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今週の越境EC・訪日インバウンド業界関連ニュースまとめ 2025/02/01 #5

越境EC・訪日インバウンド関連のニュースを週間でまとめ、なるべく土曜日に出したいと思っています。現地のEC関連のニュースなども含むので世界の情報をさくっと吸収できるはず!
春節始まりましたし、旅ナカ・旅アト需要をしっかりと掴んでいきましょう。


台湾:旧正月連休初日、桃園空港の予想利用者数延べ15万人超 コロナ後最多に

台湾は25日から9連休となっている。北部・桃園市にある桃園国際空港の運営会社は、連休初日の利用者数は延べ15万7000人に達し、新型コロナウイルス後としては最多になるとの見込みを示した。
25日に離着陸する航空機は延べ736機。海外へ出発する人は約7万6000人で、うち第1ターミナルからは1979年の開港以来最多の約4万人が出発すると見込んでいる。

コロナの影響は完全に払拭されましたね。台湾は九州ほどの大きさなので海外に楽しみを求めるそうです。歴史的な円安は継続していますし、親日国なので日本にも相当数来てくれそうです。

台湾:台南で開催のランタンフェス 日本情緒あふれる ねぶたの展示などで

南部・台南市の宗教施設、普済殿の文化イベント「普済ランタンフェスティバル」(普済灯会)のライトアップが24日行われ、絵付けが施された1800個のちょうちんが会場や周辺の道を明るく照らした。日本のちょうちんを紹介するエリアも設置されるなど、台日の友好ムードを演出している。

日本のねぶた文化もともに展示してくれるのは日本人として嬉しいですね。ここから日本に興味を持って現地を訪れてくれる人も増えるはずなので、こういうコラボレーションは素敵です。

中国:若者の間で水晶が大流行 消費ブームで仕入れ価格も上昇

昨年から水晶の採掘・加工・卸売ビジネスを始めた唐さんは、「これまで水晶はニッチな商品だったが、現在では当社は主にライブコマースに商品を供給しており、シトリン(黄水晶)とアメジスト(紫水晶)を求める人が多い」と話した。

若者の間で水晶ブームが起きているそうで、Douyinで水晶調べてみましたが、結構な動画がアップされていました。オーソドックスにブレスレットが人気みたいです。

中国:「氷雪経済」が盛り上がる中国、7割超の回答者が「氷雪観光」に積極的

調査では、71.2%の回答者が「氷雪を目的にその町に行く」と回答。さらに分析すると、「行く」と答えた割合がより高かったのは、年代別では1990年代後半(78.8%)、居住地別では「一線都市」(74.7%)だった。
回答者の性別は男性が36.9%、女性が63.1%。世代は2000年代生まれが8.9%、1990年代後半生まれが25.7%、1990年代前半生まれが41.7%、1980年代後半生まれが13.8%、1980年代前半生まれが7.6%、その他が2.3%。居住地は「一線都市」が39.2%、「二線都市」が39.8%、「三・四線都市」が18.6%、県城(県都)や町が1.9%、農村が0.5%。(編集NA)

日本もバブルのときはスキーが大人気でしたが、中国も同様のようです。日本のスキー場も続々とリフト券が訪日外国人特需で値上がりしているようです。

韓国:韓国旧正月、最大9日の大型連休も42%が「家で過ごす」ー韓国・毎日経済

20~69歳の男女3000人を対象に旧正月連休に関する世論調査を実施した結果、「家で過ごす予定」との回答が41.6%で最も多かった。次いで「実家に帰る予定」との回答が35.3%、「未定」との回答が17.0%だった。
「旅行する予定」との回答は16.8%(国内旅行12.2%、海外旅行4.6%)で、行き先として国内は済州島、江原道、釜山が多く、海外は日本、タイ、ベトナムの人気が高かった。

可処分時間の使い方が豊富になっているので、実家に帰ったり旅行に行く動きは日本同様に必ず行われるものではなくなっているようです。不景気というのも大きそうです。

フィリピン:フィリピンで訪日ビザ申請を制限 観光ブームに冷や水

円安を背景に観光で日本を訪れるフィリピン人が急増。大使館は「大幅な増加が続いている」ことを理由に従来の倍となる2カ月前までに観光ビザ申請を済ませるよう呼びかけている。混乱が広がり訪日ブームに冷や水を浴びせかねない。

