【1】アイスランド旅行記~ペーパードライバーは無事故で国を一周できるのか~
最近ヒマすぎるので、今年の5月に約2週間一人でアイスランドへ行ってレンタカーで国を一周した時のことでも書くか…
といっても、当時の日記をほぼそのまま載せるだけだけど…書いたのに誰にも読まれないの悲しいし…というか改めて読み返したら、カッコよく言うと「意識の流れ」風、端的に言うとまとまりのない文章だな。
ちなみに5/18に仙台でサカナクションのライブに参戦した翌日に旅行に出発したからアイスランド旅行記なのに仙台から出発するけど、それはご愛敬で。
5月19日(日)仙台→東京→アイスランド
朝起きて、6:00。
朝ごはんにしようと思っていたサンドイッチは昨日の夜食べてしまったので、どうしようかと考える。Google Mapで「朝ごはん」と検索すると「半田屋」なるローカルのチェーン店が出てきた。旅先では旅先ならではのものを食べたい派なので、迷わず直行。
店内は学食を彷彿とさせるスタイルで、小鉢やおかずが所狭しと並んでいた。菜の花の煮びたし、塩じゃけ、ごはん、豚汁を選んでお会計。680円なり。考えて選べばワンコインでいけそう。電子レンジもあって便利。なんか…久しぶりにこういう「過不足ない感じ」のご飯を食べた。こういうので良いんだよね。最近は色んな局面で「払った以上の価値をちょうだい!さあ!」と付加価値を求めがちだけど、そうやって欲張るのに知らず知らずのうちに疲れてたんだなって思う。特に豚汁がたっぷりでおいしかった。豚汁大好き。
元気を付けた後は、ホテルに帰ってファミマのカフェラテ飲みながらシューイチ!鑑賞。日曜日のこの時間が好き。ちなみにホテルはOf Hotelというところに泊まった。おしゃれで綺麗でミニマムなので、ハマる人にはハマるはず。ホテルは清潔感さえあればなんでもいいので、私にとってはベリー満足。
お土産を買うために少し早めに駅へ向かう。迷った挙句、牛タン、ずんだ餅、喜久福のクリーム大福、かまぼこ詰め合わせを買った。1時間半後、私は東京にいた。
家ではカップラーメン(昨日の夜食べられなかったやつ)でお昼を済ませて、少しだけゆったりしてから荷造りをした。夫が成田までついてきてくれるというので、空港で一緒にうなぎを食べようということになり、少し早めに家を出た(何故うなぎ?→アイスランドで事故って死んだら私の日本での最後の食事になるからだって…失礼な)。新宿では1本前の成田エクスプレスがまだ停まっていた。なんとも、蜂が列車内に侵入したらしい。蜂退治で30分の遅延は痛い…と思いながら、その列車を横目に発車。
夜ご飯はターミナル1にある川豊のうなぎ。明日からアイスランドだからって、夫が白焼きも食べさせてくれた。どんだけ死ぬと思われてるのか。かば焼きしか食べたことなかったから、しょうゆをつけて食べるとは知らなかった!おいしかったし、日本酒が進みそうだなと思った(私が飲んだのはハイボール。店員さんに聞いたら、「陸」を使ってるらしく、「角」よりもおいしかった)。
あれよあれよという間に乗り換え地のフィンランドを経て、アイスランドに到着。そういえばフィンランドに着陸する時に、真っすぐな地平線に唐突にこんもりとした山?のようなものが見えた。見てたらスッと消えたから、トロールだったのかもしれない。このファンタジーな発想は数日前にSOMPO美術館の「北欧の神秘展」に行った影響だろうなあ。キッテルセンの海の精とかが脳裏にちらついて離れなかった。
アイスランドに着陸直前の機長のアナウンスが、「The weather in Iceland is cloudy, windy, a typical Iceland weather. 」(訳:現地の天気は曇りで強風です。典型的なアイスランドの天気ですね)とうんざりした感じで言ってるのが面白かった。毎回同じセリフを言ってるんだろうな~。
空港を出ると、風が強く吹き付けた。そうそう、この感じ~!と思いながらレンタカーのシャトルバスを探してさまよい、日本で買ったSIMカードが役に立たないことに苛立ち、やっとこさレンタカーの事務所にたどり着くもレンタカーの利用延長が伝わってなくて前払い済みなのにその場で延長料金を払わなければいけなくなったことに困惑し(説明したらちゃんと後日返金された)、保険の金額に辟易してようやく車に乗ることができた。
私の旅のパートナー(というか道連れ)はトヨタのAygoX。コンパクトすぎて、大きいスーツケースが入らない。どうにかこうにか持ち上げて格納。ふう。
運転席に座って操作の確認をして、Google Mapにとりあえず今夜のホテルを行き先として入れて出発。うんうん、やっぱり日本で練習しておいてよかった!運転するって感覚はもう怖くないぜ~!おっと右側車線でしたね~と脳内で独り言を垂れ流しながら、順調な滑り出しに喜んでた…はずだった。ナビの導きに沿って車を走らせていたら、風景がなんか…工事現場のような様相を呈してきた。重機がわんさかあるし、みんなヘルメットかぶってるし、なにより道が無い。間違えた。絶対違う。「絶対違うやん!」と今度は口に出して叫びながら、来た道を回れ右した。なんで?と困惑しながら再度Google Mapで調べたら、「有料道路・高速道路を使わない」という設定になっていた。母と三重にドライブ旅行(a.k.a私の運転練習デスドライブ)行った帰りの設定のままだったかー!と頭を抱えながらも謎が解けてすっきり。
今度は国道41号線をずーっと道なりで、らくちんでした。ところどころラウンドアバウトで命の危険を感じつつ、なんとかホテルに到着。ホテルの近くにあったReykjavik Roastersでフラットホワイトを飲みながら、もう今日は徒歩で散策や、と心に決めた。
なんか昨日の朝は仙台、日中は東京にいたのに、遠くまで来たなあという感じ。
てくてく歩いて格安スーパーBonusで少し食料を買ったり、simカードを買ったり、Sun Voyager号を見に行ったり、Bæjarins Beztu Pylsur(ビル・クリントン前アメリカ大統領が「宇宙一おいしいホットドッグ」と言ったお店)でホットドッグ(740ISK=大体790円)を食べたり、美術館でレイキャビクの美術大学の卒業展を見たり、レイキャビク市庁舎でカモメにフンをひっかけられたり…もちろんハットグリムス教会にも足を延ばしたりもした。15:30にチェックインして、あとはホテルでゆっくり動画と写真を編集・整理したりした。
歩いた歩数:16,050歩
走行距離:50km