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台中のこと②洪瑞珍とブルースカイホテル
洪瑞珍(ホンレイゼン)
サンドイッチの有名店。
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甘いペーストを使ったサンドイッチ(三明治)が有名なお店。
マヨネーズと練乳をベースにしてるのかな、あのペースト。ハムやチーズと合わせたサンドイッチは甘塩っぱい味わいです。軽めでぺろっと食べられる。
同じ台湾でも南に行くほど甘い食品が増えていく気がするのですが、暑くてカロリー消費が高くなるためでしょうか。甘いお茶も台湾の暑さの中で飲むとひときわ美味しい。台南の料理のマヨネーズとか、結構甘くてびっくりします。
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お店で買ったサンドイッチを二つほど茶博の軽食に持って行きました。うまー。
(要冷蔵の食品なので持ち運びは自己責任で)
台中のお店は昔ながらのパン屋さんという雰囲気で店内は清潔感があり、お客さんが次々とサンドイッチを買っていきます。
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営業時間は朝9時から夜9時だったかな?
Googleマップの情報よりは閉店時間が早かったような気がします。
日本にも今年から高田馬場に店舗を設け、日本各地の台湾イベントに精力的に出展されています。
台北駅でも売店を見かけました。
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サンドイッチの値段は満漢(ハムチーズ卵の全部入り的なやつ)で比較すると、台中店30元、台北売店42元、日本390円(税込)のような感じでした。妥当な料金展開です。
値段と言えばコロナ禍・ウクライナ戦争より前に行った2018年との比較では、2023年現在、サンドイッチは2元ぐらいずつ、それ以外の菓子パン類は5元くらいずつ上がっていました。パン屋さんは小麦や油、乳製品を大量に使いますが、日本ほどの価格上昇ではありません(※)。看板メニューのサンドイッチは値段を上げにくい雰囲気も感じます。
※日本と違って通貨で負けてないのもあるのかな?コロナ禍からはもっと台湾ドルが強くドル安傾向でしたが2022年に底を打ち現在は戻しています
台北や日本の店舗ではおしゃれなボトル入りの水出し台湾茶が売っています。
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このお茶、洪瑞珍には台中で行くだろうからその時に飲んでみようと思って台北では買わなかったのですが、台中では販売なしでした。台中店の飲み物の冷蔵庫は牛乳とかコーヒーとか、みんなが普段よく行くパン屋さんのあれって雰囲気で良きです。日常が見える。
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サンドイッチ以外では甘い菓子パンが多いです。葱餅みたいなしょっぱい系とかただの食パンとかもないではないですが目立ちません。ケーキ屋さん寄りのベーカリーという趣き。カステラとかレモンケーキとか、焼き菓子も色々あります。お味は見た印象の通りで昔懐かしい感じ。
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私のお気に入りは上のこれ。
目が合うとお持ち帰りしてしまう。ひたすらかわいい。生地は甘食っぽくて中にクリームが挟まれています。デコレーションはチョコ。おじいちゃんの家で食べたおやつの味がする。
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地元の方が手土産になさるのか台湾のお菓子やスナック(ジャーキーとか)も結構あります。同行者は麻辣の辛い味付けのピーナッツなんかも買っていました。
出入口近くにパイナップルケーキも売っているのを発見。サイズは小さめで個包装の箱がきちんとしてる。これはもしかして行けるのでは?🤔
バラ売りを買ってホテルで試食。
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あ、美味しい。
今の流行りのバターリッチの厚い生地でジャムの酸味や歯応えを効かせたゴージャスな方向とはだいぶ音楽性が違って、ほろっとしたクッキーにしっかり甘くて柔らかめのジャムの組み合わせです。たぶん冬瓜も入ってる。台湾烏龍茶ももちろんだけど紅茶にも合うやつ。
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お土産に採用しました(๑•̀ㅂ•́)و✧
5個ぐらいは自分用のおやつになります。
藍天飯店(1969ブルースカイホテル)
ついでにホテルの話。
2回目(2018年)、3回目(2023年)の台中滞在では洪瑞珍と同じ区画のリノベホテルに泊まりました。宮原眼科などを手掛けたのと同じデザイナーが担当したのだとか。
