Steamオータムセールゲームレビュー集

 2024/12/4、午前10時までだ。
 他のとこだとあんま触れられないかもなぁというのを(7dtd以外)選んだつもりだ。買え。


7 days to die(-30% 3,430円)

 説明不要のサンドボックス型ゾンビサバイバルゲーム。ゾンビ蔓延る滅びた世界で、トレーダーからクエスト受けてはこなし、建物から武器に防具に料理にと漁り、建築材を集めて拠点を作成、7日おきに来るゾンビ大襲撃から身を守るゲーム。最近正式リリースした。
 基本マインクラフトにゾンビを足した感じだが、見た目がリアル寄りなので没入感は高い。ゾンビも怖い。バットも銃もトラップもあるので拡張性も高い。難点は、サンドボックスサバイバルにありがちな、作業感か? あそこが楽しい人には当然おすすめ。

Airships: Conquer the Skies(-50%,1,400円)

 多くの機能を持つモジュールを組み合わせ、スチームパンクな飛空艇を設計し、それらを生産して世界征服するゲーム。いや、世界征服するのは自由だ。設計して戦わせるだけでも楽しい。設計に関しては、サイトの動画を見てくれ。自由度が高すぎて説明できん!
 私の感覚的には、自由に自分だけのMSを設計できるギレンの野望。防衛線維持用のめちゃくちゃ安くてすぐ作れる粗悪戦車や、大反攻用の砲台ガン盛りハイエンド高級飛行戦艦、近接武装のみに武装を絞って代わりに装甲と機動性を追求した突撃飛空艇などなど、自由な発想で自分だけの兵器群を作れ、そしてそれを実際に実践投入して試すことができる。こんなゲームは他にあるか?
 まあ、あるんだ。From the depthが。
 ただあちらはハイスペックなPCとハイスペックな脳みそがいる。こちらは中スペックで動いて低スペックな私の脳でもいろいろ設計できるため、入門的におすすめ。アプデも定期的にしているようで、いつの間にか征服モードがマジでギレンの野望とシヴィライゼーションの中間みたいな面白さになってた。おすすめ。

Diadra Empty(-50% 299円)

 ハイフィールドハイスピード全方位ロリSTG。めっちゃちっちゃい自機ででっかいフィールドを行き来して、大量の敵と弾幕とどでかいボス、を超高速無敵のウィングダッシュでばっさばっさと斬ったり撃ったりする。
 どう考えても避けられない弾幕を無敵でガンガンかいくぐりながら、翼でぶった切っていくのが爽快。無双ゲー的爽快感がある。難易度も抑え目。
 ストーリークリア後のエクストラモードはBGMが変わり、ラスト2ミッションはめちゃくちゃに熱い。敵と弾幕もめちゃくちゃに分厚い。テンションぶち上がるのでがんばってクリアしてほしい。ただ、ラストに向かうためにはスコアが一定以上必要なため、難易度も高い。がんばろう!
 ストーリーもとてもいいのだが、Steam版はなぜか日本語化が出来ない。同人版は入手困難だし、どうしたものか……。

Door Kickers(-75% 575円)

 特殊部隊の指示出し「だけ」をする一時停止ありのRTS。見下ろし2Dで、指示を事細かに、めちゃくちゃたくさん出せるのが面白い。
 隊員を扉の陰に待機させ、ドアを開けたと同時にフラッシュバンを投入、隊員突入し部屋を制圧後、廊下を視覚を隊員たちで互いに補いながら少しずつ前進。広場突入前に一旦停止し、一人の隊員が制圧射撃をしながら他隊員が前進、遮蔽についたらそこで制圧射撃、残った隊員たちも前進、などなど。
 そんな感じでマップを見て全部の動きを最初に打ち込むことができる。また、状況が分かり次第、ちょこっとずつ指示を出しても良い。隊員たちには視界があり、その視界内の状況しか分からないため、敵の配置などは最初には分からない。状況が変わって最初に立てた作戦が瓦解すれば、全滅もありうる。もちろん、隊員はロストする。
 日本語化もだいぶ前にしたし、おすすめだ。安いしね、セール中なら。

Far Cry 2(-70% 396円)

 まあ3以降でもいいと思うんだけど、2は、あれなんだよ。拾った武器で戦うと、ジャムって楽しいんだ。ぼろっぼろのAKを拾い、撃ってるとがちーん!って言ってジャムる。銃弾が飛び交う中、FxxK!って言いながらジャムを直すの、他のゲームでは味わえないロールプレイで、最高なんだよな。
 ゲームとしては、何度も何度も復活する検問所の敵とかで、めんどくさい部分も目立つんだけど、逆に考えると、こういう銃撃戦をさっと遊びたいなと思ったとき、さっとそういう敵が出てきてくれるので楽しい。
 難点は、後半になると敵がロケランをばかすか撃つようになること。もうこうなるとジャムとかなんとか言ってる暇がなくなり、高性能のスナイパーライフルでちまちま進むゲームになる。まあストーリーも面白いからね。進めちゃうんだけどね。あ、ストーリーはいつものFarCryです。

Geometry Wars: Retro Evolved(-50% 267円)

 伝説の見下ろし全方位2DSTG。まあ今だとヴァンパイアサバイバーって思うんだろうけど、こちらはスティックを倒した方向に射撃するタイプ。普通のSTGだね。
 基本ウェーブ型で、全方位から大量の敵がどかどか出てきてド派手にサイケデリックにばかすかぶっ壊れていく。破壊できないものはなく、相手の弾もなんでも撃てば壊れる爽快さ。のりのりのBGMも相まって、テンションと難易度がガンガン上がる。
 大量の敵をぎりっぎりで捌きながら破壊していくのは、やはりSTG最大の楽しさ。そいつを今なら300円未満で買える。買うしかないね!

