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ベートーヴェンの森 第6回 第九
地元のオーケストラが昨年から演奏しているベートーヴェンチクルスの第九を聴きに行ってきました。初めて聴きに行くオーケストラです。
ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第1番ハ長調 作品15
ピアノ:小菅優
交響曲第9番 ニ短調「合唱付き」作品125
管弦楽 神戸市室内管弦楽団
合唱 神戸市混成合唱団
指揮 石川星太郎
https://www.kobe-bunka.jp/hall/schedule/event/hatsubai/7296/
ピアノ協奏曲はピアノの音と弦楽器の旋律がお互い寄り添って波を作っている感じで、なかなかいいなと感じました。ティンパニもよかった。
そして第九。
最初から合唱団が入ります。女性がドレスを着ています。
合唱団の多くが楽譜を持っています。
ソリスト用の椅子が舞台最前に置かれました。
なんでドレス?(ソリストが着るようなドレスです)合唱団なのに?
そしてなんで楽譜?プログラムには「日本を代表するプロフェッショナルの合唱団」とあります。
第1楽章
すごい早い。今まで聴いた中で一番早いのではないか。弦が重みがあって、それぞれの楽器の層が重なり合っている。ティンパニもいい
第2楽章
管の低い音の不安定さが気になる。ピアノ協奏曲では気にならなかったので、第九から入っているホルンと思われる。クラリネットとファゴットも不安定...なんか変な終わり方したな、と思っていたら、指揮者が止めたようでしばし中断。客席には説明なく、途中で指揮者が客席に頭を下げた。
何度目かの第2楽章最初のフレーズからやり直して終了
第3楽章
ソリスト入場。マウスシールド着用し、楽譜を持っている。ソリストが楽譜を持っているのは11年前にグラスゴーで聴いた第九以来。その時はソプラノだけが持っていたが今日は全員持っている。なぜ?
第4楽章
管の歯切れの悪さと不安定さ、時にハーモニーが走り居心地の悪さを感じる。気がついたらフーガで、看板メロディ(日本語で「晴れたる青空」のところ)が過ぎていた。こんなの初めて。合唱団はマスク着用のまま。
合唱最後の溜めはほとんどなくあっさり終わる。
youtubeでシカゴ交響楽団の第九を聴いているが、ゆったりとしたテンポで包まれる感じ。
好みなのだけど...
ドレスを着た合唱団が楽譜を持って入ってきたときからこの感想は決まっていたのかもしれないけれど、今日の演奏は私には合わなかった。
このオーケストラでベト7の公演の予定があるが、行かないな。