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【地域連携プロジェクト③】神奈川区に多文化共生をすすめる会に、お話を聞きました!

こんにちは。広報 青野です。

地域連携プロジェクトの続編として、神奈川区に多文化共生をすすめる会(以下、すすめる会)の方々に、活動について伺いました。
本日は、神奈川区内でどんな活動を進めていらっしゃるのか、インタビューした内容についてお伝えさせて頂きます。

ーお話を頂いた方々(以下、敬省略)
・すすめる会 次期代表  岩間様
・すすめる会 事務局 吉見様
・友ゆうスペース 代表  塚越様

青野:すすめる会は、どのようにして設立されたのですか?

吉見:神奈川区は、横浜市の中で4番目に外国人登録者が多く、現在7400人弱、外国籍の方が住んでいます。これは、横浜にある区の中で4番目に多いということになります。一方で、国際交流ラウンジと呼ばれる、外国人の相談をうける、情報提供をする、国際交流をする機能を持つ施設が、神奈川区にはありません。18区の中にすでに11箇所ありますが、神奈川区にはないのが現状です。

そのため、神奈川区で国際交流をしている団体、日本語支援している団体、外国のこどもたちの学習支援をしている団体などが集まり、自分たちでなにができるか考えていく。区役所に国際交流ラウンジがあるとこんな効果があると伝えていく。そして今後、団体が連携しながら話し合う会として、すすめる会ができました。


青野:国際交流ラウンジをつくることで、神奈川区はどのように変わっていくのでしょうか?

岩間:まず、すすめる会がどういう理念のもとにやるかというと、外国の人たちと神奈川区に住む人達がたくさん分かり合うことだと考えています。ですので、私たちの団体は、そのままを意味する「多文化共生をすすめる会」と名付けています。

その上で、国際交流ラウンジができるとよくなることがあります。
1つは、場所。活動する場所が増えるということです。もう1つは資金。横浜市からの補助があることで、今、すでに行っている日本語教室、外国につながる子どもたちの学習支援、相談コーナーなど、それぞれの活動をもっと大きくでき、参加して頂ける方が増える。結果的に、多文化共生が推進されるということなのです。ですので、最終目標は「神奈川区は多文化共生の街」にしていくことであり、多文化共生ができるまちづくりです。国際交流ラウンジはその通過点になります。

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写真:日曜サロンの様子、西アフリカ・セネガルのお話を伺う会


青野:すすめる会として、2021年、一番注力して活動していることは何でしょうか?

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図:令和3年度活動内容(引用:すすめる会H Pより)

岩間:連携している友ゆうスペースの活動を含めて、図のように、6つの活動があります。それぞれを進めているのですが、「行政と連携」の部分で進めていく予定の生涯学級、学習については、今年は2本立てでやろうとしています。日本語教室のボランティアを育成することと、外国につながる子どもたちの学習支援ボランティアを育成することです。これがけっこう大変な取り組みなのですが、形にしていきたいと考えています。

塚越:「学校と連携」の部分では、「外国につながる親子のための地域情報ファイル」というものを作成しています。ここに、学習支援場所、通訳ボランティアを派遣するための連絡先、教育相談の場所、生活支援情報、外国語が通じる診療所、生活に困ったときの支援情報など、外国につながる親子を学校でもサポートできる情報を掲載しており、情報刷新を進めているところです。

友ゆうスペース 掲載用 (1)

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写真:外国につながる子供たちへ日本語による学習支援を行う「友ゆうスペース」

青野:今後の展望、何年後にはこうあっていたい、団体として目指しているところは、ございますか。

岩間:日本語教室が今は1教室だけなので、そこを整備する。日本語教室と外国につながる子どもたちの学習支援の両輪がしっかりしていると、神奈川区の多文化共生は確実に進みます。そのためにもいろんな団体とのネットワークを組んで、いろんな人の意見を聞いて、ちょっとずつ大きくしていきたいと考えています。将来的には、10団体くらいとの連携ができるようになることを目指していますので、ネットワークの強化をすすめていきたいと考えています。

すすめる会の皆様、お話をお聞かせ頂きありがとうございました!6つの詳しい活動内容は、すすめる会のホームページよりぜひご覧ください。
神奈川区に多文化共生をすすめる会


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