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目指せ余暇人!/感謝の力

60歳を前にして余暇人を目指すことにしました。今週は自分が目指す「余暇人」とはどんな人なのか考えます。今日のテーマは「感謝の力」です。

感謝の心をもって、世界を見ると、より美しく感じられる

リリアン・ディッキンソン

感謝の力の効果

ずっと始めたないと思っていた Gratitude Journal(感謝の日記)を始めました。一人では続きそうもなかったので、仲良くしていただいている方にお付き合いいただいて、LINEを使ってその日あった出来事や、嬉しいことをしてくれた方への感謝を3つくらい思い出して書いています。
このブログも今、仲間と一緒に書いていますが、一人では続かないことも、仲間と一緒に挑戦するとたのしく取組めています。

早く行きたいなら一人で、遠くへ行きたいならみんなで行け

アフリカの諺より

これまで書いてきた「無用の用」や「足るを知る」の源泉はこの感謝の気持ちではないでしょうか。感謝の気持ちで過ごすことで心に余裕が生まれ、無用の用や足るを知ることを実践できるのだと思います。
さて、Gratitude Journalをはじめてもうすぐ2週間になります。毎日書いていると、日常のちょっとしたことに感謝できるようになってきたことを感じます。
Gratitude Journalの効果については、いろいろあると思いますが、私はこの日常のちょっとしたことに感謝できるようになるということが、最も大きいと感じています。感謝の気持ちでいると、私がそうありたいと思う、謙虚や寛容でいられます。

日本には「ありがとう」という言葉あります。当たり前のように感じることも実は当たり前ではない「有難い事」。この世の中に当たり前のことなど何もない。そんな気持ちで毎日を過ごすことができると、世界の見え方が変わってきます。
冒頭紹介したリリアン・ディッキンソンの言葉のように、「感謝の心をもって、世界を見ると、より美しく感じられる」のではないでしょうか。

余暇人と時代劇に出て来る旦那さん

時代劇を見ていると、旦那さんと呼ばれる人がでてきます。旦那さんは、
羽振りが良い(裕福で気前が良く、周りの人に施しをしたりする)
人情に厚い(情に脆く、困っている人を見過ごせない、面倒見の良い人物)粋で洒落者(ファッションセンスが良く、言葉遣いも粋で、遊び心を持っている)
落ち着いていて威厳がある(物事に動じず、どっしりと構えていて、周りを圧倒するような存在感を持っている)
頼りがいがある(いざという時には周りの人を助け、問題を解決してくれる、頼りになる存在)
こんなイメージでしょうか。

そして、お金に汚い悪徳商人に対して、人情に厚い旦那さんが正義を貫くというストーリーがよく見られます。これは、旦那さんにとって資産よりも人望が重要であることを示しています。

私は、ずっと以前から和菓子屋か小料理屋さんの2階にオフィスを持って、そこに困ったまちの方が駆け込んでくる。時代劇で見たような、そんな働き方を夢見ています。私の余暇人のイメージは、時代劇に出て来るこの旦那さんのイメージに近いのかもしれません。

「希望」は羽を持つもの

今日の最後に冒頭ご紹介したアメリカの詩人、エミリー・ディキンソンの詩をご紹介します

エミリー・ディキンソン

「希望」は翼をまとっている-

「希望」は翼をまとっている
魂を止まり木にして
言葉にならないメロディを奏でる
そしてやめない-決して

歌声は大風でも聞こえてくる
こんなにも大勢の人をあたためる
この小さな鳥をいじけさせるなら
それはよほどひどい嵐にちがいない

凍てついた土地でも歌声が聞こえる
見知らぬ海でも聞いたことがある
でもどんなときであっても
パン屑ひとつねだったことがない

ディキンソンは、この詩を通して、希望の力強さ、そしてどんな困難な状況でも希望を持ち続けることの大切さを伝えています。

私の目指す余暇人は、感謝の気持ちを忘れない、日々、感謝の気持ちで過ごしている人。
12月14日から余暇人を目指すとして始めたこのブログ、いよいよ明日、明後日で目指したい余暇人のイメージをまとめていきます