【その他】暗黒界関連カード③【バラエティ編】
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暗黒界関連カード、第3回目はディスカード系以外のカードで暗黒界を支えてくれるカードを厳選していきます。
ではイく。
魔サイの戦士
他の悪魔族に効果破壊耐性付与、及び埋葬時に悪魔族を墓地に落とす効果がを持ちます。
主に使うのは②の墓地肥やし効果。これでグラファや魔神王レインを素早く墓地に置き、その後の動きをスムーズにします。既にグラファ等が墓地にある場合でも、暗黒界はディスカードを中心に動く構造上、墓地にある方が都合が良いモンスターも自然と複数採用されがちなので、状況に応じてそれらを埋葬していけるこのカードは使い勝手がいいです。
魔界特派員デスキャスターの登場により場に出したい悪魔族を墓地に置き蘇生するという動きも可能になったため、これまで以上に便利なモンスターとなりました。
①の他の悪魔族を守る効果も地味ながら優秀であり、相手の除去や攻撃をまずこいつに誘導させることで相手のテンポを崩すことができます。先述のデスキャスターと併用することでさらに他のモンスターを守りやすくなる他、このカード自身もデスキャスターの蘇生に対応しているため、比較的簡単に盤面を堅くしていくことができます。
地属性のため闇属性サポートを受けられないのが少々惜しいところ。高性能なので大して気になるものではありませんでしたが、融合グラファの素材になれないという点には気を付けておきましょう。
抹殺の邪悪霊
怨念の邪悪霊
それぞれ異なる条件での悪魔族の蘇生と自己サルベージを行います。
グラファと魔神王レインがいずれも墓地と場を往復しやすいレベル8悪魔族なため、邪悪霊の手札に戻る効果も発動チャンスが自然と多くなります。特にレインはグラファと異なり手札に戻りやすいため、それを捨てることで邪悪霊の回収が容易に行えます(レイン登場前は場のグラファをリンク素材や各種コストにする必要があったため、言うほど気軽にできるわけではありませんでした)。
ちなみにテキストだけだとわかりづらいのですが、この自己サルベージ効果はダメージステップに発動できない都合上、レベル8悪魔の被戦闘破壊時には使用できないので、そこだけは注意してください。私も最初はそれを知らずに最強邪悪霊してしまいました…。
①の悪魔族蘇生効果は抹殺の方がやや評価は高く、相手の攻撃を高レベルモンスターに誘導できるため、最低でも味方やライフを守る仕事は果たしてくれます。手札にいることがバレていても牽制にはなるので抱えておくと得なことには違いありません。
怨念の方はコンバットトリック的な扱い方はできないものの、トリガーが非常に緩く、とりあえずボードアドを稼いでおきたいという場合はこちらに軍配があがります。併用するのも充分アリです。
魔界発現世行きデスガイド
レベル3悪魔をリクルートします。
言わずと知れた強力な下級悪魔。出すだけでアドバンテージを稼げるカードはコンボ性が高い=事故るとすぐジリ貧になりがちな暗黒界にとって非常に有用なカード。単体でデスキャスターのようなリンク2に繋げられるのは勿論、先述の魔サイや邪悪霊を引っ張って戦況を有利に運んだり、狩人ブラウを召喚してグラファや魔神王レインの自己蘇生に使用したり、用途はそれこそ無限大。このカード自身のサーチ手段もクリッターや彼岸の悪鬼スカラマリオン等複数あるため、確保も容易。手札誘発をもろに喰らってしまうのが弱点なので、そこだけ意識しながら使用しましょう。
トレード・イン
手札交換の魔法カードです。
コストで捨てるため暗黒界の効果発動こそできないものの、墓地にある方が都合の良いグラファや魔神王レインを捨てつつ2ドローは中々魅力的。従来はグラファを早々に墓地に送ってしまうと捨てるためのコストがない=レベル8をサポートするはずなのに却って事故札に成り下がるという事態が珍しくありませんでしたが、魔神王レインが手札に戻りやすい性質上腐りづらくなり、使い勝手が向上したカードと言えるでしょう。
おろかな埋葬
悪魔の嘆き
モンスターを墓地へ送るカード。
魔サイの戦士の項でも触れたように、暗黒界は墓地の重要度が高いため、必然的に墓地肥やしカードも採用されやすくなります。
おろかな埋葬はもはや言わずもがな。悪魔族以外も肥やせるため、種族が混合するタイプのデッキなら入れない手はほとんどないでしょう。
悪魔の嘆きは即効性がなく相手の墓地にも依存するため気軽に採用できるわけではありませんが、相手の墓地効果を妨害しながら自分は墓地を肥やせるため、状況によってはおろ埋以上の働きをしてくれるかもしれません。9期のカードにしては珍しく名称ターン1もないので、複数引き込んでしまっても腐りにくいのも良きです。
魔のデッキ破壊ウイルス
闇のデッキ破壊ウイルス
ウイルスカード。どちらも高攻撃力のモンスターを媒体とします。
グラファの存在により実質損失0で扱えるのが暗黒界との親和性が高い所以。魔のウイルスは展開用の低攻撃力モンスターを、闇ウイルスは戦術の根幹となる魔法カードをそれぞれ刈り取れるため、相手のデッキタイプと使用タイミング次第ではこれ1枚で完封も視野に入るほどポテンシャルの高い罠カード。暗黒界ならドローによるデッキ掘り下げ能力を高めることも比較的簡単なので、構築次第では安定して撃つこともできます。
サイドデッキ用のメタカード的側面が強いですが、魔法カードを一切使わないデッキは珍しいため、闇ウイルスは普通に採用して相手の妨害に使う、というのも悪くはないでしょう。
スキルドレイン
場のモンスター効果を無効化します。
これは厳密には暗黒界と相性が「良かった」カード。
墓地で発動する効果がメインとなり、場に高攻撃力のモンスターを用意しやすい暗黒界では、相手にだけ不利益を押し付けることができました。デスガイドのようなモンスターを採用している場合はそれらが腐るリスクは出てくるものの、スキドレ発動前の初動で使ってしまえば問題なし、スキドレ発動中は相手が被る被害の方が大きいはずなので1枚分のディスアド程度なら大した問題にはならないので、同時採用もアリでした。
ただし暗黒界の龍神王グラファの登場により、強力な制圧効果を打ち消してしまうスキドレとは噛み合いが悪くなってしまいました。融合グラファを使わない構築であれば採用は前向きに検討できますが、暗黒界の登極と併せて暗黒界デッキを強力にしてくれるセットのため、それを切ってまでスキドレを採用するかと言われれば正直微妙かも。併用する場合は自分の罠カードをどかす手段もデッキに搭載しておくのがベストでしょう。
以上で「相性が良いであろうカード-ノンディスカード編-」は締めさせていただきます。他にもドローを促進する「闇の誘惑」や「アドバンスドロー」、レベル8悪魔を手札に加える「ダーク・オカルティズム」や「魔犬オクトロス」、除外ゾーンからの帰還を行う「D・D・R」や「闇次元の解放」、「竜嵐環帰」等、暗黒界戦術をサポートするカードは多岐にわたります。デッキの型や好みに合わせて採用していきましょう。
次からの記事ですが、今週中にストラクRの収録内容が全て判明し実際の発売に至りますので、それ以降は暗黒界のデッキバリエーションが豊富であることを実際にお見せしたいと思います。
何回に分けるかは決めておりませんので、その点はご了承ください。