フィリピンの訪日外客数は年々右肩上がりで人気が止まらない状態。中国にはビザを開放してフィリピンだけ制限するのはよく分かりませんね。一人あたりの日本で落とすお金も20万弱ありますし(韓国人は11万ぐらい)。

日本:台湾、日本人の海外旅行先として高い人気 背景に距離の近さや良好な関係か

台日間の良好な関係や日本人旅行客に対する台湾人のフレンドリーさが、日本人を引き付けているとの見方を示した。昨年行われた日本側の調査で台湾は日本人の人気海外旅行先の第3位になっていると強調。円安下でも距離の近さや航空券の安さ、台湾の人々の人情味が人気の要因になっているとし、大自然やグルメを楽しみに来ていると語った。

安くて、近くて、優しい。僕が台湾に感じる三大要素ですが、同じことを感じている人は多そうです。台湾と日本はいつまでも仲良くしていきたいですね。

日本:訪日客に人気のお土産上位は日本のお菓子!日本の魅力を再発見できる春節を提案

訪日外国人に対して事前に実施したアンケート結果によると、訪日外国人の約4割が日本の菓子を手土産におすすめしたいと回答。
また、手土産を選ぶポイントは、①日本のブランドであること(約35%)が上位を占め、さらに②キュートなパッケージデザイン(約25%)、③和菓子のみならず洋菓子においても日本ならではの味(約24%)があげられるなど、ジャパンメイドということだけではなく、パッケージの見た目や味も選ぶうえで重要なポイントであることがわかりました。

見た目はお土産だと特に理由として大きそうです。日本のパッケージデザインをそのままで販売するというよりは、訪日外国人にも選ばれそうなパッケージを最初から作る動きになりそうです。

日本:インバウンド消費8兆円突破、自動車「輸出額」に次ぐ規模に…ホテル・空港など受け入れ態勢に課題も

日本経済に占める訪日客消費の存在感も高まっている。訪日客消費は統計上、輸出に分類される。財務省が公表している貿易統計の主要品目の輸出額(24年1~11月)を年率換算したものと比べると、訪日客消費は半導体や鉄鋼を上回り、日本の主要な輸出品である自動車に次ぐ規模になる。

訪日インバウンド消費が輸出分類なんだ、と驚きましたが外貨獲得という意味だと輸出に入れられてもおかしくなさそう。一大産業になってます。2030年にはいまの市場規模の2倍になっている可能性があるので早く越境対応したほうが良いでしょうね。

日本:国内百貨店、中国インフルエンサーが広告塔 春節PR合戦

春節(旧正月)を前に、そごう・西武などの国内百貨店による中国のSNSでの販促合戦が始まった。広告塔は中国人インフルエンサーだ。企業が前面に出るのではなく、消費者に近い立場にある人の発信力を借りて中国人を誘客する。

中国ではライブコマースやインフルエンサーが流行りすぎて、その職業についている人が1500万人を越えたそうです。それぐらい販売手法として確立されているからこそ、これを外すと結構厳しいという状態。

日本:中国発「Temu」、日本でEC出品者募集 品ぞろえ拡充

中国発ネット通販の「Temu(テム)」は、日本の出品者の受け入れを始めた。現地化に乗り出すことで、日本の消費者の嗜好に合わせた品ぞろえを増やす。配達までの時間の短縮にもつながり、日本での利用者獲得を狙う。

どう差別化するのか気になります。質はあまり良くないけど、安いからOK。だったTemuですから日本のECモール化することで強みが消えないのか。

日本:外国人観光客に人気の品物は? 買いたいお土産のジャンル第1位は伝統工芸品

外国人観光客に人気のお土産ジャンル第1位は「伝統工芸品」(28.5%)。続いて2位になったのは、日本酒や抹茶のお菓子など食品や飲料(19.7%)。3位は漫画やアニメグッズなどのポップカルチャー関連(18.7%)だ。

モノよりコト消費。文化を体験するアドベンチャーツアーが人気なので、文化を感じる伝統工芸品の人気も必然なんですね。

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