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毎日の暮らしを豊かにする余白/お香を暮らしに取り入れる

次の日曜日(12日)、「現代の陰陽師が伝えるお香」に出会う機会に恵まれました。この機会を素敵な時間にするため、少し香りについて考えています。昨日は、記憶のなかの香りについて書いてみました。今日は香りの不思議な力について深めてみます。

香りは、五感を刺激し、記憶や感情を呼び覚ます、不思議な力を持っています。良い香りを嗅ぐと、気分転換になったり、リラックスできたりするだけでなく、心身に様々な影響を与えることが知られています。

香りの力

生理的な作用: 自律神経やホルモンバランス、免疫力に影響を与え、心拍数や血圧、呼吸などを調整したり、痛みを和らげたりする効果も期待できます。
心理的な作用: 感情に直接働きかけ、気分転換やリフレッシュ、リラックス効果をもたらします。また、過去の記憶を蘇らせたり、集中力を高めたり、食欲や睡眠にも影響を与えます。
精神的な作用: 心を落ち着かせ、ストレスを軽減し、リラクゼーションを促します。空間を清め、邪気を払う力があるとされ、宗教儀式や瞑想にも用いられます。

最近は少しご無沙汰しておりますが、数年前からメディカルアロマコンサルタントの方とお付き合いがありまして、北海道のもみの木を香りを使ったオリジナルの森の香りを調合してもらったことがあります。
私の場合は、山育ちということが影響してか、森の香りとの相性が良く、明らかに眠りの質が良くなり、朝もすっきりと目覚めるようになりました。

その他、仕事の時に集中力を高めるために、ラベンダーの香りをベースにすた香りも使っていました。

オリジナルの森の香り

先日訪れたお宅で、玄関でお香を焚かれていました。
その時も、とても素敵だと感じましたが、改めて思い起こすと、暮らしにお香を取り入れる。その心の余裕が、その方の魅力につながっているように感じます。

アロマテラピーも魅力的ですが、お香ならではの良さもたくさんあります。

古き良き伝統を感じる

お香は、古くから日本で親しまれてきた香り文化。
自然の恵みである香木や香料を、伝統の技で練り上げたお香は、奥深い香りの世界へと誘ってくれます。
その香りは、心を落ち着かせ、日々の喧騒を忘れさせてくれるでしょう。

五感を研ぎ澄ます

お香の香りは、アロマテラピーに比べて、より繊細で複雑。
香りの変化をじっくりと味わうことで、五感が研ぎ澄まされ、感性が豊かになるのを感じられるかもしれません。
また、香炉や香立てを選ぶ楽しみも、お香ならではの魅力です。

空間を浄化する

お香は、古来より、空間を浄化し、邪気を払うものとして使われてきました。玄関に焚かれたお香は、家全体を清め、良い気を呼び込む効果も期待できます。
また、瞑想やヨガなど、心を静めたい時にもおすすめです。

自分と向き合う時間を創出

お香を焚き、その香りに意識を集中することで、雑念が払われ、自分と向き合う、静かな時間を過ごすことができます。
現代社会の忙しさの中で、心をリセットし、穏やかな気持ちを取り戻すのに役立つでしょう。

お香と招き猫

アロマテラピーとはまた違う、お香には奥の深い世界がありそうです。
暮らしの中に取り入れて、豊かな時間と空間を創ってみたいと思います。