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虹む街を観てきました。

神奈川芸術劇場での #虹む街 を観劇してきました。

想定される場所は横浜野毛周辺の、雑多な小さな店が集まっている飲み屋街の中にあるコインランドリーでのできごと。

豊かでは無いけれど、毎日を明るく生きている飲食店の外国人達。



いろいろな理由で、無表情に生きているコインランドリーをめぐる日本人達。



まるで外国人達は、自分が小さい頃の自分の商店街の大人たちみたいに、明るくて未来に一握りの希望と幸せを感じて生きている。

演技での日本人達は、経済的にも気分的にも沈んで行っている今の日本そのもののようだった。

今も商店街で商売をしている自分には、日本人達がすごくリアルで共感できたし、明るく生きている外国人達の楽しそうな、優しい、人を大切にする雰囲気には自分の心のなかでカサカサに枯れていた部分に、まるで恵みの雨が降りそそいで、染み渡るようだった。

世の中、降ってくるのは雨だけでなく災難も降ってくる。

でも雨が降れば、傘のない人に傘を差し出したり、濡れている人がいれば、タオルを差し出したり、何かはできるはず。

気持ちを差し出すだけでも、相手だけでなく、自分も少し幸せになれる。

そんな小さな一歩を、お互いに踏み出せたら、そして一日の最後にお酒でも餃子でも乾杯できたら良いですね。

虹じみ、滲み、そして沁みました。

開演前から、すごくリアルなセットを見ることができて、終わった後には、撮影の時間もいただけました。


チョークで書かれた「いままで、ありがとうございました」の扉が、一番最高のショットです。

開演できるか分からない状況の中、こんな素晴らしい時間をありがとうございました!