建物、立地、お部屋
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台中駅からは徒歩で10分くらい。
洪瑞珍と隣接しているというか、朝食会場のあたりなんかはお店の真上かなという感じだったのでどうやら同じ建物みたいです。洪瑞珍を目当てにしていたわけではないのですが、徒歩0分の立地なこともあり気軽に買いに行けてハッピーです。要冷蔵のサンドイッチもすぐ冷蔵庫に突っ込める。
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前回、歯ブラシとかのアメニティの箱が立体的に組んであってちょっと面白かったです。今回行ったら普通のアメニティになってた(笑)
今回の宿泊時、シャンプーとボディーソープが台湾の烏龍茶を使ったものでした。国外旅行だと水の違いもあってホテル側のアメニティを使うと髪が軋んだり肌が乾燥しがちなこともあるんですが、これはとても良かった。写真を撮っておけば良かった。
泊まった部屋のお風呂は2回ともシャワーのみ。今年は茶博に行ったり台中ですごく歩いたのでバスタブがあるホテルだったら嬉しかったかも。でも概ね満足です。
ちょっとした細部までデザインが良くて気分が良いのと、wifiが部屋ごとに割り当てられて強く、枕元や複数箇所に電源があってスマホ充電しながら使うのも楽々でした。廊下の絨毯はふかふかでスーツケースを転がしても静か。
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上の方のパイナップルケーキを食べてみた時の青いお皿はお部屋の備品。藍天というホテル名にちなんだ青いカップやポットがとても素敵です。
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朝ごはん
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前回は朝食なしの素泊まりにして朝はお散歩がてら駅まで歩き、民生嘉義米糕に食べに行きました。今年は朝食付きにしてのんびりと。
朝食はバイキング形式。欲しいものは揃ってる感じ。ザーサイとかナッツとか、中華系のお粥のおともが結構好きです。この後はフルーツやヨーグルトをもぐもぐ。ヤクルトもありました。ヤクルトはコンビニやスーパーでも見かけます。台湾でも愛飲されてるんだな。
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肉そぼろに豚さんの絵をつけて分かりやすくしています。原材料分かりにくいもんね。ホテルだからベジタリアンや宗教的な縛りへの配慮もあるのかしら。
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2日目には茶葉卵や魚の団子のスープなど前回の台中を思い出すメニューも。卵一個とスープ一杯を食べました。ホテルでその国らしいものがちょこっとつまめると嬉しい。
台湾滞在中は炭水化物や肉類に偏りがちになるので、主食は少しにして野菜とかフルーツとかを中心に食べると胃が休憩できるというか、体が楽な気がします。
ちょっと困ったことの話
コロナ前後で、自動チェックイン機が導入されていました。
本当はとても便利なものだと思うのですが、今回たまたま、⑴ホテル到着時、カウンターにスタッフがいなかった、⑵自動チェックインしようとしたらトラブルが起きた、⑶スタッフへの番号が内線ではなく携帯電話に貼り替えられていた、⑷備え付けの受話器を取ると自動案内が中国語のみ、という要素が重なって結構ストレスを感じました。
置かれた受話器から外線がかけられるのか分からず、持っていた携帯のSIMは通話なしネットのみ、自動チェックイン機に予約番号を入れるとエラーが出るという状態で、ちゃんと予約できているかから不安になってしまいました。最終的には自動チェックイン機の何度目かのチャレンジでうまく行きましたが、異国のホテルではタクシーを呼んでもらったりフロントでちょっとした相談をすることもあるので、人がいないときついなーという実感です。せめて自動音声に英語が欲しい。夜や朝の繁忙の時間はちゃんとスタッフがフロントにいたので、日中の暇な時間に到着したのも運が悪かったのだと思います。
チェックアウトの日は台北に移動するまで荷物をホテルに預けて遊びに行くことも考えていたのですが、もし戻ってきた時にスタッフ不在とトラブルが重なると嫌だなと思って台中駅のコインロッカーを使うことにしました。(ホテル自体が駅から10分ほど離れていることも考慮)
チェックイン機の導入はまだ過渡期にあると思うので今後の体制改善を期待。このホテルだけの問題でもなさそう。チェックイン機そのものに「スタッフを呼ぶ or チャットする」みたいな機能があったら良さそう。(文字入力なら互いに自動翻訳を噛ませたりできないかな)
チェックインだけ少々困ったことになりましたが、素敵なホテルで満足度が高く、次回も候補に入れると思います。