プロスポーツは大衆向けの精神安定剤なのかもしれない
コロナ騒ぎもやや落ち着いてきた6月、プロ野球などプロスポーツ再開に向けた動きが出てきて、NHKニュースにもスポーツの話が入るようになって、スポーツニュースのおかげで自分の気持ちが明るくなってきたのを感じた。
15分のニュース番組があるとして、最初から最後までコロナ関連の話だったら気が重くなるが、プロスポーツのニュースは短時間でも明るい雰囲気で上向きの気持ちにさせる作りになっているので、
真面目なニュース(やや重い)→スポーツニュース(明るい)→天気予報(客観的)、という構成のニュース番組はメンタルヘルス面から見て良くできている。
コロナの影響で、プロスポーツが中止になりスポーツニュースもなくなると、真面目なニュースばかりになってしまう。私の場合、「民放は糞だ」「Yahooニュースはメンタルに悪い」「ニュースに演出表現を持ち込むな」と思っていたり、普段プロスポーツの試合の結果に全く興味がないのであるが、
NHKニュースの中に、プロスポーツの話題が復活して自分の気持ちが明るくなったということは、ニュースには多少の娯楽もあった方が、視聴者のメンタルヘルスに良いのだろう。
ではその娯楽として何が良いか?大勢の人に共感を呼び起こせて、政治性を帯びるなどして反感を買うこともなくて、毎日のニュースに登場してもマンネリ化しにくいもの、その都合の良いものがスポーツニュースであり、
野球やサッカーのようなメジャースポーツレベルとなると、そのスポーツのファンのため「だけ」の娯楽ではなく、興味がない人も含めて、国民的娯楽として大衆の精神安定剤として機能しているのではないか?
コロナの影響で市民の不満が高まっている中、スポーツニュースにその不満を解消する力があるなら、(個人的には興味がないのだけれども)プロスポーツはどんどん再開させて、国を元気にして欲しいものだ。