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ふるさと回帰フェアに行ってみた

東京国際フォーラム、コンサートのお知らせなどでよくラジオから耳にしていてJRの車窓からも目にしていた。

行くのははじめて。

流れてきた広告。どこかで盗聴されているのかと思うほど的確に欲しかった情報をくれるスマホの広告に恐怖を感じていたけれどせっかくだから乗ってみた。

二日間の開催。ちょっと気になっている地方自治体が出ているので現地の人に話を聞いてみようという軽い気持ち。

結果面白かった。

人生を変えたかったら環境を変えるのはすごく強い力がある、引っ越しなんて最たるもの。

私は『住めば都』が典型的な性格のようで今いる場所がとても好き。引っ越したいどころか大家さん売ってくれないかとさえ思う。その前にいた山奥もその前にいたところも住んだ場所みんな好き。

話を戻す。

何が面白いのかというと長テーブル1台に椅子が横並びに二脚、その後ろにパーテーションがあってそれをキャンバスに各自治体がPRをしている。

星空を全面に謳うところ、海辺へサーフボードのイメージがあれば蔵や古い町並み、野菜や畑の田園風景、自治体のざっくりした地図、温泉もあればしあわせそうな家族の写真もある。

そこで暮らせば何が手に入るかをアピールする様は楽しくてかなうならかたっぱしから話を聞いてみたい衝動にかられてしまった。

来場者はそこそこいて人気の自治体は順番待ち。

席が開いている自治体によってはお話だけでもどうぞと声がかかる。恥ずかしがりの小心者は目的の自治体で質問をいくつかするのが精いっぱいで帰って来てしまった。

移住者への案内を目的としているからまるでその気もないのに話を聞くのは気がひけたし、こんなところへ案内をしに来るのはおそらく精鋭の手練れ。

話しを聞くだけのつもりがあっという間に魅力に引き込まれて存在も知らなかった土地へ住民票移転手続きをしかねないので素人には注意が必要だ。

まあもっとも私は一晩で70センチ近く雪が降り、1日に人間よりも動物に会う方が多い山奥にいたのだから手練れに惑わされることはない。

田舎暮らしの「降るほどの星空」も「水道の蛇口から出る美味しい水」も「澄んだ空気」や「採れたてで新鮮な野菜」とか「瑞々しい果物」にも夢をみることはないぞ。

ふふふ。鳥の声で目覚める朝も夏の夕暮れに舞う蛍も森の奥から聞こえるフクロウの呼び声やそれに答えると近くに飛んできて確認する可愛さにも、、、夢をみ、み、はぁ、。

聞いてみるんだったな。引っ越さなくても話してみて土地柄がわかれば旅行で訪ねてみたくなったかもしれない。

さてちょっと気になっている自治体で聞いてみて良かったと思ったのが水道代が高いということ。

これは現地の人でよそから引っ越したことがある、あるいはそういう人から話を聞いたことがあるから出る言葉。

物価が安く生活費が下がるとざっくり計算していたが思わぬ盲点。

そんなことも含めて行ってみてよかったし今回の目的とは別でもっと他の自治体の話も聞いてみたい興味も湧いたので備忘録がわり。

それと、行ってみて思いついたのがスタンプラリー的なのがあったらいろんなところで話を聞く名目になって面白いだろうなって。

ぼんやりと田舎暮らししたいと思っても何も知らない縁もゆかりもない土地のブースにやぁといきなり話しを聞くのはなかなか難しい。

そこでスタンプラリーがその縁になったら。

入口でカードかなんか配って、記載番号(自治体ごとに番号がついてて)で自分でスタンプをもらうとか、ビンゴみたいに穴をあけるとか。

3か所~5か所くらいなら回れそうだし、すべての自治体にまんべんなく見ず知らずの人が訪ねるきっかけになる。

もちろんゲームへの参加不参加は本人の自由でなんて考えていたら楽しくなっちゃった。

もうやってるかもしれないしもしいいアイデアだから採用するなんてなったら嬉しい。

さらに投げ銭もらえたらめっちゃ喜びます。

長々読んでいただいたなら感謝です。いつもありがとうございます。


読んでいただきありがとうございます。 暮らしの中の一杯のお茶の時間のようになれたら…そんな気持ちで書いています。よろしくお願いいたします。