ガチョウを飼い始めた年にいちばん心配したのは寒さでした
こんにちは。ガチョウのフィフィをこよなく愛する私、nolyがお届けする水曜日の水鳥、ガチョウの日。昨晩、降ったのは雨、おかげで少し気温があがってほっとしています。皆様の地域ではいかがでしょうか。
今日は寒さをテーマにガチョウのお話。
タイトル通り、ガチョウを飼い始めた年にいちばん心配したのが寒さでした。
というのもフィフィのいる場所は標高1000mをわずかに超え、関東髄一の豪雪地域、豪雪認定をうけている場所。
冬は庭先で-14℃を記録したり、一晩のうちに70㎝を超える雪が積もったり、水道管だけでなく水道器具(いわゆる蛇口)が凍結して割れたりという極寒の地。
冷蔵庫は冷やすためではなく、凍らせないために存在し、朝は結露によって窓ガラスが凍り、ナチュラルロックがかかり、窓に雪の花が咲きます。
積もった雪はホーキではけるさらっさらのパウダースノー。
「そんな場所でガチョウを飼うことができるのだろうか?」
何しろガチョウは雁を家禽化したもの。雁は渡鳥。寒さの冬は暖かな南へ渡ると聞いています。
「え?渡り鳥?」
「冬の間はガチョウを連れて山を降りて平地で飼うか?」
※nolyの脳内会議議事録より
雁が渡るのは冬の寒さを避けること以上に寒さで水が凍ってしまうことが問題のようです。
WWF(World Wide Fund for Nature世界自然保護基金)によると温暖化の影響で中継地(繁殖地から越冬地へ向かう途中で立ち寄る場所)が越冬地となったり、越冬の期間が短くなったりという現象がおきているそう。
「雁(ガン)」という漢字は、「ひとつの家(厂)」の中に「人(イ)」と「鳥(隹)」が一緒にいる様子を表しています。
家族を大切にする雁は、人間にとって親しみやすい鳥であり、人の暮らしに関わりの深い鳥であることを表しています。
上記WWFの渡りに関する記事です。渡りの現在と対策、将来の話など興味深いものがありました。よければどうぞ。※このリンクに問題がある場合はお知らせください。
清明の次候 鴻雁北(こうがんきたへかえる) 雁が北へ渡って行く
寒露の初候 初候 鴻雁来(こうがんきたる) 雁が飛来し始める
昔の人々は雁の渡りに季節のうつろいを見ていたようです。
結局、寒さと渡りを本気で心配したnolyを横目にフィフィのパパ&ママグースは日中、雪の上でお昼寝し、極寒の中水浴びをして渡ることなく最初の冬を過ごしました。
今日のおはなしをまとめると(まとまらない)
・ガチョウは雁を家禽化したもの
・ガチョウ(飼われている)は渡らないで冬を越せる
・わりと寒さに強いが水が凍ってはいけない(外の小屋で冬を越しました)
いつかガチョウを飼うときの参考になれば幸いです。
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