〈空白小説〉無抵抗
『空白小説』リスペクト企画!
空白部分を、オリジナルで、埋めてみよう!
『空白小説』とは、書き出しと結末の文だけがはじめから決まっているショートショート集です。
その間の空白をどう埋めるかで、物語は予想できない方向へと展開し、書き出しと文末のもつ意味は大きく変わります。
あなたは「空白」の展開を予想できますか?(Amazonより引用)
今回は「昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。」~「いつまでも幸せに暮らしました。」の空白小説です!
タイトル:無抵抗
昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは、40歳。おばあさんは、38歳。
二人とも、おじいさん、おばあさん、と呼ばれることに、少し、
ほんのすこーし、抵抗がありました。
おじいさんは、会社で誠実に働き、おばあさんは、子供や孫たち、大勢と、家の仕事を誠実に行いました。
月日は流れ
昔、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは、80歳。おばあさんは、78歳。
おじいさん、おばあさん呼びに抵抗がなくなっていた二人は、
ヤシャ孫合わせて32人の大家族と一緒に、