東京タワーRTA、ガチ勢の世界を垣間見てしまった。

前回は、ニコニコ動画に投稿したネタ(https://www.nicovideo.jp/watch/sm36997315)ついでに、素人なりに攻略解説を書いてみたわけですが、投稿後にエゴサしてたら真のガチ勢のYoutubeチャンネルを見つけてしまいました。


東京タワーの裏技!展望台への階段を何度も登り降りする方法
https://www.youtube.com/watch?v=P4yaV6OVYf8

この方のチャンネルの全動画を見たり、他のトップクラスの方のTwitterやら大会のレポも読んだりして、自分の未熟さに気付いたり、奥深い世界を垣間見てしまったので、そのあたりを書き留めておきます。

(1)検索ワード
自分が登頂前の予習や、動画作ってる最中のネタ探しでは、「東京タワー」「外階段」「RTA」みたいな単語で検索してしまったのですが、ガチ勢の世界では、「バーティカルランニング」「階段垂直マラソン」という用語が正しいようです。ニコ動だと、RTAの方が視聴者にウケルというか伝わりやすいものの、「RTA」って言い方は一部の人にしか通じない言葉なので、ガチ勢の方からすれば、間違った言葉の使い方に見えちゃいますね。

正しい用語で検索すると、大会のレポや動画も出てきます。自分が動画作成の時に、正しい検索ワードにたどりついて、大会動画とかを見ていれば、より正確で深い内容にできたのになぁ、と後悔したり、

次回は正しいキーワードにたどり着くためにもっと工夫しなきゃな、と思いました。

(2)誤解や調査不足に気付いた!
・ガチ勢の動画見ていて、別のニコ動の方の解説の2分8秒台が最高記録じゃなくて、もっと早い記録が存在して、最高記録(タブン)は2分1秒95ということに気付きました。Google検索でも直近の大会の結果が上位にきたり、大会レポのSEOとかの都合でしょうか。ちゃんと調べずに検索上位にきたから最高記録だ、などと思いこまないよう注意しなければ、と思いました。

・次に、大会のゴールが600段目じゃなくて531段目と言うことも知りました。外階段部分のラストが大会のゴールで、展望台の屋内部分を含めてないのはなぜ?とも思いました。推測になりますが、531段目以降は狭くなるので選手同士の接触トラブルを避けるとか、安全上の理由でしょうかね。

・料金は1回あたり大人1人1200円なので、何回も練習で登るのは高いなー、ガチ勢は出費大変だろうなー、なんて思っていたのですが、1Dayパス2200円があることも知りました。普通に考えると「誰が買うんだよwww」って話ですが、ガチ勢ご用達のチケットですね。まあ私の場合、大会出場でもしない限り一生買わないと思います(≧▽≦)

(3)ガチ勢解説に学ぶスポーツ理論
ガチ勢の方の解説を見ると、「手すり」の使い方のテクニックも大きな要素だと知りました。

基本的には、脚の筋力と心肺機能が大きな要素だと思いますが、より速く登るためには、手の力も利用した方がいいですもんね。手の使い方も、手すりを引っ張るだけでなく、コーナーで外側の壁を押すテクもあるとか。奥が深い!他にはペース配分が重要なようです。

(4)この種目の発展の可能性について
この手のレース、個人的にはすごく面白いと思いますし、普及して欲しいと思うのですが、気づいた課題としては、
・追い越しでのタイムロスの問題。少人数のエリートクラスは十分間隔開ければいいとして、一般の部では公正なレースが難しい、草大会として楽しむなら追い越しロスもゲーム性と割り切れるが。
・練習場所の問題。高層ビルにある会社は、エレベーター渋滞対策や健康のための運動として階段利用に好意的だと思うが、衝突事故を誘発したり一般人を驚かせるようなスピードで登るガチ勢は求めてないだろう。チーム戦で優勝すると会社の宣伝になるような餌でうまく会社の協力を得て盛り上げられるといいのですが・・・。

と、こんな感じで、アスリートが極めるような種目にするには課題も多いのですが、一般人がレジャー気分で挑む分には、気軽に短時間で楽しめていいスポーツじゃないかと思いました。

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