飲兵衛は吠えるがキャラバンは続く
明日働けば、2連休。
旅をしたい。
自分のことを誰も知らない場所に行きたい。
日常的な用事を突然、頼まれない時間が必要だ。
旅をするということは、透明人間になる事。
◇ ◇ ◇
現地は一層寒そうだ。
私は結構、疲れている。
喉も少し痛い。
自転車で走ろうと思っていたが、ほどほど歩く旅にして、基本はゆっくり休む休日の2日間にしようと、考えを変えた。
候補は、福島県のいわきだ。
特別なことを考える力が湧かない時、このエリアに行きがちだ。
各駅停車を一回乗り換えれば着く。
その間、電車に揺られて寝るのも、心身ともにマッサージだ。
いわきに行けば、普段着で地物の魚を気軽に楽しめる店をいくつか知っている。
今日、ふと気づいたんだけど、骨太な体格の人が多い地域で、そういう意味でも、なんか親しみやすい。
ただ、何度も行っているので、どこを小さく旅しようか、と言うのがいつも悩みだ。
今回は、初日はここに歩いて行こうと思う。
コロナが流行りだした2020年の3月にいわきエリアを旅した時、四ツ倉の居酒屋でオーナーと常連客に両脇を挟まれて飲むことになって、その時に「明日はここに行け」と言われた場所だ。
その時に翌日は、四倉駅からいわき駅まで歩く予定だったので行けなかったが、ずっと気になっていた。
ようやく行けそうだ。
◇ ◇ ◇
二日目は、決まっていない。
何度も来ているので、改めて何をしていいか分からないが、旅の中で出会った人からヒントをもらうか、地元テレビニュースで何か発見があるか。
とにかく、ゆっくり席に座って、地物の魚を食べながら、地酒を飲めれば良いのだ。
これが私の大忘年会だ。
年の終わりに、忘れてはいけないことを振り返る、棚卸し大作戦だ。
今日最後のアルバムは、小沢健二さんで「犬は吠えるがキャラバンは続く」です。
おやすみなさい。