのでしょうか?それは、試験問題の構成にあります。問題には複数の資料(グラフ、表、文章、地図など)が提示され、それらを基に解答を作成することが求められます。つまり、あなたの意見よりも、与えられた資料をいかに正確に読み取り、分析できるかが重要なのです。

例えば、過去の問題では、貿易と経済に関するグラフや統計データ、世界史の教科書の記述の変遷、選挙制度に関する資料などが出題されています。これらの資料を正確に理解し、そこから必要な情報を抽出して解答につなげる能力が試されているのです。

したがって、青山高校の小論文対策では、従来の小論文対策とは異なるアプローチが必要です。資料読解力の向上こそが、合格への近道なのです。

「時間がない今こそ、効率的な学習方法が必要です」

効果的な対策法:資料読解力の強化がカギ

では、どのように対策すれば良いのでしょうか?答えは明確です。資料読解力の強化こそが、合格への近道なのです。

なぜ資料読解力が重要なのか、もう一度考えてみましょう。この試験では、与えられた資料から必要な情報を素早く正確に読み取り、それを基に考察を行うことが求められます。つまり、資料読解力が高ければ高いほど、質の高い解答を作成できる可能性が高まるのです。

まとめ:資料読解力が合格への鍵

青山高校の小論文試験は、従来の小論文とは異なる「資料問題」としての性質を持っています。この事実を理解し、適切な対策を行うことが、合格への近道となります。資料読解力、分析力、論理的思考力、表現力などの総合的な学力を磨くことで、試験本番で力を発揮できるはずです。

難しい問題でも、合格点を狙える!

さあ、今日から資料読解力の強化に取り組みましょう。新聞を読む、統計データを分析する、時事問題について考えるなど、日常生活の中でできることから始めてみてください。そうすることで、青山高校の小論文試験だけでなく、将来の学びや社会生活にも役立つ力が身につくはずです。

あなたの努力が実を結び、青山高校への合格の栄冠をつかむことを心から願っています。頑張ってください!

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