Hellsinker.(-50% 490円)

 伝説。個人製作STGとは思えぬビジュアル、システム、BGM。独特のセリフ回しに世界観。難解だが読み解けばヒントが大量に書かれている取扱説明書。
 特にビジュアルとBGMが素晴らしい。私は特に3面Leadが好き。広い空、でかい戦艦、大量に飛んでくるミサイル、遠くに見える塔、透き通るようなBGM。サウンドトラックと一緒に購入はマスト。
 システムは難解ながら、難易度は通常のSTGぐらいだと思われる。弾幕は厚いが弾幕を無視する要素が大量に存在するため、決め打ちで安全に対応可能な部分が多いからだ。まあそれでも私はまだクリアできてませんが!
 Steam版は同人版からチュートリアルが追加され、ちょっととっつきやすくなった。本当にちょっと。
 入門用テキストとしてこちらも置いておく。https://konyokoudou-sk.tumblr.com/post/189187803741/hellsinker%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8B%E5%82%99%E5%BF%98%E9%8C%B2%E2%91%A0-%E3%81%BE%E3%81%9A%E6%9C%80%E5%88%9D%E3%81%AB%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8F%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A8

Killer7(-75% 631円)

 須田ゲーの中で須田ゲー臭が濃くて、しかもとっつきやすいアクションゲーム。基本的には前進後退を自分でできるガンシューティング。最近なぜか大型アプデが入った。
 透明な敵「ヘブンスマイル」が結構怖い。笑い声が聞こえたら、やつがいる。銃を構え、いるであろう方向をスキャンして実体化させ、弱点を撃たなきゃ笑いながら突進してきて自爆して死ぬ。怖い。
 しかしこちらも7人の殺し屋に変身できる、多層人格の殺し屋「Killer7」。恐れることはない。政府から依頼を受け、ばちくそにかっこいい銃裁きでばんばんヘブンスマイルをぶちまける。
 ストーリーが、いわゆる、須田節全開で、セリフ回しと演出がいちいちクドくて日本刀のようにキレている。このかっこよさに惚れ込んではまるか、濃すぎて敬遠するかではまり具合が変わる。敵も味方もキレッキレなキャラ立ちをしており、印象の薄いキャラが1人もいない。濃すぎる。
 ストーリーは、表向きには難解だけど考察しがいのある深いもの。裏向きには、不条理で理不尽。

メタルギアサヴァイヴ(-40% 3,286円)

 MGS5の遺産を流用して作ったゾンビサバイバルゲーム、ってところ。基本が面白いので当然面白い。ストーリーが、最初はまあそんなもんかってなるところからどんどんぶちあがっていき、最終盤は激熱どんでん返しからのうぉぉぉぉぉ!ってなるので期待してなかった分最高の印象。
 素材を消費してその場で柵や壁を錬成でき、これを利用しての戦いがかなり楽しい。狭い道まで撤退してフェンスを作ってゾンビを防ぎ、その後ろから槍で突くとか、地形にさらに地形を作っての臨機応変な防衛線は独特。
 また霧の中にいろいろ探しに行くのだが、その霧の向こうのでかい影が、なんかゆっくり動いてきて、近づいたときに、それがどでかい化け物の陰だったのが分かるというのを、ムービーでなくゲームプレイ中に気づけるようになってるのは、最高の展開だった。こういうにくい演出が上手く、フルプライスで当時買っても後悔はなかった。
 ただ、まあ、今3000円以上払って買っていいかと言われると、マルチの人も減ってるだろうし、うーんという感じ。セーブデータが1個しか作れないのもダメ。2000円以下だったら間違いなく買いなんだが。

シルバー事件(-75% 495円)
シルバー事件25区(-80% 435円)

 須田ゲー最初期と最も切れてた時代の2作。シルバー事件は体験版をプレイするのを推奨。
 基本はルート分岐のないADV。近未来の刑事もの。凶悪犯罪が報道等を通じて伝染する世界で、犯人が病原菌をまき散らす前に処分する、凶悪犯罪課がメイン。
 体験版で世界観は説明されるのだが、基本は非常にできのいい刑事ドラマ、なのだが、少しずつ、カムイと、それにまつわる陰謀の話に、主人公がどんどん巻き込まれていく。須田節全開のキレッキレなセリフ回しはこのころから既にあるが、ストーリーは結構分かりやすい。入門編。1話から3話まではかなり王道に刑事ドラマ。
 雰囲気としては、伝説の刑事ドラマ「ケイゾク」に近い。まあ1999年のゲームだしね。ただ先見の明が鋭すぎるため、そういう意味でも遊んで楽しいと思う。PSYCHO-PASSとも似てるのかな? まあ、時代的には逆なんだろうが……。
 25区の方は続編。こちらは2005年発売だった。シルバー事件を更に鋭く研いだような、キレッキレすぎる、妖刀のようなセリフ回しとストーリーになっている。こちらもおすすめ。

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