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文字だけで紹介する愛する群馬(4)
再び18号線へ。
愛する群馬を文字だけでご紹介するシリーズ。
前回は松井田妙義エリアをご紹介しました。
第4回の今回は、再び国道18号線に戻りまして、磯部エリア〜安中エリアをご紹介します。
温泉マーク発祥の地、磯部。
妙義山から来た道を戻り、再び18号線を高崎方面に。
しばらく走ると、216号線(旧中山道)との分岐がある交差点に差し掛かりますが、今回はそのまま18号線をひた走ります。
のどかな風景を眺めながら進みましょう。
だんだん飲食店が見えてきたりしますので、気になるお店があれば入ってみてください。
そのうち「磯部(いそべ)入口」という交差点が見えてくるはずです。
この「磯部」が温泉マーク(温泉記号)発祥の地です。
私の雑な説明だと申し訳ないので、公式さんに頼りましょう。
【温泉記号】
万治4年(1661)、付近の農民の土地争いに決着を付けるため評決文「上野国碓氷郡上磯部村と中野谷村就野論裁断之覚」が、江戸幕府から出されました。その添付図には磯部温泉を記した温泉記号が2つ描かれていたのです。専門家が調査した結果、この温泉記号は日本で使われた最古のものと判明。こうして磯部温泉は温泉記号発祥の地となりました。
はい、素晴らしくわかりやすいですね。
そうです、温泉があるのです。
【磯部温泉】
安中市の南西部に位置する磯部温泉は、天明3年(1783)の浅間山大噴火のときに湧出量を増したといわれています。泉質は、塩化物・炭酸水素塩強塩温泉で、湯中に含まれる成分が群馬県内の温泉の中でも1、2を競うすばらしい湯と評価されています。
泉温は52.6℃で、入浴すると肌がツルツルすると、女性に人気があります。
温泉もいいけど、煎餅もいいぞ。
温泉も素晴らしいですが、私は「磯部煎餅(せんべい)」が大好きです。
あのパリパリとした食感、軽い口当たり、香ばしさ。
口の中の水分を持っていかれる感じも確かにありますが、私はそれも含めて磯部煎餅がとても好きなのであります。
最近はおしゃれ?な感じの磯部煎餅もありまして、煎餅の上にキャラメルとアーモンドスライスが乗っていてフロランタン風だったり、ごまや味噌、紅茶が生地に混ぜられているものがあったりと、味も形状も大変バリエーション豊かで楽しいです。
ぜひ、お気に入りの1枚を見つけてみてはいかがでしょうか。
話を戻して、温泉マーク。
温泉マーク発祥の地ということで、実は石碑?みたいなもの(言い方が雑すぎる)もあります。
磯部入口の交差点を右折し、磯部駅方面(つまり南)に向かうと、日本最古の温泉記号の石碑がある「磯部詩碑公園」があります。
磯部入口の交差点と磯部駅のちょうど中間地点くらい。
とてもかわいらしい温泉記号にお目にかかれます。
磯部エリアは、景色がのどかで癒される。
それが磯部の魅力だと勝手に思っています。
そして18号線に戻る。
磯部温泉には有名なお宿がいくつかあるので、磯部エリアでご宿泊もおすすめです。
さて、18号線に戻りましょう。
安中の街並みを眺めながら高崎方面に進んでいくと、ちょっと賑やかなエリアに入ります。
大型スーパーだったり、ホームセンターだったり、コンビニだったり、チェーン店が立ち並ぶゾーンです。
旅の途中で足りないものがございましたら、ぜひお立ち寄りください。
左手に見えますのは…
ひたすらまっすぐ走っていくと、左手に山が見えてきます。
こちらは前回ご紹介した妙義山と同じく上毛三山のひとつである「榛名山」でございます。
榛名エリアは次回ご紹介予定ですので、お楽しみに。
さらにひた走ってゆくと、高崎市に入っていきます。
高崎エリアについては次の次くらいでご紹介予定です。
さてさて、今回は磯部〜安中エリアのご紹介でした。
磯部の古き良き温泉と新しい賑やかな景色、そこに暮らす人たちがつくる街並みが、訪れた人たちをもてなしてくれます。
安中市は広いので今回ご紹介できなかった旧中山道など他にも魅力がいっぱいあります!
ぜひぜひ探索してみてくださいね。
次回はまたもや18号線を離れて北側、秋間〜榛名エリアをご紹介します!
お楽しみに!