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こんな時に西尾久にMVPが。
朝、午前9時に天ぷら屋の鍋に火を点ける。
今日は、WBC決勝戦。
7坪強しかない敷地に持ち帰りの天ぷら屋と住居があるので、一階の住居部分(後)を見ると据え付けのテレビで決勝戦が観られる。
しかし、ゲームセットまで後ろを向いて観たくない。
(そういえば、昔、商店街の人達はラジオで巨人戦を聴いていたよな)と思い出し、ワンチャンでradikoを立ち上げるとニッポン放送でやっている!
ラジオじゃ迫力ないかなと心配したけど、逆。
放送席の緊迫感がリアルに伝わってくる。
特に、仕事中に応援するなら、TVerとかでもなく、ラジオ最高。
解説の谷繁さんのテンションも、ショーアップしてなくて、心地よい。
1時間が経過。
困った。
こんな歴史的な時間に、WBCに全く関係ない番組をやっているって、相当おかしいぞ、でも、その時間帯に3軒隣の「おぐセンター」店長の森下君が、文化放送の生放送で三十分話すという。
悩む。
しかし、二兎を追うもの一兎を得ず。
心を鬼にしてWBCを最後まで聴いた。
8回は、ダルビッシュと決めていたらしい。
ダルビッシュが打たれた。
しかし、解説の谷繁さんはわりと落ち着いている。
一点取られたが、それで8回を抑えて、役目を終えた。
9回表、日本の守備、ピッチャーは大谷。
この時間になると商店街に人通りなんてない。
嫁さんは、7坪の住居スペースのテレビに釘付け。
大谷、最初の打者をファーストに送ってしまう。
気づいた!
radikoは一分遅れている!
この一分は、試合進行を知るには致命的であり、店の営業には、全く影響がないと、理解した。
天ぷら鍋の火を消して、テレビに向う。
大谷の顔。
疲れているようにも見える。
こんだけずっと、イレギュラーなチームで戦って、時差、気温まで変わって、バッターなのに最後の最後で、世界戦の天下分け目の投球をする。
しかし、一球投げるごとに顔が変わってくる。
この顔は不動明王像だ。
何という集中力。
ラジオからは、最後のバッターとの関係を何度も語られる。
世界が、大谷選手の夢を、一緒に見ているようだと、ラジオでコメントしている。
奇跡のようだと。
ツーストライクから気迫の球が、大谷選手の手から放たれ、横にスライドする不測の動きをして、キャッチャーミットに沈んだ。
ゲームセット。
…、この瞬間から、日本は変われる気がした。
昭和が終わった。
若い人たちが先頭に立つ時代の幕開けが今日になったと確信した。
午前の仕事を終え、昼食休憩、もう一つの大事なラジオをradikoのフリータイムで聴いた。
近所の森下君がゲストのラジオトーク。
まさに。
日本が変わるスライダーの一人だ。
WBC日本が優勝をかけた試合とか、総理大臣がウクライナに訪問したとか、習近平氏がモスクワを訪問したとか、こんな時に、ラジオで西尾久のことを全力投球で生放送で話している森下くんは、今日の、地域の、MVPです。
絶対。
是非聴いてください。
(視聴可能が一週間くらいなので、2023年3月末には聴けなくなります)
おとなりさん 10時~11時 文化放送 2023/3/22(水) 10:00-11:00