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<理系パート>都立青山高校 推薦入試・プロ講師が教える「理系問題の特徴&攻略法」

都立青山高校の推薦入試は、
・第一問(文系パート)
・第二問(理系パート)
で構成されます。

本記事では、<理系パート>について、
・理系問題の特徴と攻略法
を解説します!

では早速、本題に入りましょう!


都立青山推薦入試「問題2」は「理系脳トレーニング」で満点を狙える!

都立青山高校を目指す受験生の皆さん、小論文試験の「問題2」に頭を悩ませていませんか?実は、この問題には多くの受験生が気づいていない重要なポイントがあるのです。

それは、「問題2」が従来の小論文とは大きく異なり、実質的には「理科の実験レポート」に関する問題だということです。

つまり「小論文」という表現を見て文章の書き方をトレーニングしたり、理系的なテーマに関する書籍やネット情報を収集するということは的外れなのです。問われているのは「純粋な理科的思考力」です。

本記事では、青山高校の小論文試験「問題2」の真の姿を解き明かし、効果的な対策法をお伝えします。あなたの受験戦略が、今日から大きく変わるかもしれません。

「問題2」は「理科の実験レポート」

青山高校の小論文試験「問題2」は、名前こそ「小論文」ですが、実際には実験データを分析し、科学的な考察を行う「理科の実験レポート」としての性質が強いのです。これは、従来の小論文で求められる「自由な意見の表明」とは大きく異なります。

令和5年度「問題2」(一部)
令和6年度「問題2」(一部)
令和6年度「問題2」の設問(一部)[グラフ作成]
理科的な性質を考察して、結果を推論する問題

以上のように「小論文」というイメージとは異なり、理科的な思考力が問われているということがお分かりいただけたと思います。

都立青山高校の小論文試験における「問題2」の出題テーマと形式

R6 (2024)「浮力に関する実験」実験結果をもとにした問題
 ・グラフを作成する問題
 ・グラフの特徴を説明する問題
 ・実験結果から考察を記述する問題
R5 (2023) 「マグネシウムの燃焼」実験の内容を理解し、考察する問題
 ・グラフ作成
 ・計算結果などを考察する問題
R4 (2022) 「植物の光合成」2つの資料と2つの設問
 ・グラフを作成する問題
 ・データを基に推論をする問題
R3 (2021) 「物理(斜面を下る運動)」実験結果をもとにした問題
 ・考察、作図、説明を行う問題
R2 (2020)「化学反応(燃焼)」実験結果の表やグラフ
 ・考察を記述する問題
 ・グラフを描くための枠

<特徴>

  1. 全年度で、実験データの分析とグラフ作成が共通して求められています。

  2. 記述式の解答では、定期試験とは異なる考察や説明が求められています。

  3. 理科(特に物理・化学)に関連するテーマが一貫して出題されています。

予想される「問題2」の出題意図

「問題2」が実験レポートの形式をとっているのはなぜか。それは、問題の構成にあります。「問題2」では、化学反応や光合成、物理現象などに関する実験データが提示され、それを基に解答を作成することが求められます。つまり、受験生の主観的な意見よりも、与えられたデータをいかに正確に分析し、科学的に考察できるかが重要なのです。

例えば、過去の問題では、化学反応の実験結果、光合成に関するデータ、物体の運動に関する実験など、様々な理科の実験データが出題されています。これらのデータを正確に理解し、そこから科学的な法則や原理を見出す能力が試されているのです。

したがって、科学的思考力とデータ分析能力のレベルアップこそが、合格への近道なのです。

求められるのは「理系的な思考力」

青山高校の小論文試験「問題2」が評価しているのは、単なる理科の知識の暗記ではありません。この問題では、データ分析力、科学的思考力、論理的な表現力など、総合的な「理系的思考力」が問われています。

なぜ、このような能力が重視されるのでしょうか?それは、現代社会が求める人材像と深く関係しています。情報があふれる現代社会では、様々なデータから必要な情報を読み取り、分析し、科学的な根拠に基づいて結論を導き出す力が不可欠だからです。

<合格を取るために必要な力>
● 実験データ(表やグラフ)を正確に読み取る力
● データの傾向や特徴を分析する力
● 分析結果から科学的な法則や原理を見出す力
● 自分の考察を論理的かつ簡潔に表現する力
● 適切なグラフを作成し、解釈する力

これらの能力は、高校での理系科目の学習だけでなく、将来の大学進学や理系職業でも大いに役立つものです。つまり、青山高校の小論文「問題2」は、あなたの将来的な理系的成長可能性も評価しているのです。

効果的な対策法:科学的思考力の強化がカギ

では、どのように対策すれば良いのでしょうか?答えは明確です。科学的思考力の強化こそが、合格への近道なのです。

なぜ科学的思考力が重要なのか、もう一度考えてみましょう。この問題では、与えられた実験データから必要な情報を素早く正確に読み取り、それを基に科学的な考察を行うことが求められます。つまり、科学的思考力が高ければ高いほど、質の高い解答を作成できる可能性が高まるのです。

具体的な対策として、以下のようなアプローチがおすすめです

◯ 理科の実験、レポートにより真剣に取り組む
学校の理科実験で、データの分析と考察を重視して取り組みをしましょう。これまでのものを復習するのも役立つかもしれません。

◯ グラフ作成スキルの向上
中学生がグラフを作成する機会は多くありません。数学のグラフとは異なり、測定データをグラフ化するという手順を振り返り、さらに、そのグラフの特性に対して考察するようにしましょう。

◯ 理科的な文章の練習
作文とは異なり、ある程度、書き方が決まっています。むしろ、書き方以前の「どこに着眼するか」という点を磨くことが、実験結果や考察を論理的かつ簡潔に説明することにつながると思います。

◯ 過去問演習の徹底
青山高校の過去問や類似問題を解き、データの読み方や解答の組み立て方を学びましょう。出題形式や文字数によっても解答の方針は変わります。

これらの対策を通じて、科学的思考力とデータ分析能力を強化することが、青山高校の小論文「問題2」突破への近道となるのです。

結論:科学的思考力が合格への鍵

青山高校の小論文試験「問題2」は、従来の小論文とは異なる「理科の実験レポート」としての性質を持っています。この事実を理解し、適切な対策を行うことが、合格への近道となります。データ分析力、科学的思考力、論理的な表現力などの「理系的思考力」を磨くことで、試験本番で力を発揮できるはずです。



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