第五話

「よしっ」
「では次に顔認証システムを起動します。」
「顔を近づけてください。」
顔を近づけた。
「もっと近づけてください。」
快斗はギリギリまで顔を近づけた。
「顔認証完了しました。推定年齢136歳。北極生まれ。趣味はサボテン鑑賞。尊敬する人はドクターカルパッチョ。ではお入り下さい。」
「ひとつも当たってないし」
すべてハズレている認証システムは無視して快斗は中に入っていった。


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