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米子で見た夕暮れ

2018年9月28日、出雲大社へ行った後、泊まっていたホテルのある米子へと戻ってきた私は、まだ日暮れまで時間があることに気づいた。

何をしよっかなーって色々考えたんだけど、もう一度鉄道に乗ってどこか行くには短すぎる感じの時間だったのね。

境港市の水木しげるロードに行こうかとも考えたけど、前に山陰に来たときすでに行っていたし...

思い切って私は、米子駅でレンタサイクルを借りて、米子市内をサイクリングしてみようと思った。

米子は自転車で回るのにちょうどいいサイズの町だって観光ガイドには書いてあったんだけど... 思ってたよりずっと広かった。

初め、加茂川の方へ行って、川沿いにあるカッパのオブジェを見て「こわっ」と思ったりしてたんだけど、ふと皆生温泉の方へ行ってみようと思ったのね。

結局、皆生温泉までは行かなかったんだけど、国道431号線まで出て、ずっと道沿いに走った。

地方都市によくあるように、ある程度太い国道沿いに色んなお店があって、やっぱ米子もそうなのかって思ったことを覚えてる。

結局、行きとは違う道で、米子の駅前の方に戻っていたんだけど、ちょうどその時、日が暮れつつあった。

何気なく、道路の先を見ると、写真のように空の色がきれいなグラデーションになっていて、感動した。

この瞬間にしか出会えない景色に出会えたことが、すごく記憶に残っている。すかさず写真に撮って保存したけど、実物は写真よりもっと鮮やかで、もっと微妙で、きれいだったのを覚えている。

限りある人生の中で、何気なくこのような瞬間の風景に出会えた。きっとヒキニート気質で家の中にずっとこもっていた私なら、このような風景を見ることはなかっただろう。風景との出会いにも一期一会的なものがあるんだなぁ。

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